後見。みんなが幸せになるために。

母を捨てることになるのだろうか。私がもっとがんばるべきなのか。

彼女は自問自答を繰り返しています。でも、決してお母さんを捨てるための決断になるのではないよ。

特養ホームにいるお母さんが暴言を吐きつづけ、それがあまりに酷いため、そこをでて欲しいと言われた。毎日かかる電話の向こうからは、娘である彼女が一番ひどく詰られ（なじられ）、怒鳴られる。彼女はとうとう自分自身が震えるほどの恐怖感でいっぱいになってしまった。

精神科も保健所も役所もいろいろなところに行き訴えるが、なかなか解決に繋がらない。
でも、ようやく、ここで光が差し始めてきた。

後見人の方についてもらうことで、彼女自身とその家族のつらさを緩和できるようにしようと話がすすみ始めたのだ。

後見も、家裁で正式に受ける後見と、そこに行かなくても受けられる任意後見がある。
娘さんとその家族が幸せに穏やかに暮らせるようになることは、お母さんにとっても、幸せにつながるはず。その思いを込めて、前に進もう。

あなたとあなたの家族はほんとうによくがんばっているよ。だから、自分を責めなくていいんだよ。

昨日は、市民後見をすすめる「後見の杜」の集いで、彼女の涙ながらの訴えを聞いてくださった方々から、具体的であたたかい方向性が出されました。一緒に行けて、よかった。

五反田にある24階での集い。上から見えた景色は、まさに都会、東京、でした。

帰りに、こんなおしゃれなリンゴとルバーブのケーキとカモミールティーをいただいてきました。だいすきなお友だちといっしょに。