WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

Enviro-News from Junko Edahiro No. 1943 (2011.03.26)より

2011-03-27 02:28:19 | 私らしく生きる。気づきと学び
枝廣淳子氏のメールニュースからの転載です。
http://www.es-inc.jp

どの情報も「その時点での情報」であって、のちに修正・追加等される
可能性がある情報であることをご理解・ご明記いただければ幸いです。



Enviro-News from Junko Edahiro

No. 1943 (2011.03.26)

********************************************************************

★メールニュースはこちらにアップされます★
http://www.es-inc.jp/lib/archives/index.html
★さまざまな震災・原発事故関連の情報や注意など★
http://www.es-inc.jp/news/shinsai.html


福島は加害者ではなく犠牲者なのだから、「福島原発」でなく「東京電力原発事
故」と呼び方を変えよう、というツイッターで回っていた呼びかけにそうだよな
あ、と思い、私もそれから「東電原発事故」と書いています。

さて、東電原発事故以後、原発に対するいろいろな発言や動きが出てきています。

北海道新聞などによると、日本経団連の米倉弘昌会長は16日、東京都内で記者団
に対し、福島第1原発の事故について「千年に1度の津波に耐えているのは素晴
らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」と述べ、国と東京電力を擁護
したとのこと。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/278915.html

時事通信によると、与謝野馨経済財政担当相は22日の閣議後会見で、福島第1発
事故に関連し、「日本中どこの地域を探しても環太平洋火山帯の上に乗っている
国だから(地震が多いという)その運命は避けようがない」と述べた。これは原
発推進の立場から、地震が多いことは原発を止める理由にならないとの考えを強
調した発言で、同相は「将来とも原子力は日本の社会や経済を支える重要なエネ
ルギー源であることは間違いない」と語り、あくまでも原発を続けるべきだとの
考えを示した、とのこと。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011032200270

ブルームバーグによると、原子力安全・保安院の西山英彦審議官は22日、ブルー
ムバーグ・ニュースとのインタビューで「少なくとも今回のような自然災害が起
こるという前提のもとで政策を推し進める必要がある。原子力は人類にとっては
どうしても必要だからどうやって人々に受け入れられるかを考える必要がある。
慎重論が勢いを増すことは間違いが、必要であることは間違いない」と述べたと
のこと。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920009&sid=aR2YOX6q8_x4h


同時に、原発立地地域でもさまざまな動きが出てきていますね。「日本の原子力
政策やエネルギー政策は、今回の原発事故を受けて、どう変わるのか?」という
問い合わせが世界からやってきます。少しでも国内の動向を伝えようと、JFSで
は日本語/英語で新しいページを立ち上げました。

原発事故後の原子力発電所の立地自治体や電気事業者の動きと、政府レベルの原
子力政策の動向をお伝えするページ
http://www.japanfs.org/ja/energyshift.html

●原子力発電所の立地自治体・電気事業者の動向

●日本政府の原子力政策の動向

> 2011年3月11日に発生した巨大地震は大きな被害をもたらすと同時に、この地震
> ・津波により、東京電力福島第一原子力発電所で大きな原発事故が起こってしま
> いました。今回の原発事故を契機に、日本国内でも原子力発電のあり方を見直そ
> うとする機運が高まっています。原子力発電所の立地自治体や電気事業者の動き
> と、政府レベルの原子力政策の動向についてお伝えしていきます。
>
> できるだけリアルタイムで動向を伝えるために、日本のメディアで報道されてか
> ら、3日以内で日本語での要約→英訳→本ウェブページへのアップまで行いたい
> と努力しています。ただし、JFSはボランティア中心で運営しているため、対応
> 能力に限りがありますことをご了承下さい。

同ページの英語版です。
http://www.japanfs.org/en/energyshift.html

海外で、日本の原発動向にご関心のある方がいらしたら、ぜひこちらのページを
ご紹介下さい。

限られた人員で拾えた報道情報の範囲でアップしているため、網羅性は十分では
ないことをお断りしておきます。全部でなくても、一部でも、日本国内の動きを
世界に伝えたいという一念で取り組んでいます。見逃している報道も多いと思い
ますので、お気づきになったら教えていただけたらありがたいです。


さて、日本での東電原発事故を受けて、海外でも原子力発電をめぐる動きが出て
きています。こちらも可能な範囲で拾えた記事の紹介ですが、まとめてもらいま
したので、ご紹介します。世界の動向が感じられることと思います。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~

海外の原子力発電をめぐる動向をご紹介します
http://www.es-inc.jp/news/001964.html

★東電原発事故を受けて、海外でも原子力発電をめぐる動きが出てきています。
報道記事から拾えた分だけになりますが、ご紹介します★

##可能な範囲で拾えた記事を紹介する形で、各国の動向を紹介しています。す
べての記事や動向を拾っているわけではないこと、記事自体の正誤の確認はして
いないことをご了解の上、参考情報としてご覧ください。


##国内の原子力発電所の立地自治体・電気事業者の動向については、こちらを
ご覧ください
http://www.japanfs.org/ja/energyshift.html

2011/03/25現在

<北米>

●米国
米カリフォルニア州エネルギー委員会のメリサ・ジョーンズ事務局長は3月中旬、
州内に2つあるサンオノフレとディアブロキャニオンの両原発の運転許可の更新
手続きについて、「日本の状況が、地質学的にわれわれの原発にも大いに当ては
まると判断された場合、更新されない可能性もあるだろう」との見方を示した。
(共同通信による)

米国の民間機関「憂慮する科学者同盟」は3月21日、福島第1原発と同じ型の米
原発が東日本大震災と同規模の自然災害に見舞われた場合、「福島第1原発と同
じ結果になるだろう」と述べ、重大事故に陥るとの見方を示した。米国に104基
ある原発のうち23基が、福島第1原発の1~5号機と同じ沸騰水型軽水炉。(西
日本新聞による)

オバマ米大統領は3月17日、国内の原発の安全性を包括的に見直すよう、原子力
規制委員会(NRC)に指示したと明らかにした。自国の原発の安全性を強調し
てきた従来方針の転換に当たる。(時事通信による)

<欧州>

●英国
英国では3月18~20日、1,000人を対象に電話による世論調査が行われ、原発の
新設に35%が賛成し、28%が反対していることが分かった。2010年11月の別の世
論調査では、賛成(47%)が反対(19%)を大きく上回っていた。キャメロン首
相は、日本の原発との設計の違いや、英国に地震や津波の恐れがないことを強調
し、「原発は必要」としている。(朝日新聞による)

ヒューン英エネルギー・気候変動相は3月17日、原子力施設検査庁に対し、東日
本大震災による福島第1原発事故の教訓などについて報告書をまとめるよう指示
した。英政府は、老朽化した原発の更新や新規建設を計画している。(共同通信
による)

●ドイツ
ドイツのメルケル首相は、1980年までに建設された同国内の原発計7基を3カ月
間、一時停止すると発表した。(共同通信による)

●フランス
フランスのフィヨン首相は3月17日、同国が製造する原発施設について「一定の
技術水準に満たない国には今後は輸出しない」と述べ、輸出先を制限する意向を
示した。(日本経済新聞による)

●スペイン
スペインのサパテロ首相は3月16日、同国内6カ所で稼働する原発の安全管理体
制について新たな点検を命じた。ただし、現時点では原発の安全性について不安
を抱く必要はないとも強調した。(CNNによる)

<アジア>

●韓国
李明博(イ・ミョンバク)大統領は3月18日、福島第1原発の放射線漏れ事故と
関連し、「韓国も(原発を)一斉点検する契機にすべきだ」と話した。(聯合ニュー
ス日本語版による)
 
韓国政府は、3月20日から4月8日までの20日間、原子力発電所や石油・ガス備
蓄施設などの耐震能力を点検することにした。国内にある21機の原子炉すべてが
対象。(朝鮮日報日本語版による)

韓国の野党・民主党は3月16日、政府が推進する「原子力ルネサンス計画」を正
面から批判し始めた。孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表は同党の最高委員会で「原
発を基本とするエネルギー政策に対しては、根本的な再検討が必要だ」と語った。
原発増設計画は、李明博(イ・ミョンバク)政権の重要政策課題である「グリー
ン成長」のシンボルと言われる。(朝鮮日報日本語版による)

●中国
中国政府は3月16日、国内の原発の安全点検を命じるとともに、新たな建設計画
の承認を凍結する決定を下した。同国では現在13基が稼働、20基以上が建設中。
(AFPによる)

●タイ
タイ政府は3月18日までに、日本などの協力で原発5基を建設し、2020年に1号
機を初稼働させる計画の中止を含めた見直しに入った。(産経新聞による)

●フィリピン
フィリピンのアキノ大統領は、「原発に代わる安全性に問題がない代替エネルギー
を検討していく」として、1984年に完成しながらも、安全上の問題から閉鎖され
ているバターン原発を再開する考えがないことを表明した。(産経新聞による)

●ベトナム
ベトナム科学技術省は、南中部ニントゥアン省で進められている原発建設計画に
ついて、安全対策の研究・設計を徹底し、計画を堅持するという政府方針を示し
た。3月17日にカフェエフが報じた。(サーチナによる)

●マレーシア
マレーシアのムヒディン・ヤシン副首相は3月15日、原発建設計画に対する否定
的意見が国内で増えていることを受け、原発開発が既定路線というわけではない
ことを示唆した。ピーター・チン・ファークイ エネルギー・グリーン技術・水
資源相は、「国民に知らせないまま原発建設に着手することはしない」と言明し
た。(マレーシアニュースによる)

●イスラエル
イスラエルのネタニヤフ首相は3月17日、同国初の商業用原発の建設計画を停止
する方針を明らかにした。(読売新聞による)

●トルコ
ギリシャのパパンドレウ首相は3月18日、地震国トルコが計画している初の原発
建設計画の中止を求める考えを示した。(共同通信による)

現地メディアの報道によれば、トルコのユルドゥズ・エネルギー天然資源相は3
月18日、日本と交渉している原発建設計画について「3月末の交渉期限を延期す
る可能性もある」と話した。原発の計画自体に変更はないとしている。(日本経
済新聞による)

~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の震災以前から、温暖化対策やピークオイルなどを背景に、世界のエネルギー
事情は大きく変わりつつあり、日本も(目をつぶって見ないふりをしている人も
多いのですが)そのまっただ中にあります。

そして、今回の震災・原発事故は、日本と世界のこれからのエネルギー事情に大
きな影響を与えています。影響を受けて、どういう方向に動くのか……?

私たちはどういう方向に動かしていきたいのか?

エネルギーはインフラ事業なので、立ち上げや移行に時間がかかり、「すぐに」
大きく変えることは難しい部分もあります(もっとも、太陽光発電のパネルはす
ぐにつけられますし、風車も数ヶ月で立ち上げられます。水力発電所、火力発電
所はそれよりも時間がかかりますし、原子力発電はもっとかかります)。

「明日からこうして!」というのは難しいとしても、10年後、30年後、50年後に、
日本のエネルギーはどうあってほしいですか?

今回の東電原発事故は、これまで疑いもなく受け入れてきたことや、無意識の前
提としていたことを、「本当にそう?」「そうでないあり方もあるかも」と問い
直し、思い込みをゆるめ、新しい考え方を試してみたりする機会でもあります。

「50年後、100年後の日本のエネルギー」をバックキャスティングで考えたとき、
原子力発電はみなさんの中ではどのような位置づけになっているのでしょうか。



※メールニュースに掲載されている内容・情報はそれぞれのご判断の上、出所
(枝廣淳子の環境メールニュース http://www.es-inc.jp)を添えて、引用・転
載くださってけっこうです。ただ、どの情報も「その時点での情報」であって、
のちに修正・追加等される可能性がある情報であることをご理解・ご明記いただ
ければ幸いです。

*******************************************************************
さまざまな「震災・原発事故関連の情報」を掲載しています~海外の情報、支援
物資受付窓口、ヒントや注意、寄せられたメッセージなど
http://www.es-inc.jp/news/shinsai.html

英語で世界に伝えます~震災情報・海外からの支援のためのポータルサイト
http://www.japanfs.org/en/pages/030700.html

世界からJFSを通じて日本へ寄せられたメッセージ(日本語で読みいただけます)
http://www.japanfs.org/ja/pray4japan/message.cgi

「幸せ経済社会研究所」~幸せと経済と社会との関係を見つめ直す
http://www.ishes.org/

「日刊 温暖化新聞」~情報・考え方、行動・広がりへ! 
http://daily-ondanka.com/

「私の森.jp」~森と暮らしと思いをつなぐ http://watashinomori.jp/

商用での印刷物・ウェブ上での無断複製・転載はご遠慮ください(ご相談下さい)。
お知り合いやMLへのメールでの転送は歓迎です。

このメールへの「返信」は私にだけ届きます。◆添付ファイルは受け取れません
ので、edahiro@es-inc.jp へお送り下さい。フィードバックなどをいただけると
うれしいです。(個別のお問い合わせ等には対応できませんこと、ご容赦下さい)

本メールリストへの登録/登録解消、バックナンバーの取り出しは
http://www.es-inc.jp/lib/mailnews/index.html
アドレス変更は、上記ページで「旧アドレスの脱退」+「新アドレスの登録」を
お願いします。一定期間メールが戻ってくる場合には、こちらで登録削除する場
合があります。 ※アマゾンのアソシエートプログラムに参加しています。

「変える」メソッドを経営へ http://www.change-agent.jp/
「システム思考」に関する情報を提供
http://groups.yahoo.co.jp/group/systems_thinking_byCA/
日本から世界へ情報発信 ジャパン・フォー・サステナビリティ
http://www.japanfs.org/index_j.html

枝廣淳子 edahirio@es-inc.jp
〒156-0055 東京都世田谷区船橋1-11-12 産興ビル3F イーズ
Tel: 03-5426-1128 Fax:03-6413-3762 http://www.es-inc.jp
*********************************************************************

赤ちゃんがえりを超えて「猫」になってしまった次男

2011-03-26 21:16:07 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!


「地震」+「地震でママ忙しい」+「突如、区立保育園に転園」
などのストレス?により、先週から赤ちゃんがえりしている
3歳の次男。




とはいえ、我が家の中では、いちばん明るく、社交性も順応性もある
(他の3人がなさすぎなんだけど)
優等生くんなので、旦那にまかせていたら、
昨日、夜、帰宅したときに

「猫」

になっていました!

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))
クリエーター情報なし
講談社



寝付くまで

「ニャー」

「猫の赤ちゃんだからできません」

「猫の赤ちゃんだからわかりません」


です・・・(^^;


で結局、読み聞かせ地獄+お絵描き地獄が深夜までつづき
今度は、ママ(私ね)いつもの蕁麻疹を起こして、
なんだか大騒ぎのうちに眠りました。

今日1日、べったり甘えて、やっと人間に戻りました。

来週も猫になるのだろうか・・・。アーメン。


環境省メールニュースより「家庭でできる節電方法」&「環境放射線等モニタリングについて」

2011-03-26 21:09:36 | 私らしく生きる。気づきと学び
環境省より、地震対応のお知らせがきました。


平成23年東北地方太平洋沖地震への対応について
http://www.env.go.jp/jishin/index.html


・節電へご協力を 「家庭でできる節電方法」
http://www.challenge25.go.jp/setsuden/
   (チャレンジ25)

・環境放射線等モニタリングについて
http://www.env.go.jp/jishin/houshasen.html

復旧を超えて・・。転んでもただでは起きない日本人

2011-03-26 13:31:59 | 私らしく生きる。気づきと学び
震災と同時に原発のパンドラの箱も開いた今回の危機。

予断をゆるさない状況、被災地のご苦労を思うと
胸がつぶれそうになります。

被災者の方々へ心よりお見舞い申し上げます。

それでも、なお、「希望」は捨ててはいけないと強く思います。
私たちには「よりよくなることが出来る」と私は信じています。

今、大変な人は頑張らなくても良いけれど、
悪いことは長く続きません。
状況は変わるものであり、終わらない悪夢はありません。

もともと、日本人は転んでもただでは起きない人種です。

敗戦後、廃墟の中で打ちのめされた人たちは、
それでも生き続け、前に進み続けました。

未来は予測ものではなく、自ら選び取るもの。
私たちの未来を、みんなでつくりあげていきましょう。



自然エネルギーが活躍する時代へ「震災を耐えた、ウィンド・ファーム」 (枝廣淳子の環境メールニュース)

2011-03-26 13:04:08 | 私らしく生きる。気づきと学び
枝廣淳子の環境メールニュース http://www.es-inc.jpより転載させていただきます。
読みやすいよう、改行をさせていただいています。
どの情報も「その時点での情報」であって、
のちに修正・追加等される可能性がある情報であることをご理解・ご明記いただければ幸いです。


※※ 以下、転載 ※※



自然エネルギーが活躍する時代へ~
「日本の震災を耐えた、実証済みのウィンド・ファーム」など(2011.03.24)



★メールニュースはこちらにアップされます★
http://www.es-inc.jp/lib/archives/index.html
★さまざまな震災・原発事故関連の情報や注意・ヒントなど★
http://www.es-inc.jp/news/shinsai.html

今回の震災・東電原発事故を受けて、「原発依存はやめたほうが安全じゃないか?」
という声が広がっています。でも、「自然エネルギーは大事だけど、エネルギーの
大きな部分を占めることは無理なんじゃないか?」と思っている人もたくさんいます。

ちょっと横道にそれますが、「自然エネで全部をまかなうのは無理だ。だから自然
エネはだめだ」という方に出会うことがあるのですが、どう思われます? 

中長期的には自然エネですべてをまかなえるという計算もあります。
それに、何のエネルギーだって、1種類だけですべてを、と考える必要はないのでは?
オール・オア・ナッシングでなくても、自然エネが望ましければ、その割合を少しずつ
増やしていき、望ましくない種類のエネルギーを少しずつ減らしていけばいいのでは?

それに、そもそも、「エネルギー需要が右肩上がりで増え続ける限り、どのエネルギーを
持ってきても、満たし続けるのは不可能」なんじゃないかな?

そんなことを思いながらも、それでも世界の状況から、「自然エネルギーが主役の時代」
が到来しつつあることを感じます。

昨日の「日刊 温暖化新聞」のトップ記事を見てください~。

2011年03月24日世界の風力エネルギー市場、2011年から再び成長の見込み
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110324_1.html

そして、飯田哲也さんのツイッターより

> 太陽光が原子力を越える日。22日の12:30、一瞬ですが、ドイツでついに太陽光
> (12.1GW)が原子力の発電量(12GW)を超えたそうです。原文はドイツ語です
> http://bit.ly/icRGwE

そして、「震災後の日本」でも、停まってしまった(どころか原発震災を起こしてしまった)
原子力発電を横目に、自然エネルギーが着々と電力を生み出してくれていることをご存じでしたか?
電力会社は風力発電事業者に対して、東日本の電力不足を補うために可能な限り稼動率を
上げるよう依頼しているとのこと。

海外のメディアでそういった観点が取り上げられています。
緊急和訳チームが訳してくれた内容をお伝えします。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ハフィントンポスト 2011年3月17日 2:34pm 
http://www.huffingtonpost.com/kelly-rigg/battleproof-wind-farms-su_b_837172.html

日本の震災を耐えた、実証済みのウィンド・ファーム

ケリー・リグ
気候に関する国際行動キャンペーン(Global Campaign for Climate Action)
エグゼキュティブ・ディレクター

世界中がかたずをのんで福島原発危機の行方を見守る中、まだ報道されていない前向きな
ニュースがある。

風力発電は地震や津波には耐えられないという批判をよそに、日本の風力発電は稼動を続けており、
福島原発危機の間にも電力を供給している。

写真(キャプション:日本の風力発電所)

日本風力発電協会の国際部会長で、日本風力エネルギー協会の上田悦紀氏から直接聞いたところ
によると、地震および津波による風力発電設備への被害は、会員企業から報告されていないとの
ことである。震源から約300キロメートルに位置する茨城県神栖の半洋上風力発電所も無事だった。
晴れて耐震“実証済み設計”となったのだ。

上田氏は、日本の風力タービンのほとんどが、フル稼働していることを認めた。実際、電力会社は
風力発電事業者に対して、東日本の電力不足を補うために可能な限り稼動率を上げるよう依頼して
いる。

ユーラスエナジージャパン社によれば、現在8カ所の風力発電所で合計17万4900キロワットが稼動
している(東日本の11カ所の風力発電所の総発電容量の64%)。

残りの3カ所(釜石 4万2900キロワット、滝根小白井 4万6000キロワット、
里美牧場 1万20キロワット)は地震と津波による送電網被害のために操業停止中だが、里美牧場
は数日中に操業再開予定だ。釜石市は津波による甚大な被害を受けているが、風力発電は海抜900
メートルの山間部に位置しているため、安全である。

日本最大の風力発電事業者であるユーラスエナジージャパンは、福島原子量発電所を運営する東京
電力の子会社であり、国内にある風力タービンのおよそ22%を所有している。同社は目下、多様な
供給源を所有していることを喜んでいるだろう。

東京株式市場は危機を受けて急落しているが、日本風力開発株式会社の株価は3月11日の31,500円
から3月16日には47,800円に上昇している。

写真(キャプション:震源から300キロメートルの茨城県神栖風力発電所
(提供:株式会社ウィンド・パワー・いばらき)

米国でおなじみの絵本『The Little Engine That Could(がんばってやりとげたちびっこ機関車)』
みたいに、ここでも“ちびっこエンジン”はがんばって、その力を発揮しているのだ。

読者のみなさん、福島原発危機は将来の世界中のエネルギー政策にどのような影響を与えるとお考え
になりますか?

(以上)

※翻訳してお伝えする情報は、原文通りに訳したものとなります。原文に誤りがある場合でも、
著者に確認し修正してもらうことはできないため、翻訳にも事実と異なる部分が残っている場合
があります。
その点ご了承の上、お読み下さい。

~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~

そして、日本の各地で、被災地でも、“ちびっこエンジン”たちががんばっています。そんな様子と
「しなやかに強い社会・日本」のイメージを、NPO-EEネット理事長の柴田さんのメーリングリストへの
投稿から、快諾をいただき、ご紹介します。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~

仲間の震災対応で遅くなりました。12日に私が代表をしているNPO-EEネットの若いメンバーが、
太陽光持参で、栃木県足利工大のメンバーと合流して東北エリアに3日間行ってきました。
少しはお役に立ったようです。今、太陽光発電+LED+バッテリーの安価なシステムを製作中です。

岩手の知人、友人も、皆、何とか無事でした。地熱エンジニアリングの友人もガソリンがないって・・・
太陽光も自立運転していますので、EVがあれば問題ないので、こちらで作っているコンバージョンEV
を持っていければと感じました。

東北の復興は、再生可能エネルギー&省エネ+コンバージョンEVだと思います。
関西などからたくさんの中小企業の技術者が、東北エリアに入り、リペア、リエンジニアリングの技術を
駆使して、かっこいい手作りEV、太陽光、マイクロ水力、地熱などをつかい、ローカルスマートグリッド
を立ち上げます。そうすれば、東北の方々に生きる希望が持てると思います。その後、数年後にできる
スマートグリッドに繋げば、真のスマートコミュニティ(持続可能な社会)ができると考えています。

CDMも国内CDMになったように、日本の中小企業たちが、頑張って、国内ODAを実現させ、青年海外協力隊も、
国内に派遣します。そうすれば、一年以内に東北エリアは復興すると思います。復興とは、被災した方々の
魂が元気になり、希望が持てることだと思います。

その後、東北エリアで鍛え上げた若者たちが中心になって、ODA、青年海外協力隊として、後進国の方々の
お役に立てることができます。

今月3月9日から、私どもがNPO-EEネットが主催して、スマートコミュニティのセミナーを関西で開催して
おります。3月29日にも第二回が開催されます。震災の後ですが、あえて中止せず、ローカルスマートグリッド
の視点で、東北関東大震災の被災にあった方々と何ができるかをディスカッションしようと思っております。

NPO-EEネット
http://www.npo-eenet.jp/

ボランティアの方々も大切ですが、中小企業の経営者、リーダーの方々が、システマティックに動けば、
復興は早いと思います。
大企業のような大きな軍隊は組織できませんが、私ども中小企業は、軍曹の集まりのような集団です。
ですので、SWATのような特殊部隊を組織できます。
GREEN SWATです。何か、東北の皆様のお役に立てればと思います。

株式会社 エイワット柴田 政明

~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「復旧」というと、元の状態に戻すイメージですが、東北も日本も「復旧を超えて」、
元の状態よりも望ましい地域・エネルギー・経済・社会・国を作っていくのです。
みなさんもぜひご一緒に!

※メールニュースに掲載されている内容・情報はそれぞれのご判断の上、
出所(枝廣淳子の環境メールニュース http://www.es-inc.jpを添えて、
引用・転載くださってけっこうです。ただ、どの情報も「その時点での情報」であって、
のちに修正・追加等される可能性がある情報であることをご理解・ご明記いただければ幸いです。


※※※ 引用ここまで ※※※


枝廣淳子の環境メールニュースは、マスメディアが報じない情報、海外の最新の情報が読める
貴重な情報源です。
この機会にぜひご購読をお薦め致します。

登録はこちらから・・・。

http://www.es-inc.jp




pray for Japan

2011-03-24 21:29:06 | 私らしく生きる。気づきと学び
ジャパン・フォー・サスティナビリティーの中にある
海外からの励ましの声を掲載してくれているサイト


http://www.japanfs.org/ja/pray4japan/message.cgi

を読むのが、最近の日課です。

こんなにも多くの方々が日本を想い、応援してくれている。

だから、希望を持って、毎日を生きていこうと思います。



私も被災者の方々のことを、想って、私も祈ろうと思います。

そして、被災地の方々に早く支援が届くよう頑張ります!



久しぶりのアクセスランキング

2011-03-24 21:22:11 | このブログについて・お知らせ
1 2万5千年の荒野             84 PV
2 トップページ         53 PV
3 災害時も役立つ 「エネループ ランプ」 27 PV
4 Enviro-News from Junko Edahiro/No. 1934 .22 PV
5 希望 19 PV


「2万5千年の荒野」強し・・・。


以前、ずっとアクセスをチェックしていた頃、
「ユリウスカエサル」と「鮎爺」がだんどつでしたが。


老後の夢

2011-03-24 00:15:35 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
「肩書き、会社の看板さらりと捨てて」
という野鳥公園にあるボランティアの看板が
私は大好きです。

早く定年迎えて、
会社の看板、さらりと捨てて、
ボランティア活動、
駄文書き、
写真撮影、
家庭菜園、
森づくりをしたい。

早くこないかな・・定年。













うさちゃん花~!

2011-03-23 23:53:28 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!


●おまけの写真
(著作権フリー)





そうそう、このブログの写真なんですが、
肖像権のあるもの、
家族の写真、商品の写真以外で
私が撮った、花とか動物とかは
無料で使って下さいね。

めんどくさくなかったら、このブログにリンクはって
いただけると嬉しいです。

でも、タイトル長くて、めんどうだよね。
つけた本人も、よくスペル間違えるんだよね~。(^^;


赤ちゃんがえり?

2011-03-22 23:13:33 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
あのしっかりものの、
ちゃっかり次男が、
震災&保育園転園
(区立の二次募集にひっかかったのです)
ストレスで、
超赤ちゃんがえり・・・。



以外にデリケートなのねえ。

ずっとひっついて離れないので、
背中が・・というか身体が重い~。
(もともと重いけど)
4歳児対応、だっこ紐?
はたまたカンガルーになりたい。



会社の方が楽なような気がする今日この頃。

はやく、「しまちゃん」でも「しんちゃん」でもいいから
元に戻ってくれいっ。





希望

2011-03-22 22:07:18 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!


パンドラの箱の中から最後に出てきた「希望」。

これほど、今の私たちにとって大切なものはありませんが、
希望を持ち続けることは簡単ではありません。

普通の世の中であっても、
皮肉やさん、悲観的な人が
「そんなことできっこないよ」
「悪いことが起こるにきまっている」
とかいいますし、

「お前が悪いんだ」
などと人を責める人、
馬鹿にする人もいます。

また、私たちの心も、不安になったり
「私は駄目だ、私が悪いんだ」
などと自分を責めたりすることがあります。

その上に、今の日本は、震災、原発をはじめとする、
絶望的なニュースに満ちています。

悲観的にならない方がおかしいと思います。

でも・・・。

ヘレン・ケラーは?ワンガリ・マータイは?
フランクルは収容所の中でも希望を持ち続けた・・・。

ならば、私たちが、
希望を持たない道理はないように思います。

私の尊敬するドネラ・メドウス博士と
枝廣淳子氏は、
「どんなときでも」希望を捨てません。

地球の法則と選ぶべき未来 ドネラ・メドウズ博士からのメッセージ
クリエーター情報なし
武田ランダムハウスジャパン


「私たちにはもっとよくできる力がある」
とどこまでも信じ、
それを伝え続けてきました。

今回の震災で喪われた命を、被災者の気持ちを考えると
胸が張り裂けそうになるけれど、
少しだけ泣いたら、まだ私たちにできることを
はじめましょう。

そして、少しでも周囲の方々が希望を持てるよう、
助け合っていければと思います。







こういうときこそ、心を柔らかく・・。難しいかもしれませんが。

2011-03-21 19:23:32 | 私らしく生きる。気づきと学び
http://www.solutionfocus.jp/

の中に
●安心のための行動ポイント
「自分の心を静めたい」「まわりにいる子供を安心させたい」と願う方へ

という、まさに「今知りたい」という情報が載っていました。


阪神淡路大震災の時に被災地で活躍された前川あさみさん(臨床発達心理士)が
書いてくだ さった安心のためのいくつかのポイントを伝えて下さっています。

前川 あさみ さん(臨床発達心理士 臨床心理士)のHP
http://homepage3.nifty.com/mayekawa/asami/

詳細は、ウェブサイトをご覧いただきたいのですが、

http://www.solutionfocus.jp/

個人的に参考になったのは、

※※※ 以下引用 ※※

【テレビの被災地の映像に長時間さらさないようにしてください】
こんな時期にと思われるかもしれませんが、
アニメやビデオを見る機会を与えてください。
これは大人にも大切なことです。
このような状況では誰もが無力感を味わいます。
そんなとき、「選択できること」というのは
コントロール感を少しだけ取り戻せます。
「この番組しか見ない」、「今はこれを見なさい」などと決め付けないように。



※※※

という部分です。
我が家はアニメはあまり観ませんが、
「選択の自由」は与えるようにしました。
特に「ニュースを観たくない」
しかも、ママがニュースをみないで一緒にいてほしい(^^;
というお願いを聴き入れて、
仕事の情報収集よりも子供を優先しました。
また、
「週末は緑に触れる」
という習慣は守りました。




これは、ある意味、自分を守ることでもあると思います。

※※※ 引き続き引用 ※※

【大人自身が自分を大切にすることです】
こうした災害によって心が傷つくことがありますが、
全員がPTSD になるわけではありません。
傷ついても、人間に備わっている回復力によって、
心の傷を乗り越えることはできます。

その力を発揮できるようにするためにも、
大人のほうも自分のことを大切にすることを意識してください。
前述したように、大人も違う番組をみたり、
テレビをしばらく切ったりするように
します。不安は興奮状態をひきおこし、
一見、「自分は元気」
「むしろふだんより何かやれそう」などと思うものですが、
心はとても疲れています。
時間を見つけて、少しでも横になるようにしましょう。

2.大人たちへ
こうした自然災害を乗り越えるのは、長い過程です。
自分自身に対して、以下のことを大切に。

【こういうときは、まるで「自分は大したことができていない」、
「全く価値がないかのように感じる」ということがよくあります】

不安はごまかさなくて良いのです。
大人だって不安になります。不安は悪い感情ではありません。
この感情があるから、人間は慎重になれるし、周りを観察しようとしますし、
情報を得ようとします。自分を守ろうとするときに大事な感情です。
不安な人が人の役に立たないということはありません。

他者と痛みを共有し、一緒に立ち上がり、支えあうことを実現する
大事な感情なのだということを、忘れないでください。

【こういう時こそ、「やわらかい心を意識してもつ」ことです】
極端な情報の解釈を人に押しつけたり、
偏った情報から「こうなんだ」と結論を急いだりしないようにしましょう。
こういうときには、ストレスからささいなことで人や状況に
腹がたつこともあるかもしれませんが、
今、悪者や敵を作らないように意識してください。
協力しあう仲間がいることを理解し、
多々不手際や不便なことがあっても、
「限界のある中で頑張っている」という
思いで、他者への感謝を忘れないように心がけましょう。

※※ 引用、ここまで ※※

こういう状況下でやわらかい心を持つのは難しいことかも
しれません。
「それどころではない」
という方もいらっしゃるかもしれません。

でも、ちょっとだけ・・やわらかく・・。

私も心がけてみます。

それが周囲や子供たち、何より自分を救うと信じて




災害時も役立つ 「エネループ ランプ」

2011-03-21 10:48:25 | 私らしく生きる。気づきと学び
「ヤシマ作戦」「ウエシマ作戦」参加者のみなさまにも
強力な味方である、エネループほか「繰り返し使える製品」。

今「エネループ系」は非常に人気が高いようですね。

2009年に投稿した「エネループ ランタン」の記事に
アクセスが多く、驚きました。
http://blog.goo.ne.jp/mamiko-kouhei/e/a06732ba51169acbca7b30aa49af60f0

(同商品は現在、国内での販売をしているかどうかわかりません。
ただ、今、あったらいいなと思いますよね)

ランタンを探しているうちに「エネループランプ」を発見。
災害時も役立つことが判明したのでご紹介いたします。

くり返し使えるというエネループの特徴を備え、
日常の3シーンで使える充電式の灯り。
普段はインテリアライトとしてベッドサイドなどで使えます。




地震などの災害時には懐中電灯として活躍してくれる、
心強い存在です。




3つの用途を1つにしたのが、この一輪挿しのようなデザイン。

充電器に置いて使えば、
白い光のインテリアライトや青い光のヒーリングライトの役割を果たす。
先端の細い部分を握って持ち上げると懐中電灯に早変わり。
緊急時に使えるようにと
「充電器から落下すると自動的に点灯する」
「円筒状ではなく、転がりにくい形状」など、
さまざまな工夫が施されているのも特徴です。
置くだけで充電を開始する無接点充電方式のため、
いざという時に充電切れという失敗がありません。

●詳しくはこちら

http://jp.sanyo.com/eneloop/