WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

SONGS FOR JAPANよりU2「Walk On」

2011-03-27 22:54:44 | 私らしく生きる。気づきと学び
『SONGS FOR JAPAN』の中に
U2「Walk On」が入っていました。

昔、よく意味もわからないまま、
U2にはまった時期がありました。

たぶん、その頃のすさみっぷりと波長が
あったのだと思うんだな。

心が洗われるような美しいだけの音楽には
決してないものがU2にはあり、
だからみんなも惹かれるのだろうけれど、

今回「Walk On」を聴いていて、
「ああ、アタシ、ホントは歩くことに
疲れていたのね」
「こうこりごりだと思っていたのね」
と悟りました。

聴きながら、いいこぶった自分を
一度解き放って、誰もいないところで
心の中で中学生の頃のようにぐれまくって、
荒んだ悪い子になって・・・。

そして、やはり「歩きつづけよう」と
明日思うのだろうな・・・。

みなさんも、明日になったら、
歩きつづけようと思えますように!

おやすみなさい。

今日も、お祈りをしながら。

Walk on / Big Girls Are Best / Beautiful Day
クリエーター情報なし
Universal Import




スマフォの機能を災害に生かす

2011-03-27 20:10:14 | 私らしく生きる。気づきと学び
相変わらずビジネスでいまひとつ
使いこなせていないスマフォ。

しかし・・今回の震災で、
ちょっこし便利機能があることがわかりました。

●懐中電灯
⇒あくまでも非常用ですが、懐中電灯かわりになるソフトが複数あります。

●コンパス
⇒普通のコンパスと同じです。

●徒歩用のナビ
⇒自分がいる場所がわかります。

●私は使っていませんが、震災直後、電話が普通だったとき、
スカイプはスイスイつながったそうです。
(インターネットがつながっていたら・・の話ですが)

しかし、これらの機能も、電源がなくてはアウトです。

ということで、携帯式の予備バッテリーを買い足しそう、
と思ったら、みんな同じことを考えていて、
なかなか手に入らず・・・。
ちょっと気づくのが遅かったようです。

あとは、まあ、基本的には、携帯ではなく小さなパソコンですから、
いろんなことができるんだろうと思います。

あくまでも電気あってのことですが・・・。

こちらもみなさん教えていただければ幸いです。

m(ーー)m


計画停電経験者に学ぶ

2011-03-27 19:58:31 | 私らしく生きる。気づきと学び
計画停電経験者からのノウハウが、
メールやブログツイッターなどで入ってきて、
前回の備えだけでは足りないことが判明しました。

●我が家に足りないもの

1・食事のとき用のランタン
(子供がいるので蝋燭は危険と判断)


【計画停電対策/吊下げ】ソーラー充電可能 LEDランタン36灯 ソーラー付き ランタン36灯 緊急時などにも※4月上旬より順次発送予定。入荷日が若干前後する場合がございます
クリエーター情報なし
KBO


2・防水の懐中電灯

3・独立電源ラジオ

3は即購入。1と2は、こんなときでも
コスパに拘る旦那が検討中。

計画停電経験者のみなさま、貴重なノウハウを
有難うございます。

他にも何かあったら教えていただければ幸いです。

「放射線に関する情報を(少しでも)自分で判断できる力をつけるために」

2011-03-27 12:43:20 | 私らしく生きる。気づきと学び
こちらの情報については、転載が大丈夫と書いてありますので。
少しでも多くの方に読んでいただけるよう転載させていただきます。

出所:枝廣淳子の環境メールニュース http://www.es-inc.jp


どの情報も「その時点での情報」であって、のちに修正・追加等される可能性がある
情報であることをご理解いただければ幸いです。

また、このひとつ前の1944号は、「震災でGDPがのびる」という、
「GDPが何か」ということを思い知らさせてくれる情報が入っています。

こちらは引用が多く「転載には了解が必要」と書いてあるため、
転載は控えさせていただきます。

「福島原発事故」を「東京電力原発事故」と言いかえるのは大賛成です。
ただ、福島に家のあるうちの旦那いわく
「原発は事故が多いから区別がつかなくなる」
とのことでした・・・・。


Enviro-News from Junko Edahiro No. 1945 (2011.03.27)より


「放射線に関する情報を(少しでも)自分で判断できる力をつけるために」

★メールニュースはこちらにアップされます★
http://www.es-inc.jp/lib/archives/index.html
★さまざまな震災・原発事故関連の情報や注意など★
http://www.es-inc.jp/news/shinsai.html



テレビも新聞もネットでも、原発事故とそれがもたらす危険性についての話がいっ
ぱいです。自分自身の体や子どもたちのことを考えても、心配で仕方ありません。
メディアやネットを見るとは、いろいろな“専門家”がまったく違うことを言っ
ています。

そんな状況の中で、「どれを信じたらいいのか?」「放射線って、よくわからな
い」「何が危ないのか、何を見ればよいのか、どう判断すればよいのか、わから
ない……」という方も多いのではないかと思います。

私も「放射線」については素人です。放射線の話はフクザツでよくわからない。
でも、「素人だからわからないー」とあきらめて、政府の見解を鵜呑みに信じる
のは危険ではないか? 少なくとも自分で少しでもリスクを理解した上で、判断
し、行動したい、と思います。

そこで、まずは自分の理解のために、専門家に教えてもらいながら、できるだけ
(自分でわかるぐらい)わかりやすく、シリーズで放射線について書いてみるこ
とにしました。

特に、ごっちゃになりがちなものを「区別する力」をつけていきたいと思います。
そうすれば、(意図的かどうかは別として)ごっちゃに報道されている情報を、
少しでも自分で位置づけ、見分けていくことができるようになります。

私自身が「これが安全レベルです」「こうすべきです」と“勧告”“提案”する
ことはできませんし、しません。あくまでも、基本的なことを説明し、情報を自
分で読み取り判断する力をつけるために、どこに気をつけたらよいか、自分で
「なるほど」と思ったことを紹介していきます。同じデータに対しても、さまざ
まな受け取り方があるということも紹介していきます。

調べつつ、専門家に教えてもらいつつ書いていますので、不十分なところもあり
ますし、随時修正・追加していくことになりますが、それでも素人仲間(?)の方
々がそれぞれの判断力をつけていく上でお役に立つならうれしく思います。

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「放射線に関する情報を(少しでも)自分で判断する力をつけるために」(その1)
●放射線って何?●

(★この部分は読み飛ばしていただいてもよいです)

(1)原子

「物質を構成している最小の粒子」を原子といいますね。さまざまな物質はさま
ざまな種類の原子がさまざまに組み合わさってできています。発見されている原
子は100種類ちょっと(元素周期表を覚えている方もいらっしゃるでしょう)。
たったこれだけの種類の原子の組み合わせで数えきれない種類の物質ができてい
るんですね。

そしてこの原子は、正(+)の電荷を持った原子核と負(-)の電荷を持った電
子とでできています。

(2)原子核

放射線を理解するには、「原子核」の構造を理解する必要があります。原子核は、
正(+)の電荷を持った陽子と、電荷を持たない中性子とで構成されています。
原子核の性質は、この陽子と中性子の組み合わせによって決まってきます。

(3)放射線

原子核には安定なものと不安定なものがあります。不安定な原子核は、安定にな
ろうと余分なエネルギーなどを放出して別の原子核になります。こうして放出さ
れたものが放射線です。

放射線を放出すると、原子核は別の原子核に変わります。これを原子核の「崩壊」
といいます。崩壊して放射能が半分になるまでの期間を「半減期」といいます。
半減期は原子核の種類(核種)によって異なります。

放射線には、アルファ(α)線、ベータ(β)線、ガンマ(γ)線、エックス
(X)線、中性子線などがあります。

放射線は、目に見えませんし、においもありませんし、熱くもありません。です
から、私たち人間の感覚ではわかりません。そのため、特別な測定器具で測らな
いとわかりません。

これらの放射線が放出されるとき、エネルギーが出ます。この熱エネルギーを用
いて、お湯を沸かし、その蒸気でタービンを回して発電するしくみが原子力発電
です。


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「放射線に関する情報を(少しでも)自分で判断する力をつけるために」(その2)
●「放射線」と「放射能」と「放射性物質」を区別しよう●

混同しやすいのですが(マスコミなどの報道でも混乱していることがあります)、
「放射線」と「放射能」は違います。もう1つ、「放射性物質」も覚えておきま
しょう。
 
蛍が光を発しながらゆらゆらと飛んでいるようすを想像して下さい。

ここでの蛍は、光を発するもの(=「放射性物質」)です。
蛍の放つ光が「放射線」です。
蛍によって、光を発する力(=「放射能」)が違います。強い光を発している蛍
もいれば、弱々しい光の蛍もいますよね。

単位の話を少しだけ(またあとでも説明します)

放射線の量を「線量」と言います。単位は「シーベルト」(Sv)です。
蛍の光(放射線)の明るさ(強さ)を手元で測った値がシーベルトだと思って下
さい。同じ蛍でも、近くにいるか遠くにいるかで、シーベルトの値は変わります。

もう1つ、「グレイ」(Gy)という単位を見聞きすることがあるかもしれません。
グレイもシーベルトも、ともに蛍の光(放射線)がどれだけ手元を照らしてくれ
るか(観測点にどれだけエネルギーを運んでくるか)を表す量です。

放射線にはアルファ線とかベータ線とかガンマ線とかいろいろな種類があります
が、グレイは放射線の種類によらず、ただ観測点に運んできたエネルギーの量を
表します。

でも、放射線はその種類や質によって人体に与える影響が違うので、その違いを
考慮して、グレイを人体に与えるエネルギーの量に換算したものがシーベルトで
す。というわけで、放射線の強さの話のときには、ほとんどの場合「シーベルト」
という単位がついています。

そして、放射能(放射線を放出する能力)の強さを表す単位は、「ベクレル」
(Bq)です。

蛍の種類によって、ベクレルが違います。大きくて元気な蛍ほど、ベクレルが大
きくなります。

「放射線」「放射能」「放射性物質」の違いがわかりましたか? 

報道記事などを読むときには、「これは放射線のことなのか、放射能のことなの
か」と気をつけてみて下さい。

単位を見るのもひとつです。シーベルト(ミリシーベルトとかマイクロシーベル
トなど)であれば、放射線自体の強さの話です。

※1ミリシーベルトはシーベルトの千分の1なので、0.001シーベルト。長さで
も1ミリは1メートルの千分の1ですよね。ミリは「千分の1」を意味します。
1マイクロシーベルトはさらにその千分の1(0.000001シーベルト)です。

ベクレルと書いてあれば、放射性物質の放射能(放射線を出す力)の話です。

「放射能を浴びる」という表現を見聞きすることがありますが、3つの区別がつ
くようになっていれば、「放射能を浴びるとは言わないよなぁ。“放射線を浴び
る”または“放射性物質を浴びる”ということだよなあ、どちらなんだろう?」
と考えることができます。

この2つは大きく違います。「放射線を浴びる」なら、浴びた時間だけ影響を受
けますが、「放射性物質を浴びる」だと、その放射性物質を取り除く(=除染)
まで、その放射性物質が出す放射線の影響を受けることになるからです。

「原子炉から放射線が漏れた」という場合、通常は、原子炉内から放射線が外に
出ている状況を指します。原子炉の外に放射性物質が出て、それが放射線を発生
している場合は「放射能漏れ」です。

放射線が漏れているのか、放射性物質が漏れているのかは、大きな違いです。で
も、報道でも混同している場合があるので、「どちらのことかな?」と気をつけ
て読みましょう。

シリーズ次回は、「一瞬浴びる放射線の影響」と「ある時間浴びる放射線の影響」
の区別について説明します。



※メールニュースに掲載されている内容・情報はそれぞれのご判断の上、出所
(枝廣淳子の環境メールニュース http://www.es-inc.jp)を添えて、引用・転
載くださってけっこうです。ただ、どの情報も「その時点での情報」であって、
のちに修正・追加等される可能性がある情報であることをご理解・ご明記いただ
ければ幸いです。

太陽光発電、エネループ等、カセットコンロなど。電池の買占めは???夏に備えて節電体質になろう!

2011-03-27 12:21:31 | 私らしく生きる。気づきと学び
「節電の神様」(というか節電マニア?)のうちの旦那。
「災害恐怖症」でもあるため、ふだんからの備蓄もあり、
特に困ることなく日常をおくっています。

しかし
「パパ偉いでしょ~」
と胸をはる彼が
「いやはや、ぬかりましたよ」
と言っているのが、
「太陽光発電」の導入が遅れたこと。

しかし、今からでも遅くないので、至急導入します。

昨日、夏に向けての節電計画を話していて、
例によって、すだれやよしず、緑のカーテンの話をする中で
なぜか「オール電化」の話になりました。
我が家は、オール電化などはなから考えていませんでしたが、
考えなくて良かったという話になりました。

ご存じの通り、オール電化のメリットは、

1.光熱費の大半は給湯に使われており、電気温水器(エコキュート)は
安い夜間電力を使うことで給湯費用が大幅にコストダウンできる。

2.電気とガスを併用しているとどちらも使用量にかかわらず基本料金がかかるが、
一本化すれば基本料金が節約できる。
ガスを使わないと電気料金にオール電化割引という割引が利用できるので、
IHクッキングヒーターも併用するのがお得。

3.特にプロパンガスは単価が高いので節約効果が大きい。
また、家族が多くて光熱費がかかる、これから子供が大きくなって光熱費がかかる
ことが予想される。そんな家庭では特に有利。

4.IHクッキングヒーターは掃除が楽。

※※※

しかし、今回のように、「計画停電」となったときに、
オール電化の家は、「調理ができない」「お風呂に入れないかもしれない」
という事態になってしまうのですよね。

だから、何事も「ひとつのもので賄う」のは危険だなあと思いました。
自分で考えて、ご家庭のエネルギーも考えるのが、大切ですよね。

話はそれましたが、太陽光発電。

今回、停電時に使えない家庭が続出したようですが、
備えておけば、ちゃんと停電時にも電気が使えます。
(発電していなければ使えませんが・・・)

じゃあ夜はどうしよう・・と考えていて、
「やっぱりエネループ系かな」と思いました。
要は、貯めておいて、夜使える照明を少しだけ準備すればよい。
(どうぜ、夜は寝るのですから)

電気はこれでよし。

灯油を買いだめしない程度に備蓄
夏の夜は冷房しないのでたぶん大丈夫。
(涼しい系の寝具で備える)

照明はエネループ系。

あとは調理です。

電気、ガスともに止まったときに、
仮に家が建っていたとしたら、
現実的にはガスコンロかなと思っています。
こちらも買い占めない程度に備蓄済み。

少なくとも計画停電に関しては、
エネループ買って、ある程度の数充電しておけば、
備えられますし、
それより悪い事態になったとしたら、
電池の買占めでなんとかなるものではないレベルかとと思いますが。

どうなんでしょうか?


とにかく、今、私たちにできることは
「買占め」ではなく「節電」です。

いろんな知恵を備えて、夏の電力需要のピークに備えて、
節電体質になることです。

現在30パーセント節電できているという報道がありますが、
まだまだいける・・と思います。













それが、私たちの使命なのだから

2011-03-27 02:39:27 | 私らしく生きる。気づきと学び
眠れぬ夜、フェイスブックに、
尊敬する先輩からのメッセージが届きました。

先週何度も自問自答して、
社内からも聴こえてきた声。

「支援はあなたたちにしかできない」

同じことを、包容力ある言葉で
暖かく仰いました。

背中を押されたようにして、
行動への決意をあらたにしました。

「集める」ことについては、今は全社、
いえ、全グループが一丸となってくれています。

そして、募金者や視聴者、そして取材などを通して
被災者に近い人たちから、
「支援を」という声が続々と届きます。

来週、第一弾の発表をする準備はほぼ整いましたが、
すぐに第二弾、第三弾を準備しなければなりません。

こういうときには、どうしても、失敗をおそれて、
人は評論家的になったり、後方支援にまわりがちです。

ただ、専門知識をもった担当者が限られている。
その専門知識をもった人たちは、
今は最前線にいてほしい。

評論はいらない。
完璧じゃなくても良いから、今は提案がほしい。

これまでのキャリアと勉強の結果を結集して、
「行動」「実践」で発揮してほしい。

責任は私たちがとるから、とにかく失敗をおそれないで。

あなたにはそれをする力があるから。

それが、私たちの使命なのだから。


Enviro-News from Junko Edahiro No. 1943 (2011.03.26)より

2011-03-27 02:28:19 | 私らしく生きる。気づきと学び
枝廣淳子氏のメールニュースからの転載です。
http://www.es-inc.jp

どの情報も「その時点での情報」であって、のちに修正・追加等される
可能性がある情報であることをご理解・ご明記いただければ幸いです。



Enviro-News from Junko Edahiro

No. 1943 (2011.03.26)

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★メールニュースはこちらにアップされます★
http://www.es-inc.jp/lib/archives/index.html
★さまざまな震災・原発事故関連の情報や注意など★
http://www.es-inc.jp/news/shinsai.html


福島は加害者ではなく犠牲者なのだから、「福島原発」でなく「東京電力原発事
故」と呼び方を変えよう、というツイッターで回っていた呼びかけにそうだよな
あ、と思い、私もそれから「東電原発事故」と書いています。

さて、東電原発事故以後、原発に対するいろいろな発言や動きが出てきています。

北海道新聞などによると、日本経団連の米倉弘昌会長は16日、東京都内で記者団
に対し、福島第1原発の事故について「千年に1度の津波に耐えているのは素晴
らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」と述べ、国と東京電力を擁護
したとのこと。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/278915.html

時事通信によると、与謝野馨経済財政担当相は22日の閣議後会見で、福島第1発
事故に関連し、「日本中どこの地域を探しても環太平洋火山帯の上に乗っている
国だから(地震が多いという)その運命は避けようがない」と述べた。これは原
発推進の立場から、地震が多いことは原発を止める理由にならないとの考えを強
調した発言で、同相は「将来とも原子力は日本の社会や経済を支える重要なエネ
ルギー源であることは間違いない」と語り、あくまでも原発を続けるべきだとの
考えを示した、とのこと。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201103/2011032200270

ブルームバーグによると、原子力安全・保安院の西山英彦審議官は22日、ブルー
ムバーグ・ニュースとのインタビューで「少なくとも今回のような自然災害が起
こるという前提のもとで政策を推し進める必要がある。原子力は人類にとっては
どうしても必要だからどうやって人々に受け入れられるかを考える必要がある。
慎重論が勢いを増すことは間違いが、必要であることは間違いない」と述べたと
のこと。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920009&sid=aR2YOX6q8_x4h


同時に、原発立地地域でもさまざまな動きが出てきていますね。「日本の原子力
政策やエネルギー政策は、今回の原発事故を受けて、どう変わるのか?」という
問い合わせが世界からやってきます。少しでも国内の動向を伝えようと、JFSで
は日本語/英語で新しいページを立ち上げました。

原発事故後の原子力発電所の立地自治体や電気事業者の動きと、政府レベルの原
子力政策の動向をお伝えするページ
http://www.japanfs.org/ja/energyshift.html

●原子力発電所の立地自治体・電気事業者の動向

●日本政府の原子力政策の動向

> 2011年3月11日に発生した巨大地震は大きな被害をもたらすと同時に、この地震
> ・津波により、東京電力福島第一原子力発電所で大きな原発事故が起こってしま
> いました。今回の原発事故を契機に、日本国内でも原子力発電のあり方を見直そ
> うとする機運が高まっています。原子力発電所の立地自治体や電気事業者の動き
> と、政府レベルの原子力政策の動向についてお伝えしていきます。
>
> できるだけリアルタイムで動向を伝えるために、日本のメディアで報道されてか
> ら、3日以内で日本語での要約→英訳→本ウェブページへのアップまで行いたい
> と努力しています。ただし、JFSはボランティア中心で運営しているため、対応
> 能力に限りがありますことをご了承下さい。

同ページの英語版です。
http://www.japanfs.org/en/energyshift.html

海外で、日本の原発動向にご関心のある方がいらしたら、ぜひこちらのページを
ご紹介下さい。

限られた人員で拾えた報道情報の範囲でアップしているため、網羅性は十分では
ないことをお断りしておきます。全部でなくても、一部でも、日本国内の動きを
世界に伝えたいという一念で取り組んでいます。見逃している報道も多いと思い
ますので、お気づきになったら教えていただけたらありがたいです。


さて、日本での東電原発事故を受けて、海外でも原子力発電をめぐる動きが出て
きています。こちらも可能な範囲で拾えた記事の紹介ですが、まとめてもらいま
したので、ご紹介します。世界の動向が感じられることと思います。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~

海外の原子力発電をめぐる動向をご紹介します
http://www.es-inc.jp/news/001964.html

★東電原発事故を受けて、海外でも原子力発電をめぐる動きが出てきています。
報道記事から拾えた分だけになりますが、ご紹介します★

##可能な範囲で拾えた記事を紹介する形で、各国の動向を紹介しています。す
べての記事や動向を拾っているわけではないこと、記事自体の正誤の確認はして
いないことをご了解の上、参考情報としてご覧ください。


##国内の原子力発電所の立地自治体・電気事業者の動向については、こちらを
ご覧ください
http://www.japanfs.org/ja/energyshift.html

2011/03/25現在

<北米>

●米国
米カリフォルニア州エネルギー委員会のメリサ・ジョーンズ事務局長は3月中旬、
州内に2つあるサンオノフレとディアブロキャニオンの両原発の運転許可の更新
手続きについて、「日本の状況が、地質学的にわれわれの原発にも大いに当ては
まると判断された場合、更新されない可能性もあるだろう」との見方を示した。
(共同通信による)

米国の民間機関「憂慮する科学者同盟」は3月21日、福島第1原発と同じ型の米
原発が東日本大震災と同規模の自然災害に見舞われた場合、「福島第1原発と同
じ結果になるだろう」と述べ、重大事故に陥るとの見方を示した。米国に104基
ある原発のうち23基が、福島第1原発の1~5号機と同じ沸騰水型軽水炉。(西
日本新聞による)

オバマ米大統領は3月17日、国内の原発の安全性を包括的に見直すよう、原子力
規制委員会(NRC)に指示したと明らかにした。自国の原発の安全性を強調し
てきた従来方針の転換に当たる。(時事通信による)

<欧州>

●英国
英国では3月18~20日、1,000人を対象に電話による世論調査が行われ、原発の
新設に35%が賛成し、28%が反対していることが分かった。2010年11月の別の世
論調査では、賛成(47%)が反対(19%)を大きく上回っていた。キャメロン首
相は、日本の原発との設計の違いや、英国に地震や津波の恐れがないことを強調
し、「原発は必要」としている。(朝日新聞による)

ヒューン英エネルギー・気候変動相は3月17日、原子力施設検査庁に対し、東日
本大震災による福島第1原発事故の教訓などについて報告書をまとめるよう指示
した。英政府は、老朽化した原発の更新や新規建設を計画している。(共同通信
による)

●ドイツ
ドイツのメルケル首相は、1980年までに建設された同国内の原発計7基を3カ月
間、一時停止すると発表した。(共同通信による)

●フランス
フランスのフィヨン首相は3月17日、同国が製造する原発施設について「一定の
技術水準に満たない国には今後は輸出しない」と述べ、輸出先を制限する意向を
示した。(日本経済新聞による)

●スペイン
スペインのサパテロ首相は3月16日、同国内6カ所で稼働する原発の安全管理体
制について新たな点検を命じた。ただし、現時点では原発の安全性について不安
を抱く必要はないとも強調した。(CNNによる)

<アジア>

●韓国
李明博(イ・ミョンバク)大統領は3月18日、福島第1原発の放射線漏れ事故と
関連し、「韓国も(原発を)一斉点検する契機にすべきだ」と話した。(聯合ニュー
ス日本語版による)
 
韓国政府は、3月20日から4月8日までの20日間、原子力発電所や石油・ガス備
蓄施設などの耐震能力を点検することにした。国内にある21機の原子炉すべてが
対象。(朝鮮日報日本語版による)

韓国の野党・民主党は3月16日、政府が推進する「原子力ルネサンス計画」を正
面から批判し始めた。孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表は同党の最高委員会で「原
発を基本とするエネルギー政策に対しては、根本的な再検討が必要だ」と語った。
原発増設計画は、李明博(イ・ミョンバク)政権の重要政策課題である「グリー
ン成長」のシンボルと言われる。(朝鮮日報日本語版による)

●中国
中国政府は3月16日、国内の原発の安全点検を命じるとともに、新たな建設計画
の承認を凍結する決定を下した。同国では現在13基が稼働、20基以上が建設中。
(AFPによる)

●タイ
タイ政府は3月18日までに、日本などの協力で原発5基を建設し、2020年に1号
機を初稼働させる計画の中止を含めた見直しに入った。(産経新聞による)

●フィリピン
フィリピンのアキノ大統領は、「原発に代わる安全性に問題がない代替エネルギー
を検討していく」として、1984年に完成しながらも、安全上の問題から閉鎖され
ているバターン原発を再開する考えがないことを表明した。(産経新聞による)

●ベトナム
ベトナム科学技術省は、南中部ニントゥアン省で進められている原発建設計画に
ついて、安全対策の研究・設計を徹底し、計画を堅持するという政府方針を示し
た。3月17日にカフェエフが報じた。(サーチナによる)

●マレーシア
マレーシアのムヒディン・ヤシン副首相は3月15日、原発建設計画に対する否定
的意見が国内で増えていることを受け、原発開発が既定路線というわけではない
ことを示唆した。ピーター・チン・ファークイ エネルギー・グリーン技術・水
資源相は、「国民に知らせないまま原発建設に着手することはしない」と言明し
た。(マレーシアニュースによる)

●イスラエル
イスラエルのネタニヤフ首相は3月17日、同国初の商業用原発の建設計画を停止
する方針を明らかにした。(読売新聞による)

●トルコ
ギリシャのパパンドレウ首相は3月18日、地震国トルコが計画している初の原発
建設計画の中止を求める考えを示した。(共同通信による)

現地メディアの報道によれば、トルコのユルドゥズ・エネルギー天然資源相は3
月18日、日本と交渉している原発建設計画について「3月末の交渉期限を延期す
る可能性もある」と話した。原発の計画自体に変更はないとしている。(日本経
済新聞による)

~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回の震災以前から、温暖化対策やピークオイルなどを背景に、世界のエネルギー
事情は大きく変わりつつあり、日本も(目をつぶって見ないふりをしている人も
多いのですが)そのまっただ中にあります。

そして、今回の震災・原発事故は、日本と世界のこれからのエネルギー事情に大
きな影響を与えています。影響を受けて、どういう方向に動くのか……?

私たちはどういう方向に動かしていきたいのか?

エネルギーはインフラ事業なので、立ち上げや移行に時間がかかり、「すぐに」
大きく変えることは難しい部分もあります(もっとも、太陽光発電のパネルはす
ぐにつけられますし、風車も数ヶ月で立ち上げられます。水力発電所、火力発電
所はそれよりも時間がかかりますし、原子力発電はもっとかかります)。

「明日からこうして!」というのは難しいとしても、10年後、30年後、50年後に、
日本のエネルギーはどうあってほしいですか?

今回の東電原発事故は、これまで疑いもなく受け入れてきたことや、無意識の前
提としていたことを、「本当にそう?」「そうでないあり方もあるかも」と問い
直し、思い込みをゆるめ、新しい考え方を試してみたりする機会でもあります。

「50年後、100年後の日本のエネルギー」をバックキャスティングで考えたとき、
原子力発電はみなさんの中ではどのような位置づけになっているのでしょうか。



※メールニュースに掲載されている内容・情報はそれぞれのご判断の上、出所
(枝廣淳子の環境メールニュース http://www.es-inc.jp)を添えて、引用・転
載くださってけっこうです。ただ、どの情報も「その時点での情報」であって、
のちに修正・追加等される可能性がある情報であることをご理解・ご明記いただ
ければ幸いです。

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