大学の入試でクオータ制導入について、家族がちょうど入試・就活くらいなので、昨日家族と話した。
私は賛成だったけど
家族は反対だった。
家族は言った。
「去年まで合格圏だった男子学生が、よりによって今年から男女の人数合わせるってだけで、入学できないのはあかんやろ。それまでめっちゃ頑張って勉強してきたんやで」
「いや、それはいままで女子高校生がずーっとやられてたことでしょ。」
「上の世代の男性ゲタを、なんで、まだゲタ履いてない世代が責任負わなあかんの」
これはまじでよく言われることで、だいたいSDGsだって、先進国がさんざん資源を乱開発し独り占めして自然をぶっ壊してきたのに、新興国がその尻拭いさせられる構図と全く一緒なのだ。しかし…だからといって、このままでは地球に人類が住めなくなるし、いまだけ自分だけよければいいっていう態度はいかんわけよ。負けないぞ。
「そんなこと言ってたらいつまでも男女比変わんないやん」
「なにじゃあ、おかんは、全体のために一部が犠牲になれゆうこと?全体主義??」
「うっ…い、いや、そもそも学歴フィルターある社会やん。女に時打席回ってこんのって、大学入試のときに決まるってことやん。そこから変えないとあかんくない?」
「おかん。いくら大学クオータ制にしたって、社会に出たら受け皿がなんも変わってへんかったら、意味ないやん。大人が自分たちはなんも変わらへんで、子どもにばっかり変われ、変われゆうの、おかしい。」
たしかにそうなのだ。
起業しろ
英語喋れ
投資しろ
プログラミングやれ
…
自分たちは一つもやろうとしないくせに、学生にはこう圧力をかけまくっているのが、いまの日本なのだ。
ほんとにそうなのだ。
かなり説得させられた。
家族は続けた。
「てゆーか高校入試から男女比とっぱらってほんまに純粋に点数の上からとってったらええねん」
「…ううーむ、それはメリトクラシーとゆーやつになるんじゃないのん?あんまいいイメージない」
「ええやん。なにがあかんの。点数の上からとったら女子ばっかになって、なにがあかんの。アメリカで理系の大学、アジア人多すぎてアジア人やと点数引かれるの、ダイバーシティゆうけど、なにがあかんの。ええやん、アジア人ばっかになって。」
「まあ、たしかに、『ペーパーテストの点数だけで採用したら、女の子ばっかになっちゃうんだよねー』ってゆうてる会社、多いんやろ。そのままそれやったらええってことやんな。おっ、新しい制度、法律、わざわざつくらんでもええやん。やろうとおもたらできる、あとは大人のやる気やん」
「そやそや」
ほんとにそうなのだ。
反抗しない、できない、弱い立場の人たちにばかり、「なおせ」「ただせ」って言う強い立場の人は、恥を知らねばならない。
今日一日