ソウルに住んでおられる方にとっては常識ですが、韓国ではマンション住まいが基本。築30年を超えたマンション団地は一定の住民の同意で再開発の対象となり、どんどん新しい設計の超高層団地に変わっていきます。そこに住む住民や家主にとっても、少ない出資で、自分の家が新築の家になるのですから、願ったりかなったりです。
下記の写真は私の自宅からクルマで15分ほどの距離にあるマンション。敷地内に山あり、谷ありで、集合住宅とはどうあるべきか?考え抜かれて、設計されています。いわば、ソウルライフの最先端ですが、あまり日本の方に知られていないようなので、今日は一緒に「ソウルっ子の夢の街」を散歩してみましょう。
マンション入り口の庭。山水画を模して作ったと思われる小さな岩山で、渓流がながれています。植え込まれている草は菖蒲(しょうぶ)。5月ともなれば、色鮮やかな紫色の花を咲かせます。
マンションの中庭。中央の巨木が目をひきます。アメリカあたりなら、日光浴をする大勢の人でにぎわいそうですが、あまり人を見かけません。やはり、東洋人にとって、四方から丸見えというのは、ちょっと抵抗があるのかな....。
団地の中央に作られた池。この団地のハイライトです。この池に面した棟がもっとも高価であるのも、うなづけます。それにしても、ゴージャスですね。
もう一つの池。右側に見えるのは住民専用のコーヒーショップです。敷地の中は山あり谷ありの別世界。ここが、ソウルの真ん中であるとはとても思えません。庭園は非常によく整備されていますが、管理費がちょっと心配...。
如何でしたか?今日、ご紹介したのはソウル中心部(江南、高速ターミナル駅周辺)の高級マンション(億ション!)ですが、ソウルの外郭地域では、今日も広大な新都市の開発が続いています。この団地の住民は、いわゆる高所得者層で、年配の方が多いのですが、外郭の新都市に行けば、子連れの若い夫婦の姿をよく見ます。
ハングルの看板をのぞけば、イタリアの街としか思えないおしゃれな新都市もあれば、東京の真ん中にあってもおかしくないような、ゴージャスなマンションも...。かっては、40坪を超える広大なマンションに人気が集中しましたが、不景気のせいか?最近の趨勢としては、20坪~30坪のリーズナブルなマンションが人気を集めているようです。
あと、ソウルの街には、いろんな外国人の町があります。フランス人の街や、アメリカ人の街、ドイツ人街、そしてロシア人街も...。また、機会があれば、そういったソウルの横顔もブログで紹介していきます。
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