今日もワゴン車が、高速道路で危険なルール違反による死亡事故発生を報じられています。
事故発生の現場は、直線2車線の山陽自動車道。
事故発生原因は、追い越し車線を走行していたワゴン車(8人乗車)が、前方車両の追い越しを狙い、走行車線側へ侵入、しかし、走行車線には前方を軽自動車が走行していたことで、行き場を失い、急ハンドルを切ったことで、ワゴン車が蛇行状態となり、車両のコントロールを失い、道路左側の標識に激突、3人が死亡、1人が重体、4人が重軽傷を負ったとのことです。
ここで、普段、高速道路で行われているルール違反を指摘せざるを得ません。
そのルール違反は、追い越し車線を走行している車両が、前方の車両を走行車線側へ侵入して追い越しをする行為です。
通常、走行車線を走行する車両は、高速道路の最低速度 60Km/H ~ 最高速度の 80 or 100Km/H で走行していますので、これを超える速度で追い越し車線側から走行車線側へ侵入する追い越し行為は、危険であり、ルール違反であることを自覚すべきです。
又、ワゴン車の重心位置は、セダンよりも高い位置となっていますので、操縦安定性を超えたハンドル操作を行うと、車体が制御不能に陥り易い点です。
従って、ワゴン車をセダン感覚でハンドリングすると、操舵の限界領域で「蛇行が発生」してしまい、車体を制御不能にしてしまうのです。
自動車の運転には、「いつでも・どこでも」、ゆったりとした落ち着いた行動が求められています。
そして、通常、ワゴン車は、セダンに比べて操縦安定性が劣ることを自覚すべきでしょう。