シングルカスクが売りのBARで、何か珍しいものをと頼んだら、
ブレンド物が出てきて「そっちかよ!」と思わず突っ込んでしまっ
た一本です。
そもそもおかしいなと思ったのは、ラベルの一番下をご覧ください、
バットNo.3358359と樽を特定している番号が印字されて
いるのに気付いたことでした。ブレンデッド(=複数原酒混ぜている)
にも拘らず、樽番号が固有なんて通常はあり得ません。
あれ、と思ってマスターに尋ねてみたところ、じつは「おそらくは
グレン・モーレンジでは?」とのことでした。「モーレンジの名前を
出せないので、ごく僅かに別の酒が入っている」ということです。
そのまま視点を右に移動していただくと、アルコール度が48%で
あることが分かりますが、これなどは明らかに加水されたことを
示しており、瓶詰めされるまでに通常とは異なるプロセスを経て
いることを暗示しています。
しかしながら、ひと口含んだ印象は能書きとはまったく別に素晴ら
しいもので、恐れながらグレン・モーレンジは普段まったく飲ま
ないモルト(要するに好みではない)のところ、非常にピュアでバ
レルの香りが上品についており、いわゆる上等なウィスキーとなっ
ています。
グレン・モーレンジといえば、多種多様なブレンドを夫々幅広い
商品ラインナップで展開しているところですから、オフィシャルを
買えばどうしたって「混ざった味」になるところを、この「ブレン
デッド・モルト」は、シングルカスクのような味わいです。
つたない経験を白状しますと、グレン・モーレンジのシングルカ
スクは飲んだことがなく、それだけ原酒は余ってはいないという
ことだと理解していたのですが、それならこういう方法があるよ、
というスコットランドの方々の知恵でしょうか。
いずれにせよ、貴重な機会であったことは間違いありません。
ブレンド物が出てきて「そっちかよ!」と思わず突っ込んでしまっ
た一本です。
そもそもおかしいなと思ったのは、ラベルの一番下をご覧ください、
バットNo.3358359と樽を特定している番号が印字されて
いるのに気付いたことでした。ブレンデッド(=複数原酒混ぜている)
にも拘らず、樽番号が固有なんて通常はあり得ません。
あれ、と思ってマスターに尋ねてみたところ、じつは「おそらくは
グレン・モーレンジでは?」とのことでした。「モーレンジの名前を
出せないので、ごく僅かに別の酒が入っている」ということです。
そのまま視点を右に移動していただくと、アルコール度が48%で
あることが分かりますが、これなどは明らかに加水されたことを
示しており、瓶詰めされるまでに通常とは異なるプロセスを経て
いることを暗示しています。
しかしながら、ひと口含んだ印象は能書きとはまったく別に素晴ら
しいもので、恐れながらグレン・モーレンジは普段まったく飲ま
ないモルト(要するに好みではない)のところ、非常にピュアでバ
レルの香りが上品についており、いわゆる上等なウィスキーとなっ
ています。
グレン・モーレンジといえば、多種多様なブレンドを夫々幅広い
商品ラインナップで展開しているところですから、オフィシャルを
買えばどうしたって「混ざった味」になるところを、この「ブレン
デッド・モルト」は、シングルカスクのような味わいです。
つたない経験を白状しますと、グレン・モーレンジのシングルカ
スクは飲んだことがなく、それだけ原酒は余ってはいないという
ことだと理解していたのですが、それならこういう方法があるよ、
というスコットランドの方々の知恵でしょうか。
いずれにせよ、貴重な機会であったことは間違いありません。
感謝!