横浜市港南区南東部に笹下(ささげ)という町があります。笹下の丘の上に笹下台団地があります。
この団地も高齢化、人口減少が進み、買い物難民増加、交流の場減少という問題が大きくなりました。この団地の老人会「笹寿会」はまず集いの場「笹カフェ」(屋内)を立ち上げました。しかし2020年からのコロナウイルス禍でカフェの運営ができませんでした。
そこで老人会は次の企画として青空市場・朝市(マルシェ)青空カフェを企画し、「ささげ台マルシェ」を設け、三世代交流の場、まちの縁側(えんがわ)としました。これが町の活性化になったようです。
春になったら見学に行きたいと思っていますが、移動店舗を利用しているそうです。移動店舗とはどんなものでしょうか。現時点では毎週木曜日マルシェを開いているそうです。
注目すべき考えは、老人会が会員のための活動をこえ、地域の人々のためという方針を出したことです。「ささげ台マルシェ」は町の青空カフェになっているそうです。
世界を旅行すると、広場で青空市場・朝市をよく見かけます。東京でも広場や歩道を利用して植木市などをやっています。何か青空市場とか朝市は人を引き付けるものがあります。出店者は、有名店ではなく、その地域の人が多いのではないでしょうか。個人業が自分の生産物・制作物を持ち込んで売ることが多いのではないでしょうか。私は青空市場を見つけると、必ず見て回ります。町とその元気を感じます。思いがけない売り物を発見します。
笹下の青空市場はカフェですが、カフェだけでなく、町の人々が、自分の生産物、たとえば庭、貸農地で取れすぎた野菜果物、花の苗、植木、制作物、たとえば手芸・工芸品など、自作でなくても処分をかねて売りに出したい家具、装飾品、骨董などを町の青空市場に持ち込んで販売するようにすると活気ある町の交流が実現するのではないかと思います。
「ささげ台マルシェ」は春見学に行ったらまたご報告します。
(情報源)横浜市老人クラブ連合会および港南区シルバークラブ連合会機関誌2023年1月号
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