横浜市港南区日限山4丁目に250㎡ちょっとの敷地を持ち、家を建てて長年住んでいた人がいました。
この人が4丁目から転出し、土地を売りに出しました。
その時に利用した不動産仲介業者が三井のリハウス上永谷店でした。
三井のリハウスは三井不動産系列の会社ですが狭小住宅の仲介で有名です。
仲介と言っても単なる仲介ではありません。
住宅建設分譲会社と提携して狭小住宅を積極的に展開している会社です。
そのやり方は、宅地を売りたいという人がいますと、細分化可能な宅地の場合、宅地細分化を勧めます。
1区画で売るより高く売れる、早く売れると提案します。
売り手は高く早く売れた方がいいですから三井のリハウスの提案に乗ります。
つぎに三井のリハウスはこの宅地を提携している分譲会社に紹介し買ってもらいます。
分譲会社は宅地を細分化して狭小住宅を建設し分譲します。
この狭小住宅販売を三井のリハウスが仲介します。
宅地の売り手も三井のリハウスも分譲会社も収益を上げるなかなかの戦略です。
しかし、狭小住宅は総二階で隣地から外壁が50cmしか離れていず、庭なしということが多いため、草木のある空間が減り、住環境にはよくありません。
住んでみるとわかりますが狭小住宅は若い人にとっても住みにくい住宅です。
狭小住宅が密集しますと、火災の場合、延焼しやすく危険です。
さて上記の転出した人はこの三井のリハウスの提案に乗りました。
(注)最初から三井のリハウスがそういうことをしていることを知っていて仲介をここに頼んだとも言われています。
この情報が日限山3・4丁目まちづくり協議会を通して近所に伝わりますと近所はすぐ立ち上がり、まず班の反対署名を集め、転出した人、三井のリハウス、分譲会社と交渉を始めました。
引っ越したとはいえ、この人は4丁目に長年生活した人です。
近所は自分達の気持ちを汲んでくれると期待しました。
しかし駄目でした。
引越し先を苦労して探し訪問して何時間も待ってやっと会ってもらえたのですが、近所のお話しは聞かず、班の反対署名も受け取りませんでした。
近所づきあいが悪い人だったのでしょう。
三井のリハウスは、合法である、町の住環境より自分の顧客(不動産の売り手、買い手)の方が重要と主張しました。
分譲会社の社長は、近所が班のみならず4丁目を上げて反対運動を行うことを知り不安を感じたのでしょう、近所の代表に会いました。
近所の動向を探り、妥協できないかと思ったのでしょう。
この頃近所は班の反対署名に続いて4丁目全体の反対署名を集めていました。
近所の代表は反対運動を続けると言いました。
社長は訴訟になると言いましたが、代表は覚悟していると言いました。
近所は住環境保全を訴える大きな看板やポスターを自分達のフェンスにたくさん掲げました。
また近所は横浜市港南区、さらに横浜市の関係部署に当たり、住環境保全を求める陳情書を提出しました。
近所にとって緊張の日々が続きましたが、やがて三井のリハウスがまちづくり協議会に分譲会社は手を引くと言ってきたと連絡してきました。
分譲会社は大規模な反対運動が起こるような土地は買えないという理由で契約を破棄したそうです。
訴訟になると実は分譲会社にいろいろな不利益が生じるからでしょう。
一方、転出した人は文書で妨害を続けるなら訴訟を起こすと近所の代表に通告してきました。
訴訟を起こすと言って大規模な反対運動を押さえ込み、宅地細分化条件で宅地を売却できるようにしたかったのでしょう。
近所の代表は、町の人々が住環境を守ってきたこと、その結果として現在の美しい町があること、現在の住環境を保全することは言ってみれば4丁目にとって慣習法のようなものであること、そのほか狭小住宅の問題点を裁判所で訴えることにしました。
転出した人は三井のリハウスに宅地細分化条件で買い取る別の分譲会社を探せと指示しましたが、反対運動が大きくなった土地にあえて手を出す分譲会社はありませんでした。
転出した人はとうとう1区画のままでも売れるなら売ってほしいという考えに変わり、やがて1区画で買う普通の人が現れ、こうして近所は宅地細分化を防ぐことができました。
この人が4丁目から転出し、土地を売りに出しました。
その時に利用した不動産仲介業者が三井のリハウス上永谷店でした。
三井のリハウスは三井不動産系列の会社ですが狭小住宅の仲介で有名です。
仲介と言っても単なる仲介ではありません。
住宅建設分譲会社と提携して狭小住宅を積極的に展開している会社です。
そのやり方は、宅地を売りたいという人がいますと、細分化可能な宅地の場合、宅地細分化を勧めます。
1区画で売るより高く売れる、早く売れると提案します。
売り手は高く早く売れた方がいいですから三井のリハウスの提案に乗ります。
つぎに三井のリハウスはこの宅地を提携している分譲会社に紹介し買ってもらいます。
分譲会社は宅地を細分化して狭小住宅を建設し分譲します。
この狭小住宅販売を三井のリハウスが仲介します。
宅地の売り手も三井のリハウスも分譲会社も収益を上げるなかなかの戦略です。
しかし、狭小住宅は総二階で隣地から外壁が50cmしか離れていず、庭なしということが多いため、草木のある空間が減り、住環境にはよくありません。
住んでみるとわかりますが狭小住宅は若い人にとっても住みにくい住宅です。
狭小住宅が密集しますと、火災の場合、延焼しやすく危険です。
さて上記の転出した人はこの三井のリハウスの提案に乗りました。
(注)最初から三井のリハウスがそういうことをしていることを知っていて仲介をここに頼んだとも言われています。
この情報が日限山3・4丁目まちづくり協議会を通して近所に伝わりますと近所はすぐ立ち上がり、まず班の反対署名を集め、転出した人、三井のリハウス、分譲会社と交渉を始めました。
引っ越したとはいえ、この人は4丁目に長年生活した人です。
近所は自分達の気持ちを汲んでくれると期待しました。
しかし駄目でした。
引越し先を苦労して探し訪問して何時間も待ってやっと会ってもらえたのですが、近所のお話しは聞かず、班の反対署名も受け取りませんでした。
近所づきあいが悪い人だったのでしょう。
三井のリハウスは、合法である、町の住環境より自分の顧客(不動産の売り手、買い手)の方が重要と主張しました。
分譲会社の社長は、近所が班のみならず4丁目を上げて反対運動を行うことを知り不安を感じたのでしょう、近所の代表に会いました。
近所の動向を探り、妥協できないかと思ったのでしょう。
この頃近所は班の反対署名に続いて4丁目全体の反対署名を集めていました。
近所の代表は反対運動を続けると言いました。
社長は訴訟になると言いましたが、代表は覚悟していると言いました。
近所は住環境保全を訴える大きな看板やポスターを自分達のフェンスにたくさん掲げました。
また近所は横浜市港南区、さらに横浜市の関係部署に当たり、住環境保全を求める陳情書を提出しました。
近所にとって緊張の日々が続きましたが、やがて三井のリハウスがまちづくり協議会に分譲会社は手を引くと言ってきたと連絡してきました。
分譲会社は大規模な反対運動が起こるような土地は買えないという理由で契約を破棄したそうです。
訴訟になると実は分譲会社にいろいろな不利益が生じるからでしょう。
一方、転出した人は文書で妨害を続けるなら訴訟を起こすと近所の代表に通告してきました。
訴訟を起こすと言って大規模な反対運動を押さえ込み、宅地細分化条件で宅地を売却できるようにしたかったのでしょう。
近所の代表は、町の人々が住環境を守ってきたこと、その結果として現在の美しい町があること、現在の住環境を保全することは言ってみれば4丁目にとって慣習法のようなものであること、そのほか狭小住宅の問題点を裁判所で訴えることにしました。
転出した人は三井のリハウスに宅地細分化条件で買い取る別の分譲会社を探せと指示しましたが、反対運動が大きくなった土地にあえて手を出す分譲会社はありませんでした。
転出した人はとうとう1区画のままでも売れるなら売ってほしいという考えに変わり、やがて1区画で買う普通の人が現れ、こうして近所は宅地細分化を防ぐことができました。
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