近年の夏は、地球温暖化に加えて、各家の冷房のヒートポンプから出てくる熱風と、太陽光で熱くなったアスファルトのせいで、道路は炎熱地獄です。昼間、外出して生協に買い物に行きたいなどと思う人はいないでしょう。
通勤通学する人以外は、昼間、家にいるか、病院に行くか、冷房が効いた繁華街の店などに行くでしょう。まして西洗公園で遊びたいと思う人はいません。
昼間の西洗公園は、蝉の合唱が響き渡る、人気のない広い空間です。実は、西洗公園は高木のある樹木公園です。これは特長です。今後50年も大切にしなければならない特長です。意外にも木蔭では涼風が吹き抜け、昼間の公園維持管理の仕事は苦しくはありません。私は楽しくて夢中になってしまう方です。
西洗公園愛護会事務局は黙々と公園維持管理技術実験を続け、経験知識を増やし、次の50年に向けて、西洗公園維持管理マニュアルを町に提案したいと思っています。
今年度、変更してよかったと思う重要作業は、落ち葉、枯枝、取ったヒコバエ、ヤゴなど、取った雑草などを市の資源循局に出すのではなく、園内で活用することにしたことです。
園内で活用するためには、落ち葉などを公園の地形の荒れ修復に使う、土を、草木にやさしいやわらかい土にするのに使う、腐葉土をつくるなどの作業を実行する必要があります。これは公園愛会の仕事になるでしょう。
西洗自治会生活環境部公園担当の、毎月1,2回の当番班2班による公園清掃は非常に優れたシステムです。作業内容については、落ち葉掃除、枯枝掃除に加えて、雑草取りを加えることが重要です。
どうやら、従来、刈払機で、年1,2回、雑草を刈っていただけのエリアも、さらに雑草取りを行わないと、数週間で雑草が生い茂り、公園美を損なうことがことがわかってきました。雑草も公園に重要と考えるならば、刈払機による雑草刈りの回数を増やすしかありません。現在西洗自治会は、使えるエンジン付き刈払機を1台もっています。この刈払機を使っている人は一人です。この体制で雑草刈り回数を増やすことは無理があると思います。
むしろ鎌を使って人海戦術による雑草取りを強化して公園の美化、美の安定化をはかる方が、効果、効率がいいのではないかと思います。公園愛護会事務局は鎌による雑草取りの要領を研究中です。私は右利きです。左手で雑草の葉っぱ、あるいは茎をつかみ、ひっぱります。すると茎や根っこがどうはっているか想像できます。すかさず、鎌の切っ先を根の近くに打ちこみます。小さな雑草なら「ちょんちょん」です。大きな雑草なら「ぐさっぐさっ」と突き刺します。根を切るのではありません。根の周りの土をやわらかくします。この要領をマスターすると、面白いように雑草を根付きで引き抜けます。
雨後は土がやわらかいので雑草引き抜き作業は一段と容易です。鎌なしで引き抜ける場合が増えます。
芝生の中に繁殖したクローバーの除去は至難の業と言われています。夏、花が咲く直前のクローバー1本のグランドカバー率は、意外に大きいと思います。どうやら種が落ちて無数のクローバーの新芽がでても、クローバー間で競争して夏には強いクローバーが少数グランドをカバーしています。少数で大繁茂しているように見えます。ポイントは葉っぱ、あるいは茎を掴んで茎の伸びかた、根の張り方を瞬時に理解し、「ちょんちょん」か、「ぐさっ」を精確上手にやれるかにかかっています。
都会人の「浜っ子」が、近くの公園で鍛えらえれ、雑草取り上手になり、雑草取りを健康運動のように楽しむ境地になったら、自分の庭の手入れも大好き人間になるでしょう。家庭菜園好きになるでしょう。情報機器も扱える、雑草取りもできる文武両道の明るい社会人、町の人になるでしょう。
自分の庭を美しくすることが一般化すれば、自然、町を美しくするという町づくりが日限山4丁目で実現するでしょう。
庭づくりが好きになり、自分の庭の道路近くの木が、道路に対し、並木のような役割を果たし、車には邪魔にならないが、道行く人には木陰をもたらすように手入れするなら、道路にはみ出た木も、町のためになります。こんな気がきいた町づくりができたら日限山4丁目は、名園「舞岡公園」の門前町として、住宅地として栄えるのではないでしょうか。住みたい町、世界一になるでしょう。町の人は元気になり、自分の事業仕事でも成功し、一層町づくりに励むようなるでしょう。
こんな夢を描いていると実は人生楽しいものです。「老病多忙」に悩む人から、人生を楽しむ人になれると思います。