新作 ～ 「魔法のインク」 ２１

ども、Xmasシーズン、いよいよ本・番ですよぉ～。
この連休はどのようなご予定ですか。

昨日予想した通り、スーパーやコンビニはXmas限定商品がいっぱい並んでました！
見てるだけでウキウキしてきますね。


で今日、とある「高級」スーパーに寄ったんですが、
お惣菜コーナーに、ヤキソバがありまして、それは普通ですが、
「Merry Xmas」のポップが貼り付けてありました。

Xmasに、ヤキソバ。しかもどう見ても一人用。
これで近所のコンビニでお独り様用ケーキでも買えば、完璧ですね！　ワーイ😆☆


・・・いやいや。😅


やっぱりせっかくXmas🎉ですし、お料理をもう少しグレードアップさせましょうか。

Xmasと言えば、日本ではチキン🍗ですね！

チキンの素敵な料理法をご紹介しましょう。

　YahooJapan映像トピックス　「マッチョがセクシーに料理」

お口に合わない（多分、男の）方には、口直しにこちらを。

　YahooJapan映像トピックス　「セクシー美女が教えるラグビーのルール」



さあ、素敵なXmas料理（？）を堪能したところで、
アドヴェントカレンダー２１個目の窓を開けましょうね。



2013年12月1日～ブログ直接投稿　「魔法のインク」　その２１

　　鬼は　あちこち逃げ回った
　　けど　だんだん身体が小さくなってく
　　ウサギは　ぴょんぴょん追いかけて
　　鬼が　階段を下りてくのを見た
　　ねぇ逃げないで　ウサギは通路に飛び込んだ

＜つづき＞

暗い階段を　下りた先
大きな洞窟が　広がっていた
鬼は　床の大きな灯りに駆けよって
白い何かを　抱きあげた
近寄るな　と鬼はどなった

白い何かは　人だった
床まで流れる　艶のない白髪に包まれて
鬼がいるのも　気づかぬ様子で
白い手の中の何かを　一心に見つめ
時折何かをつぶやいては　微笑んでいた

もういいだろ　と鬼は言った
そう言う間にも　小さくなっていた
帰ってくれ　放っておいてくれ
鬼は抱えきれずに　白い人を降ろした
この方の好きに　させてくれ

ウサギは　どうしていいか分からなかった
鬼はとても　哀しそうだった
洞窟中の黒い模様が　金属めいた光を放ち
音のない痛みを　鋭く叫んだ
白い人の手の中から　黒いインクが噴きだした

インクは　模様の上に飛び散って
模様は一層太くなり　床の大きな灯りに
四方八方から　ぞわぞわ這いのぼった
丸い大きな灯りは　模様の下で　
ぎっぎっと　きしんだ音をたてた

白い人はケラケラと　軽い笑い声をあげた
鬼はその足元で　うずくまってた
ウサギも　突然重くなった空気に
動くことが　できなかった
そのとき入口から　何かが飛びこんできた


＜つづく＞



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