まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「グッバイ 辛く楽しき世界」 (# 205)

2013-02-18 21:38:19 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。
急に寒いですが、皆さまお元気にされていますか。


これをお出ししたのは2013年、5年前ですか。

まかろん、当ブログの休業宣言をしてました。
なんかやってたワークでちょっと頭が混乱していたみたいで。

それから5年経ってますが、“向こうの世界”とかには行っていません。


けど、スピリチュアルが言う“解脱”だの“執着の放棄”だのって、
本当にこの世に生きている人間のことが分かって言ってるのかな?と
今のまかろんはものすごく疑問に思います。

だってみんな傷ついているじゃないですか。

痛い、って、助けて、って叫んでるじゃないですか。

それらに蓋をすることが人を本当に救うことだとは思えません。

スピが人に何を伝えようとしているのか知りませんが、
それがスピを学ぶ人たちに、どう受け止められているのかは知っています。

自分が傷ついていることに蓋をして社会に都合よく笑え、ってことです。
何とか笑顔で社会に都合の良いままの自分を呑み込めないかな、ってことです。

全然、逆です。
本当のスピリチュアルとは。

まかろんは“あきらめ”だの“過去を赦せ”だのを聞くたびに、
生皮をはがされるような心の痛みを感じたものです。

そういう心を拾い上げてこそ、本当のスピリチュアルだと思うのです。


ご紹介している詩とは違う話になってしまいましたが、
皆さまの傷を嘘で固めるのでなく、堂々と大っぴらに明るみにできますように。

きっとその先に貴方が求める、新しい世界への扉が見えるでしょう。



2013年2月18日ブログ直接投稿 「グッバイ 辛く楽しき世界」

ふと目が覚めた朝
いつもの自分 そのことに驚く
いつもの自分 これが日常
当たり前に思えてたこと
わたしの全世界を創っていた自分が
今は 小さな紙人形に思える

まだそこにある
それが見える
だけど 私は一体何なのだろな
私はいつまでここにいるだろう
もうすぐ私は消えてゆく
グッバイ 辛く楽しき世界
小さな自分 ただ彷徨ってた

荒廃した世界は 光に満ちて
矮小な姿を 明るみに出す
その先に見えるのは何
まだ見ぬ世界 遠くの光
だけど うっすら見える解
あれが 求め続けていた世界

もうすぐ 私は消えてゆく
あの大きな光に呑まれてく
一筋の哀しみが 心をよぎる
それでも目を見開いて歩いてゆこう
グッバイ 辛く楽しき世界
グッバイ 痛みにしがみついてた自分

涙を流して 歩いていく
笑顔を顔に浮かべながら
一筋の感傷 振り切って
大きな光を 臨んで進む
もう迷わない 飛び込もう
グッバイ 辛く楽しき世界



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「2の魔法」 (# 204)

2013-02-14 21:35:50 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
えーと、お今晩は~。
今日はチョコ祭り、じゃなかったバレンタインでしたー。
皆さま、今日をいかがお過ごしでしたか。


生きるということは、自分を表現するということです。

どんなダメ人間な人生でも、その「自分はダメな人間だ」という意識を
一瞬一瞬表現しているとは言えますね。

でも、それは「生きているとは」ということであって、
「(そもそも)なんのためにこの生はあるのか」の答えじゃないですよね。

まかろんは個人的には、存在の源とつながった「本当の自分」を生きる、
「体現する」ためだと思ってます。

一時期、「本当の自分」という言葉は笑い物にされていましたが、
皆さまはどうお考えでしょうか。

それでも人々はこの社会の中に自分をはめ込もうとして苦しんでいる、
それが答えだとまかろんは思います。

貴方はご自分を愛せていますか。

殴りつけ縛りあげなければ生きていく資格はない存在だと、
ご自分のことを軽蔑してはいませんか。


世界への愛は、道徳で自分を矯正したりして身につけることではありません。

私たちはまず、自分を愛することが必要なのです。

自分の中の、「本当の自分」を。


全ての人が恐れなく「本当の自分」と出逢い、手を取り、
全ての人が溢れる喜びのままに、隣の誰かの手を取り、世界の手を取る、
そんなことが当たり前になる世界をまかろんは夢見ます。


今宵貴方が本当の自分と出逢えますように。


2013年2月14日ブログ直接投稿 「2の魔法」

いちかけるいちは いち
いちたすいちは に
にかけるに さん よん ご
倍々ふえてく 2の魔法

おはようと 始まる一週間
頑張ってね 頑張ろうねと
言い合って 朝日の中で
こっそり 背を見る月曜日

帰りのスーパーで 物色中
朝飲むジュースが切れそうと
手にしたついでに 自分は飲まない
コーヒーの粉 かごに入れる火曜日

会議中 どうしてるかなと
ふと思い ポケットの上から
携帯触れて 思念でメール
送れればいいのにと 空見る水曜日

週末どうすると 聞かれて
特にしたいことも 思いつかないけど
とりあえず デパ地下寄って
一緒に飲む お酒を見てみる木曜日

早めに帰れたらと 希望的観測
やっぱりダメだったと メール打つ
温かな返信に 後一時間で!と
またまた 野望を燃やす金曜日

気だるく目覚める 独りの午後
昨日聞いた予定を思いだす
ぴろりん 携帯鳴ってお土産あるよ
その言葉に キスする土曜日

朝から しとしと雨降って
出かけたかったと 不満顔に
湯気たつカップ 手渡して
一緒にいるじゃんと 囁く日曜日

ふたりが いいね
ふたりで いるよ
ふたりで重ねる 七日間
2かける7の十四日

ふたりが いいね
ふたりで いよう
ふたつの心で織りなす奇跡
二月十四日 バレンタインデー



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「もう少しだけ好きでいさせて」 (# 203)

2013-02-11 21:53:11 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

まだ月前半だというのに、財布がやばいです!
全てバレンタインとチョコレートがいけないんだ。

皆さまお元気にされていますか。


皆さまは毎日毎日、
日々の生活と健闘されていらっしゃることと思います。

何とか金持ちになりたい、とか、何とかのし上がりたい、とか。

それはきっと・・・
「この脅威から自分を守らなきゃ!」ということなんだと思います。

何の脅威なんでしょう。

分かっているようで、
その正体は案外つかめないものではないでしょうか。

まかろんも、自分が何を恐れているのか、いまだにつかめていません。

すぴではよく、「目を背けているものに向き合え」と言うのですが、
実のところ人の心というものは、
何に目を背けているのかも分からないほど
世界の要素が複雑に絡み合ってできているものだ、と感じます。

そのくらい、人一人の恐怖は深いのだ、と思います。

だから今まかろんに言えることは、無理しないで、ということだけです。

貴方の苦しみは、そんな単純なものではありません。
人類の歴史全ての集合想念が貴方にのしかかっているのです、
どうか、自分勝手だと自分を責めないで。

その答えをお伝えできれば良いのですが、
まだまかろんは未熟者で、無理のようです。

本当の世界をあなたが見ることができますように。


2013年2月11日ブログ直接投稿 「もう少しだけ好きでいさせて」

独りになった 夜の部屋
静かな闇が 降り積もる
今日という日が するするほどけて
良い日だったと そっと思う

生きる喜び 在る幸せ
日常あれこれ わたわたしてても
お休みなさいの ひと時に
ふわっと浮かぶ 金色の泡

この喜びを伝えたい
この幸せを届けたい
独りの部屋で 呼びかける
世界全てに幸いあれと

目にとまった あなたの写真
昔の想いの その名残り
こんな想い 迷惑かしら
だけど あなたに伝えたい

あなたの向こうに世界が見える
あなたを通して世界を愛する
きっともうすぐ 要らなくなる
あなたなしで 世界を愛する

だけど今は
写真の中のあなたに つぶやく
やっぱり あなたのことが好き
もう少しだけ 好きでいさせて

こんな想い 迷惑かしら
勝手な姿を 重ねているのね
あなたはきっと どこにもいない
分かってる 分かってないかも

独りになった 安らぎの夜
わたしは世界とあなたを抱く
この喜びを 幸せを
世界とあなたに 届けるために

もう少しだけ 好きでいさせて



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「チョコレート色の夢」 (# 202)

2013-02-07 22:08:58 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。


バレンタイン一週間前です!
チョコレート祭りもいよいよ佳境です!
まかろんも今週末は、今月のお給料握りしめて売り場行きますよ~。

高いけど。
頑張るっ。


まかろんがマカロンというお菓子の名を使っているのは、
ほんのたまたま、だったんですけど。

こういう素敵お菓子ズに囲まれていると、
ほんの思いつきだったけど、
自分が世界にご提供したいものはこういうものだったよね、と
改めて思い出します。

上質で豊かで。

日常でついつい、分不相応だからと縮こまってしまう自分に、
本気のきらめきを、そっと贈りたい。

マカロンを日本人に紹介したピエール・エルメさんは、
この小さなお菓子を作るにあたって、
「子供の心と大人の技術」で創りつづける、というようなことを言っていたと
聞いたことがあります(うろ覚えだけど)。

日常の向こうの世界をお届けしたいです。

また、お会いしましょう。


2013年2月7日ブログ直接投稿 「チョコレート色の夢」

何もかもが 上手くいかなくて
酒を呑んでも 呑んでも
どこかに 消えてゆく夜
僕は チョコレート色の夢をみる

小さな身体 甘い香り
包み込むような その味わい
滑らかな菓子に 口寄せながら
どこかの誰かを 思い出す

ねぇ 君のこと
想ってもいい 想ってもいい?

そばに行かない 邪魔はしないよ
君の向ける その笑顔ごと
呑みこんでしまいたい 
なんて 思わない

呑んでも呑んでも この渇き
癒せないと 知っているから

僕は チョコレート色の夢をみる


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「心の鍵」 (# 201)

2013-02-04 22:15:13 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

昨日は節分、今日は立春、とかいうやつらしいですね。

節分は「鬼は~外、福は~内」という行事、
と理解しておけば済むわけですが、立春って何?

と思ってうぃきってみたんですが、
1ページ丸々読んでみても、何の日なんだか、
つまり、なんでこの日が特別な日として使われてきたのか、
よく分かりませんでした。

「旧暦1月1日だという勘違い」「春の始め」
   ・・・でも、「暦の上では寒さの頂点の日」

・・・?

ま、よく分かんないけど、旧暦上での季節の節目、ということで良いでしょうか。


そういうわけで昨日、いちおー節分という行事に敬意を示して、
ブログのテンプレートを節分仕様にしてたんですが、
鬼が豆投げられて泣いてる絵なんですよね。

節分の絵がこれしかないので、自分で選んどいて何ですけど、
鬼に豆投げないで幸せになる方法ってないのかな、と毎年思います。

「○○はんたーい!!」という行列行為も、
身体が痛くて「あー、この痛みさえなければ幸せなのに!」というのも。
「このバカさえいなければ!」というのも、「なんでこんな仕事!」というのも。

よくあることだけど、「正しいこと」は一人一人違うので、
ぶつかりあって、紛争になる。

それを「力」で押し勝った方の「正しいこと」の方を優先しましょ、というのが
この世界での解決法(?)なんですけど、違う方法ってないのかな。って。


綺麗事はね、欲しくないんです。

赦せ、とか受け入れろ、とかってね。

それって弱い方が呑み込んでくれりゃ万事収まる、って話で、
でももう何千年とやってきたでしょ、その方法は。

けどじゃあ結局力なんだよな、じゃ、誰も救われないですよね。

だって、強い人だっていつ“弱い”方に落ちるか分からない。

だから皆おびえて、強い人も弱い人も必死に争い続けてるわけで。


だから・・・

綺麗事と言われても、違う道を見つけたいです。


新しい時代を今日から始められると良いですね。

今日はそういう、何だか分からない「春の始め」に。


2013年2月4日ブログ直接投稿 「心の鍵」

ある日携帯を 取り出してみると
付けてたチャームが外れてた
鍵の形をしたチャーム
ある人の心の扉を開けられるよう
願いを込めて付けてたチャーム
鞄の中でいつの間にか
ひっそりと外れて転がっていた

ある日携帯を 取り出してみると
付けてたチャームが外れてた
付けてどれだけ経っただろう
鮮やかな望みを託した あの日
見る度に皮肉を感じた あの頃
いつしかその鍵は 輝きを失い
ただの惰性としてつながれていた

きっともういいよと 神様が
優しい手を差し伸ばしてくれたんだ
もう終わったんだと 神様が
怠惰な私に教えを諭す
そんな 優しい教えに包まれて
心の扉を無理やりに
こじ開けようとしてたあの頃に気づく

いいよ あなたは
どこかの誰かに
心の扉を開ける
自分から喜んで

いいよ わたしは
このさき誰にも
もう鍵は使わない
自分で自分を受け入れよう

望みを託した小さな鍵
一度も彼の心を開けられたことは
なかったけれど
もう一度だけ 望みをかけて
自分の心に さし入れてみる
どうか わたしの心の扉を
開けることができますように

そしてみんなの心の扉が
春の光を浴びて開く花のように
静かに 自然に ゆるやかに
外に向かって大きく開き
明るい日差しが みんなの心の
奥の奥の すみずみにまで
暖かく届きますように

チャームの外れた携帯は
飾りを失い 誇らかに
ただ己れ一つの傷だらけの姿で
古くて新しいそのままの姿を
朝日の中にさらしていた


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↑ そう、あなたは、わたしは、specialなんです。


※変更:2017年7月26日
優しい教えに包まれて → そんな ~
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