まかろんのお茶会

日々の小さなことを詩モドキにしてます。
皆さまのお茶菓子代わりに楽しんでもらえたら嬉しいです。

「本当の自分 本当の世界」 (# 165)

2012-07-30 21:52:00 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
どぉもっ、お今晩は~。


7月も明日で終わりですねぇ。

一年の半分、と言えばもちろん、6月の終わりがそうなんですけど、
何か今が半分来たなぁ、って気がします。

やっぱ、8月は夏休みシーズンですからねっ。

お休み前の一頑張り。
お休み後の一頑張り。

8月は一つの区切りです。

あ、それなら別のお茶菓詩にすれば良かったかな・・・。

まあいいや。


本日の茶菓子は2012年の1月に作ったものなんですが、
2018年の現在、「本当の愛」なんてやっぱり分からないです。

でも日々、作品と向かい合って・・物語の前では嘘はつけないですから・・
本当の自分、嘘を信じ込んでいた愚かな自分、傲慢な自分、
実は弱かった自分、とかと出逢うことが、まかろんなりの
この世界への誠意であり、愛なのかな、と思ってます。

皆さまにもそれぞれ、譲れない何かがあったりするのではないでしょうか。

きっとその中に、
本当の自分、本当の世界、本当の愛があると思うのです。


また8月にお会いしましょう。
ではまた~。


2012年7月30日ブログ直接投稿 「本当の自分 本当の世界」

もう恋なんてやめたんだと
心に強く思っているのに
ふと気がつくと誰かのことを
思い続けてる自分がいる
始まらなかった時間
起らなかった出来事
そんなことばかりに気を取られ
日々は無為に過ぎてゆく

もう先に進むんだと
心に誓ったはずなのに
ふと気がつくと誰かのことを
思い返している自分がいる
もう終わった時間
ただの無意味な出来事
そんなことばかりに気を取られ
日々は回顧の中に過ぎてゆく

実らなかった恋じゃなく
今あるときを大切にしよう
本当の愛なんて分からない
人と自分を傷つける
そんな想いを知ってるだけ

どこかにあるはずの恋じゃなく
ここにある喜びを大切にしよう
心配そうな誰かの目が見える
その誰かにだいじょうぶだよと
にっこり笑い返してみよう

いつかどこかを探すだけの
そんな想いはもういらない
やめるのではなく 進むのではなく
今ある自分を喜ぼう
目を開いて見てみたら
世界はいつでもここで始まっている
目の前の誰かの目に映る
本当の自分 本当の世界



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「幸せのカタチ」 (# 164)

2012-07-26 21:15:45 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。


木曜です。
明日は金曜日です。
そして明後日は・・・

うん、字数稼ぎに見えるから止めよう。

とにかく、週末近くです。

というわけで、本日はこんな茶菓子を。

今週末はどんな天気かな。


2012年7月26日ブログ直接投稿 「幸せのカタチ」

適当に淹れた インスタントコーヒー
普段と違う 休みの香り
天気がいいなと 空を見上げて
買ったばかりの靴で出かける

昨日の雨が立ちのぼり
緑と水に包まれる
足を延ばせば 行く先々で
花々 道に顔を出す

どこに行こうか 休みの日
何でもできる どこにでも行ける
上々調子の気分と身体
この二つさえあればいい

家に帰って そこかしこ
迎える お気にの小さな品々
まだいる夕陽が 部屋照らす
それに包まれる 心と身体

上々調子の気分と身体
幸せってただ そんなもの
だけど 周りのそこかしこ
幸せの種 迎えてくれてる

幸せに 形はないけれど
にっこり笑って 見てみよう
周りのあちこち 転がっている
小さな種 幸せのカタチ



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「ゴムまり」 (# 163)

2012-07-23 21:46:23 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。
週明けの皆さまお元気ですか。


何かを表現するって自己顕示欲と紙一重ですね。

以前にね、「私が」伝えなきゃ、「私が」この世の平和に貢献しなきゃ、
という気持ちは間違いだった、ってここに書いてて、
久々にこのお茶菓詩にでくわしたまかろんは、考えてしまいました。

皆さまは何を大切に生きていますか。

まかろんは、そういう気持ちを馬鹿にされたり押しのけられたりしながら、
やっぱり今も持っていて、物語をひっそり書きつづけています。

けどね。

久々にこのコラム見て、考えたのです。

以前読者の方から、自分は人助けなんか考えたことはない、って
コメントいただいたことがあって、
その時も自分の思い上がりを反省させられたのですが。

今にして思えば、その方はまかろんが綺麗事ばっかり言うから、
人助けなんか興味持てないご自分のことを
ちょっぴり悪く思えてしまったのかな、ごめんねと思います。

でもまかろんだって例えば、確実に人の役に立つ
お医者さんになろうと思ったことはないし。

まかろんは人の心の苦しみとその源にすごく興味があります。

社会のシステムだから仕方ない、で押しつぶされ追いやられ続けている
心の大切なものを、
自分と、それからできるだけ多くの人に取り戻したいのです。

だけど、まかろんがそういうことに興味がある、というのは、
単に、そう生まれついただけなんだ、って2017年の今は思います。

それは例えば、アメリカ行って壮大なグランドキャニオンの景色見たい、
とか北欧のオーロラ見たいとかいうのと同じで。

まかろんはグランドキャニオンを見ることに興味はないし、それとか
超難易度のロッククライミングやダイビングにも興味はないのです。

人の心の大切なものをこの世に取り戻したい、という興味は、
グランドキャニオン見に行ったり、過酷なダイビングしたり、
マッチ棒でお城つくれる職人芸を発揮するのと一緒で、
単に興味がどこに向くかの問題だと思うんです。


なので。

何であろうと、あなたのグランドキャニオンに胸張って向かってください。

まかろんはそのことを伝えようと、今日も物語をつづっています。


では、今日は久々に旧作からお茶菓子、どーぞ。
(あ、「抑し潰され」は「おしつぶされ」と読んで下さい。
 正しい漢字じゃないですけど・・・
 そこはフィーリング、ってやつで生温かく!)


2011年1月12日ついったー投稿 <加筆・修正> 「ゴムまり」

世の中ヘコむことって結構あるよね 
締切間際の仕事とか 文句ばかりの上司とか 
気がつきゃいつでも独りとか 
迫ってくるローンの支払いとか 
どれも人生の一大事

そんな時には 人で溢れる道までも 
自分への悪意に思えちゃったりして 
進まない道を蹴りつける
足もすっかり重くなる

心ってどこにあるのかな 
考えるのは頭だけど 
潰れそうな心を感じるのは身体 
ヘコんだ心を取り出して 
ポイッ と地面に放り投げたら 
そいつは子供の遊ぶゴムまりみたく 
ポンッ!と丸く膨らんで 
ボヨンボヨヨンと 僕の周りを飛び跳ねた

僕は何だか可笑しくなって 
ボヨンボヨヨンとつぶやきながら 
やっぱり進まない人ごみを 
足どり軽く歩いていった

抑し潰されそうな心が視えるかい 
へしゃげた心を取り出して 
地面にポイッって 投げ出してみようよ

世の中とってもせちがらくって 
心がぎゅうぎゅうに潰されそうでも 
案外潰しているのは 自分の手かもしれない
自分の枠に抑し込めて 
これはこうじゃなきゃって 決めつけたら 
丸い心もきっちきち 
そりゃヘコみもするよね

でも心はきっとゴムまりみたいなもの 
ご苦労さんって撫でてあげて 
好きにしなよと放り投げたら 
潰れそうな心だって 
たちまち 元気を取り戻して 
子供の遊ぶゴムまりみたく 
ボヨンボヨヨンと飛び跳ねるよ 

だから

抑し潰されそうな心が視えるかい 
どんなに潰れそうでも潰れない 
しなやかな心が そこにあるから 
大空に向かって 
子供の遊ぶゴムまりのように 
ボヨンボヨヨンと飛び跳ねる 
そんな心で生きていきたい



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「灰色の空気」 (# 162)

2012-07-19 21:08:25 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。

のんびりしすぎて、危うく今日がお茶会の日というのを忘れそうになった
店主です、皆さま猛暑の中、いかがお過ごしでしたか。


関東で梅雨が終わった、と聞きましたが、本当ですか?

うわ、茶菓子の予定が・・・

まあいいか。

週末を控えた今日は、こんな感じで。

しーゆー・ねくすと・うぃーく☆


2012年7月19日ブログ直接投稿 「灰色の空気」

不機嫌な空 不機嫌な空気
不機嫌な二人が部屋を埋める
二人には分かっている
どこにいようと この空気から
逃れられはしないのだと

不機嫌な空 不機嫌な空気
なぜ別れないのかと人はいぶかる
人は分かっていない
滴るこの灰色の空気だけが
僕らをつなぎ 形作っているのを

僕らは互いの目を覗き込む
互いの目の中にある罪を
僕らは罪をなすりつけ合う
そして僕らは どこまでも
灰色の空気の中 堕ちていくんだ

不機嫌な空 不機嫌な空気
二人の罪が部屋を埋める
どちらも互いを解放しない
だって僕らは僕らの罪を
必要としているのだから

僕は君の中に僕の罪を (君は僕の中に君の罪を)
互いを餌に増殖する 甘い蜜
だから僕らは互いを必要とする
そして僕らは どこまでも
灰色の空気の中 堕ちていくんだ



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「流れゆく花」 (# 161)

2012-07-16 20:55:09 | お茶菓詩 (読み切りサイズ♪)
ども、お今晩は~。


良い天気でしたねぇ、暑かったです!
暑いの大好き!なので、嬉しかったまかろんですが、
皆さまはどうお過ごしでしたか。

今日は海の日です。

というわけで、今日はこんな茶菓子を。


ではまた~。


2012年7月16日ブログ直接投稿 「流れゆく花」

毎日毎日 生きている
毎日毎日 時は流れる
流れる時間に浮かぶ世界は
目まぐるしくて 目がくらむ

花は開き閉じてゆく
わたしの中に咲く想い
浮かんでは消え 開いては閉じる
その一瞬一瞬にわたしは浮かぶ
浮かんでは閉じ 開いては消える

すべてが変わる この世界
正も悪もなにもかも
ただ浮き沈んで 流れゆく
水面にきらり 幻のわたし

花はしぼみ また開く
とりとめもなく散る想い
流れる時間に浮かぶわたしは
流れ流れて 大海へ
花も時も消え去る空へと流れゆく

星空きらめく大海へ
その向こうの空へと流れゆく



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