夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

上野で♪♪(4/6の続き)

2007-04-09 23:11:25 | おでかけ日記。
散る桜の吹雪の中
大タコ焼で満腹になった私達夫婦は
弟よりのオツカイで
一旦上野公園を出て
本命の国立博物館を通り越し
そしてまたいくつかの大学を通り越し
突き当たりまでテクテク歩いていく。

その交差点の角の一つに目的のお菓子屋さんはあった

その名も『桃林堂』

店の佇まいもナカナカ風情があり
お抹茶と桜餅のセットを注文して待つ

なんだか店の中だけ時間が止まっているような
そんな静かな空間でした

いよいよ注文の品が一人ずつ前に置かれる
一人一人抹茶碗が違うのも楽しい

そして目的の桜餅・・・一口食べて



甘さ控えめで品のいい香り・色・味

大きなお店ではないのですが
歴史を感じる雰囲気に
生けてあったチューリップも和の空間になじんでました

私達の先に入った若いカップルも
私達の後に入ってきた御夫婦も
みんな店内でお抹茶とお菓子のセットを頼んでました

上野に行ったらココでお茶とお菓子を・・・
というのが定番になっている常連さんが多いのかな~

そして弟に頼まれた分も買い、店を出る


いよいよ東京国立博物館へ

さすがに敷地も建物も大きいので
次々に人が入っていくのにどこも詰まっていない

東京国立博物館の本館で便利なところは
中に入ってすぐにロッカーがあるとこ!
(国立科学博物館もそうですが、
    東京国立博物館の方が広くて便利
私のような田舎者は荷物が異常に多いので大変助かります

そして、私にとっては未だかつてない
展示室に入る前に金属チェックや手荷物検査などという厳重さの中
いよいよレオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』です

3列か4列に並んでくださいと言われ
右から2列目に並んだら・・・失敗

一番右に並び壁伝いに進めば
『受胎告知』のまん前、最前列で観られたのにぃ
(どおりで一番右だけ以上に長い列だったはずだぁ
『受胎告知』の前は3だったか4列で通るようになっているので
これから観に行く方は参考にして下さい

それでも、十分に細部まで見えますし
みんな足の運びが遅くなっていき
「へぇ~、これが~
といった感じでおのおの感慨深げな顔になり
私達もそうなっていたのでした

で、今回の企画展『レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像』
本館の展示は絵画『受胎告知』の1点のみなので
他の展示を観る為に平成館へ移動

平成館では、絵画とかはなく
レオナルド・ダ・ヴィンチの実像に迫るというコンセプトのもと
彼のスケッチや
それをモトに作られた模型などダケ・・・
と、言ってしまえば退屈そうですが

でも、実は意外に面白かったです

王様に作った機械仕掛けのライオンの模型も
逸話としてしか知らなかったので実際にどんなか見られてうれしかったし
名画『最後の晩餐』に描かれた一人一人の性格分析と
それによるポーズ決定やより劇的に見せる為の配置等の計算も面白かった
学校で習ったけど意味が分からなかった空気遠近法
目からウロコのように分かりやすく説明してあって感激

彼が天才と呼ばれるほど
次々と考え出された事柄。
その全てにはそこに行き着くための流れがあって
それは彼の生活環境、そこから生まれた性格、時代の流れ・・・
様々な観点より
人間レオナルド・ダ・ヴィンチ
その人の偉大さと同じ人間という親しみが
素直に伝わってくる企画展でした

意外にウチの夫も飽きずに楽しんでいたし
でも、夫が一番喜んでいたのは
企画展の出口出てすぐの人力飛行機の模型だったけど

観たいけど行けない
そんな友人達のお土産にクリアファイルや絵葉書、
『受胎告知』がパッケージにデザインされたチョコレートを購入。
(夫にはTシャツ買ってあげた・・・いつものお約束ね

※後日談
 チョコレート、
 ヨーロッパのチョコは甘すぎる印象があり心配でしたが
 生チョコ風なのか柔らかめで舌触りも良く
 大きさや形も食べやすく好評でした

さて、長くなりましたが
東京での初日はこのくらいにして
弟の新住居へと向かったのでした~

上野で・・・♪(4/6のコト)

2007-04-09 23:10:26 | おでかけ日記。
春と共に元気になってきたような私。
次から次へとやりたい事が押し寄せて
家計が火の車でも
もう、誰も止められない

映画のチケット20枚のまとめ買いから始まり
フラワーアレンジの講師所得講座の受講に続き
オルセー展と『受胎告知』観たさに行っちゃいました
東京まで

土日は溢れる人に流されて美術鑑賞なんてトテモトテモ・・・
という持論の私は
夫婦で4月6日(金)に休暇をとり
朝4時に自宅を出発して高速バスで東京へ


東京駅から上野へ直行
まずは東京都美術館へ
そして8日(日)で終了してしまう『オルセー美術館展』を観ました

やはり平日の午前中は良いね~
人は多かったけれども
まだまだ自分のペースで観て進める余裕があり
モネ、ルノワール、シスレー、
ゴーガン、ゴッホ、セザンヌ等
美術教科書に必ず載っているような画家達の作品が並ぶ
また、画家の名前を知らなくても
見た事があるような作品たち

それはもう大満足の作品展でした


その中で私が一番心に残ったのは
ゴーガンがタヒチへ行く前に描いた風景画。
(ゴッホと一緒に住んでいた頃)

今までまるで作風もタッチも違うと感じていた2人の絵。

それなのに、その風景画は
ゴッホを彷彿する事も出来そうな色彩構成


誰もが知っている通り
同居していたこの画家二人は喧嘩別れした。
その後ゴッホは自殺し
ゴーガンはタヒチで新境地を開く。

画家として芸術家として
自分だけの表現
本当の個性を求め
日々描き続ける毎日。

その苦悩の末の自分の作品からフト目を離し
同じ志の縁で
一緒に住んでいる人の作品を見た時に
どこか似ていたら・・・
どうしようもない絶望やいらだちが生まれると思う。

喧嘩の直接の原因は知らないけど
そういう精神状態で同居していたら
喧嘩もするだろう・・・

しかもそれが一生をかけた仕事(生き方)なら
とてつもなく激しい感情をぶつけてしまいそうだ・・・

そんな想像を勝手に展開しつつ
公園の木の下で鳩と休憩


上野公園内は桜の盛りが過ぎ
風が無くてもヒラヒラととめどなく花びらが散り
良い昼下がり
不忍池まで骨董市に行っている夫を待つ。

そこへ今夜のお宿の弟からTEL。
『上野に桜餅が美味しいお店があるから行ってみるべし
『できれば4個買ってきて欲しい
『午後は売れきれてる事が多いから、行くなら早めに
半ば強制じゃん

ところが
骨董市に行っていた夫が戻ってくるなり
「大変だ価格破壊だ安い
と、私の手をひき不忍池まで連れて行こうとする。
『ダ・ヴィンチ展、逆方向なんですけど・・・』
『お腹空いて死にそうなんですけど・・・』
『弟に頼まれたお買い物も逆方向なんですけど・・・』
骨董市(あくまで骨董でなく骨董市)に狂っている夫にとって
私のどんな言葉も聞こえない

しかし行ってみて良かった
その骨董屋さんは父君が私たちの隣町出身とかで話が弾み
思いがけず楽しい出会いでした・・・
お盆にお墓参りに来たら寄るかもなんて話にまで

そして空腹に負けて露天で大たこ焼きを買う
かなり大きくて6個入りでしたが
夫と3個ずつだけ食べても大満足

たこ焼きで桜吹雪の花見かな

なんつって~~~

月に一度・・・

2007-04-01 23:34:24 | おでかけ日記。
毎月第一日曜日は、ある場所である祭事をしております。

私は事務局に名前を貸しており
一応毎回出店しております・・・。

しかし、所詮素人。
業者の皆さんの真ん中でポツンとみすぼらしく座っています

でも、天気も景色も良い場所で
お天道様の下
顔見知りになった業者さんや
見ず知らずのお客様達

買ってくれる人
話しかけると逃げる人
値切る人
遠巻きにウロウロしていく人・・・

普段の生活で知りえない人や物事に触れるのが心地よい


しかし、毎回閉店間際に訪れる
舅・姑コンビの父兄参観

「目玉商品が無い

というキビシクもありがたいアドバイス

その事はよ~~~くわかっちゃいるんだが
商売は難しい

暖かくなってきました♪

2007-03-29 23:48:52 | おでかけ日記。
暖かくなってきて
体調が良くなってきて
気持ちもなんだか軽やかになって

3月はちょっと家計にムリしておでかけ

3月11日(日)には
「爆笑・お笑いフェスティバル」を観に行って
エンタで見ていた芸人さんやネタがナマで見れて
すっごく楽しかった

へらちょんぺさんって
何気に芸歴長いですよね
最初と最後に出てきてまとめ役みたいでしたけど
彼の真面目で優しそうな印象と物腰を考えると
司会進行役としてずっと出ててもいい感じをうけました

最初に
南野やじさんってどんな人???
と思ったらお経ネタの芸人さんでした
一度観たような気もしますが
覚えていなっかったのが逆に幸いして
新鮮に楽しめて良かったです
一生懸命さが伝わり好感持てて
もっといい音の木魚があったらプレゼントしたいくらいファンになりました

そして、最近TVで観ていなかったアレキサンダーおりょうさんの
藁人形を持った白装束での恨みネタも久々に観れて感動
予定時間をオーバーしてまで
ものまねしちゃったりして
ますます好きになっちゃいました

ちょっとコワイと思っていたデッカチャン
年が下でビックリ
私が座っていたあたりを指さして
「そこの空中に浮いている席の人達
とふられたときにはかなりビビッてしまった

タイガー・リーさんになるとイキナリ
こんなに女子中・高生が会場に来てたの
とビックリするくらいテンションが上がって驚きました

ヒライケンジさんは、
テレビで見たまんまで感激

ネゴシックスさんは
最後の全員紹介でへらちょんぺさんに忘れられ
挙句に「来る時のバスの中から影が薄かったから!」
と言われていた・・・芸人にそれはキツイでしょう
それもある種ネタなのかなぁ

小梅太夫さん・・・
行かないと言っていた夫も
彼(彼女)が来るといった途端に行くと言った位
一番人気で一番期待して行ったのですが・・・
肌がすべすべつるつるしてそうできれいでした

でも、なんと言っても今一番好きなのはクールポコ
小野ちゃんの
『ナァニィ~~~ッ
が、何度聞いても変わらないのがイイッ
仙ちゃんの
『男は黙って・・・』
も、何度聞いても淡々と機械的なトコもイイッ
毎日彼らの事を思うと元気になれる

TVでは気づかなかったけど
今回、仙ちゃんの天然が知ることが出来て良かった


笑うっていいですね
カラダが軽くなり
笑わせてくれた相手に対してとっても親しみが湧いてきます

あの日を境に元気パワーが少しずつ芽生え成長している気がします

あの日、南相馬市民文化会館に来てくれた芸人さんみんなを
これからず~っと応援していきます

東京に行ってしまった。

2006-02-01 15:40:49 | おでかけ日記。
お出かけ三昧を温泉で締めくくり
翌日の日曜には微熱
そして気力で出勤した月曜日

体の熱さと頭痛でグッタリ勤務
同僚に
「週末は東京よ」「夜会に行くのよ
「早く体調整えなさい」「お互いキャンセルしないで楽しもうね
と不摂生の烙印を押されているような気分になり
勤務終了後に近くの内科へ直行

まず、受付で体温計を渡される。

とにかく頭が痛くてじっとしてられず
自分の頭を自分の両手で支えているという
意味不明の状態の待合室での私・・・

ピピピッという音に条件反射で体温計を腕のところから抜く。

39.9℃   これはマズイ・・・

生まれてきて31年。
こんなに熱の出た時はなかったと思われる

診察室。

先生が「ちょっと胸の音聞かせて下さいね~。」と聴診器をあてる。
その途端先生の口から出た言葉が忘れられない。
その言葉は
「アチッ
だった。

そして綿棒で鼻水を採取され15分後。

「正月のはそうでもなかったけど今回のはインフルっぽいな~・・・
             あ~~っ、やっぱりインフルエンザだね~
「明日から仕事とか出ちゃダメだよ~
という楽しそうで
しかし、私にとっては無情な言葉が降ってきた

本来3人交替制の職場を
1人が産休中の為に2人でやりくりしているのに
その残りの2人のうちの私が
インフルエンザで外出禁止となってしまえば
1人の肩に全てがかかってしまう・・・

しかもその1人も
さっきまで一緒だったという事は
染してしまっている可能性大

そして、週末にはその同僚が
「私にとって一年に一度あるかないかの大イベントだから
「私、命かけてるから
と、常々言っている
中島みゆきさんの『夜会』が待っていた・・・

染していたら殺されかれない。

そしてその一枚2万円のチケットは
「友人と同時に申し込んだら2人とも購入の権利当たったから買わない?」
と、その同僚に誘われ、私と夫も持っていた・・・。

思えば「一度でいいから夜会を見てみたい。」と常々言っていた夫に
前回の夜会チケットを夫の同僚がプレゼントしてくれたのが始り。

あれから2年。

今回の夜会は前回のをリメイクしたものとか・・・
見比べてみたい

そんなわけで
我が家も4万円のチケット代の出費・・・無駄にする訳にいかない。

一日でも早く治さねば

その場でタミフルと熱さましを渡され飲んだ後
2時間かけての点滴。

その後の実家への隔離生活3日間。

舅、姑が相次いでお見舞いに来たのに
夜もグッスリなのに昼間も熟睡しており
全く気づかず寝ていたために

「もしや入院したのでは

と、散々心配をかけていたらしい・・・


そんなこんなで
インフルエンザはタミフルにより退治され
おたふくも明日は職場復帰の木曜日

「悪いけどコワイから休んで
との責任者と同僚よりのお言葉

ショック・・・

でも、同僚の
「念のための1日多い休養で、体力をつけて
  お互い夜会をキャンセルしないで楽しもうよ
の言葉を素直にありがたく受け止め
土曜日には夫婦で東京へ出発したのでした

そんな私たちに
一足先、火曜に東京の弟の所へ日帰りしてきた実家の母の一言。

「東京の風はすごく冷たかった
「でも、アンタらには
  東京の風より世間の風が冷たいよ

とキツ~イ捨て台詞されながらも行ってきてしまった


平熱になってからも24時間は感染力があるので外出禁止
それ以降はOKという事でしたが
外出解禁後になっても
食欲の全くないのと
咳が止まらないのだけが辛かった

だから当初の予定では
車でいわき市まで行き
朝一番の高速バスで出発し
まずは川越や浦和の骨董市を見てまわり
それから秋葉原のビジネスホテルへチェックインし
青山で短大時代の友人と早めの夕食
それから青山劇場で『夜会』を楽しむ・・・

だったのを

電車でいわき市まで行き高速バスに乗り
昼の出発でホテルに直行チェックインし
その後青山劇場で『夜会』を楽しみ
ホテルへ直で戻り
翌朝帰宅・・・というシンプルなものに

でも、たまに電車に乗るのも良い感じ
天気がよく
山やトンネルの合間に
太平洋という藍色の水平線が見えるのが良かった~

そして、とある駅では
なんだか今時見かけないような懐かしいような
肌色の車体に赤と白い線で
顔(?)のトンガッタ電車が停車しているのに出会う
しかもその懐かしい電車の行き先には『訓練車』と書いてあった

なんだかわからないけど初めて遭遇する珍事

写真をと思ったら
荷物を軽くする為にデジカメもコンパクトカメラも置いてきたのを思い出す

いわきに着いてからは順調に高速バスに乗れましたが
少し遅れて東京駅に到着する。

と、イマドキめったに見ないオーバーオール姿の男が私達を待っていた。

我が実弟である。

最近ハマリ中のくず餅を是非買ってあげたいと待っていたそうな

しかも、しっかりホテルの場所をわざわざ下見してきてくれたとも言うし

昔から(子供の頃から)彼は私を信用していないというか
かなりズボラか頼りないと思っているフシがある・・・
まあ奴は、まがりなりにも東京に住んでいるから
姉として黙って言いなりになっておいてあげているが

そのオススメくず餅は
東京駅日本橋口から徒歩で数分の「長門」のくず餅である。

つい数日前の火曜にも
実家の母が弟にお土産に持たされ
インフルエンザの熱で食欲全くナシの私も一口食したが
とっても懐かしく優しい甘味で
かつ、きな粉のキメの細かさと香ばしい香りが際立った一品

店構えは小さいが
昔からのお菓子屋さんといった感じで
お店の人も親しみやすそうな感じの良さだった

くず餅にこんなにハマルとは思わなかったが
わらび粉入りということで夫の大好きなわらび餅と変わりないので
自宅にも職場にもお土産用にいっぱい購入してしまった

翌日帰るときに買うのがベストなんだけど
そこは日曜が定休だそうなので
東京着いた途端にお土産を買い込んでしまったというわけ
ただ、紙袋は言わないと品数分もらえないかも・・・
福島まで帰ってきてお土産渡す時に気づいてしまったんだけど

それと、切り羊羹というのが気になって一包み購入し
ホテルで夫と弟と3人で食す。

羊羹のように見えて
小麦粉と小豆を練ってあるらしく
羊羹の味でモチモチっとした柔らかいお菓子

これも3人とも気に入ってしまい
この次にはくず餅と共に切り羊羹も買いに行きたいです

いつも玄関出たらマイカーに乗り目的地に横付けの私にとって
東京へ行くと電車移動は安いし待たないし便利ですが
とにかく一日中歩いてばかりいる印象

5日間もまともに食べずにいるのに
よく歩いてられるなぁ私
人間てすごいな~
などと考えながらテクテクしてきました。

でも、秋葉原と聞いていたホテルが
末広町駅の近くだったので
電器屋街やおでん缶にお目にかかれず残念だったナ~