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朝刊フジ

本やテレビ雑記に加え、英語で身を立てようと奮闘中の筆者が読者と自分に(笑)エールを贈る。

問題作!『ブラッディ・マンデイ』

2008-10-11 21:50:16 | ドラマ
おはようございます!
『朝刊フジ』編集長は、おまっとさんでした!のフジでございます。
どうも、お久しぶりです!
いやあ、この『朝刊フジ』を書かない間にも、皆さんからたくさんのアクセスを頂いていました。ありがとうございます。
いつか書かなければ、と思って、今日になってしまいました。
私は今、お仕事が0.5段階くらい前進し、来週にはそれを1段階にしよう、としているところです。
正直、わたしのような仕事は、誰も締め切りを作ってくれないので、休もうと思えばいくらでも休んでしまいます。
ですから、私の場合は勝手に締め切りを作って、そこに自分の仕事のピークを持って行くようにしています。
今日も、実はほとんど仕事はしませんでした。
でも、全くやらないのではなく、明日以降に手をつけやすいよう、山とある材料の中から、仕事に適したものにポスト・イットをつけておきました。
まあ、この選定作業に1日かけてしまうより、短時間で目利きしてサクッと終わらせたほうがいいようです、はい。

ところで。
これを書いているのは、あるドラマを見終わった直後です。
TBSテレビ系『ブラッディマンデイ』です。
いやあ、面白かった!
話はあんまりよく分からなかったけど(笑)。
といいますか、私、最初の30分を見ていないのです。
ニュースを見たあと、チャンネルを変えて見ました。
なので、主人公の青年が多分高校生くらいである、ということすらはっきりしないのです。
彼に接触してくる組織が、公安だということも、番組後半でようやく分かりました。
ちょっと、稚拙な展開もありましたね。
彼を守る、と言っていた公安の女性(片瀬那奈)がめちゃくちゃ弱かったり。あとなぜ彼の家に侵入した際、彼の妹の口を塞いだのかが意味不明だったり、。
それに、クライマックスで結局ウィルスは偽物だと分かりますが、なぜこれほど大掛かりな騒ぎを起こす必要があったのか、そもそもの部分がよく見えません。
でも。
最近の、毒にも薬にもならないドラマに比べたら、全く比べ物にならないほど面白かったです。
主人公が、自分が電力会社にハッキングしたせいで、大勢の命が奪われることになったと泣いてしまいます。
彼の居る建物(ショッピングモール?)が、ウィルスに侵され、他のたくさんの客が逃げられなくなってしまうのです。
一歩でも外に出たら、外に配備されていた警官に一斉射殺される、と。
自分を責める主人公に、公安の男性が言うのです。
ここから人を出したら、ウィルスが外に出て、何百万の犠牲が出る。
「守るってことは、そういうことだ」
これ、重い言葉ですね。
一部の犠牲はやむを得ない、ということかも知れません。
誰だって、救えるなら全員救いたい。でもそれができない時、どうする!?
考えさせられるセリフでした。

とにかく、スケールの大きさがハンパではない。
テレビでこういう話をやると、ちゃちになりそうなものですが、意外とクリアしています。製作に東宝株式会社が入っているからでしょうか。
そして、こういう話を土曜日の8時からやろうという、スタッフの心意気を買いましょう。
でももし私が編成なら、あえてこれを深夜にやって、話題性をつくって最終的には映画化、という線を狙いますね。

私の記事を読んでも、話の内容は全く伝わっていないと思いますので(笑)、とりあえず来週、ご覧になって頂ければ。
はっきり言って、感想は人それぞれだと思います。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。
また、しばらくお休みを頂きます。

『コード・ブルー』最終回は素晴らしかった!!

2008-09-12 00:53:24 | ドラマ
おはようございます!
『朝刊フジ』編集長は、ドラマ化で『氷の華』原作が売れまくっている!のフジでございます。昨日書店に行って文庫コーナーを見ていたら、店員さん同士が「『氷の華』3冊って言ってるんですけど」「ない。うちは品切れ」と話をしていました。多分支店からの問い合わせでしょう。それにしても、原作読んだらあまりの違いに驚くぞ!

ところで。
昨夜のフジテレビ系夜10時~『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命』最終回をご覧になりましたか?
実に素晴らしかった!!
最終回ならではの迫力ある救命活動。南総高速道路多重衝突事故の現場は、フィルムで撮影すれば映画で使えるのではないかとも思えるリアルさ。フェローの4人と看護師冴島(比嘉愛未)の賢明な救助が並行的に描かれました。今救える人しか救えないという辛い選択を迫られる藍沢(山下智久)と、ドクターヘリの中で緊急手術を行う緋山(戸田恵梨香)。ようやく認められてドクターヘリに乗る藤川(浅利陽介)。そして、現場のトンネルにガソリンがまかれ、引火すれば大爆発という中でも医師の使命を忘れずに救助をしようとする白石(新垣結衣)。5人が1人の患者を救いだしてトンネルから出てくるシーンでは、思わず鳥肌が立ちました。

医者は何のためにいるのか、と悩む藍沢。
人間はいつか死ぬ。医者はただその瞬間を遠ざけるためにいるのではないか、と。
それに対して、黒田(柳葉敏郎)は言います。
たとえそれが10分だとしても、いいのではないか。
彼は事故にあって、藍沢に腕を切断されるという処置をされたのです。
それでも黒田は、藍沢に切断されてよかった、と言います。
ついに彼らフェローは認められたのです。

医者の存在に、正解なんてないのでしょう。
若いフェローたちは、悩みながらもまた、へリに乗るのです・・・

なんとこのドラマ、来年新春にスペシャルが決まったそうです!
今回見られなかった方も、是非スペシャルをご覧下さい。
この感動を分かち合いたい!

それでは今日はこの辺で。
フジでした。
今日で、ドラマの記事が100個に到達しました!

これは一本取られた!『氷の華』第二夜

2008-09-08 00:17:17 | ドラマ
おはようございます!
『朝刊フジ』編集長は、ジュリアナ東京が一夜限りの復活!?のフジでございます。懐かしいなあ、バブルの象徴。私なんかもろバブル世代ですから、ニュースを聞いただけでタイムトラベルですよ。あの時、何で女性はみんな口紅濃かったのかなあ。何で前髪カールしてたのかなあ・・・

さて。
昨日の記事にて、私は土曜・日曜の二夜連続でテレビ朝日系にて放送されたドラマ『氷の華』が原作本とずいぶん違うぞ!とお話いたしました。
もちろん、私は原作の味方でした。
そして今でも変わりありませんが。
夕べの第二夜を見て、ハッキリ言ってドラマに降参しました。
最後のシーンなど、ゾクゾクしてたまりませんでした。
米倉涼子、やっぱ悪女だわ。
そして舘ひろし、執念の刑事をよく演じきった。
これはシナリオライターのウソを書く能力・・・失礼、原作を膨らませる能力の勝利ですね。
原作を読んだ方なら、主人公の瀬野恭子(米倉)が○○○だったというのは夫が仕組んだウソだった、などと、よくもまあ小説に反することを平気で書いたものだ、と思われたでしょう。
他にも、小説よりドラマチックにしようという意図が見え見えで、思わずテレビに向かって「分かりやすっ!」とツッコミを入れてしまう場面も少なくなかったです。
でも私、思ったのです。
名作は、何回もリメイクされるではないですか。
そして、そのたびに独自の解釈で映像化されます。
この『氷の華』とは、何回ものリメイクに耐える名作なのだ、と思います。
今回は、その一解釈なのだ、と。

ドラマをご覧になった方も、そうでない方も。
是非原作をお読みになってみて下さい。
原作のよさと同時に、今回のドラマ化でシナリオライターが苦労した点などがよくわかると思いますので。

それでは、短いですがこの辺で。
フジでした。
久しぶりにテレビで『振り返れば奴がいる』の1シーンを見たけれど。
織田裕二の「オフってのは仕事しないことを言うんだよ」カッコいい!
やればできるのに、三谷幸喜!

とりあえず米倉涼子は意外と演技派だと分かった『氷の華』

2008-09-07 00:02:46 | ドラマ
おはようございます!
『朝刊フジ』編集長は、メタボ健診の結果は『限りなくシロに近いクロ』だと言われた、フジでございます。他の機能は全て正常、ただ腹囲が2cm基準を上回っているのだそうです。食べる量、減らしてるんだけどなあ。これでも一時に比べればすっごくやせたんだけどなあ。ホラ(って、画像を使わない朝刊フジでは、お見せできないのだ)。

さて、私こと編集長フジは、昨夜9時~のテレビ朝日開局50周年記念ドラマ『氷の華』を見ていました。
ドラマの前に、原作の小説をたまたま読んでいたのです。夏の前の出来事。そのときから、米倉涼子主演でドラマ化されるとは本の帯に書いてありましたが、遠い先の話と思っていました。月日がたつのは早いもの。
内容は、ミステリーです。夫の愛人から電話で「あなたの旦那さんの子供ができたの」と言われた妻が、逆上して愛人を毒殺。この事件の謎に迫る執念の刑事と、犯行を認めない妻との物語です。これはおもしろかった!最初でこそ「これはただの凡庸な刑事の物語ではないか」と思ったものの、読み進めるうちに、一つの謎が浮かび上がる。これは刑事にとって、そして、犯人にとっても謎なのです!これがこの本を面白くしている理由でした。

これをドラマ化するのは難しいのではないか、と感じていたのです。原作は、刑事が思ったことを箇条書きにして細かいところまで捜査する過程が書かれています。こんな精密な物語をドラマで表現できるのか・・・

見た感想は、一言で言えば「まあまあ原作に忠実だなあ」です。
原作を知らない人が見れば、そのまま納得するでしょう。
逆に、原作を読んだ人からすれば、「あれ?どうしてあの部分を変えてしまったのだろう」と、原作と違う部分が気になるはず。
例えば、毒殺された愛人は原作でジュースを飲むことになっていますが、ドラマでは牛乳でした。こんなこと、変える必要があったのでしょうか?理由があるとすれば、スポンサーがジュースを作っているとしか考えられません。
また、原作で一番面白かった、先にも書きました刑事にも犯人にも解らない謎が、ドラマでは見事に省略されています。
その代わり、原作ではほとんど描かれなかった主人公・瀬野恭子(米倉涼子)の生い立ちがやけに強調して書かれていたり、彼女の大学の同窓生として、原作にないキャラを作って、二人の関係がまるでレズであったかのように描写してみたり。今日の第二夜を見なければコメントできませんが、こんなところに厚みをもたせる必要があったのか、疑問です。
多分、原作は地味な捜査の積み重ねなので、少しでも登場人物を増やして、華やかにしたかったのでしょう。現に主人公は普通の主婦のはずが、何とピアニストの設定になっています。現作者はどう思っているのでしょう。確かこのドラマの記者会見には、作者も同席していたはず。ということは、この設定の変更も円満了解済みだということか?

まあ、いろいろ言いたいことはありますが、それもたまたま原作を読んでいたからでありまして、ドラマ的には成立しているのだとは思います。とりあえず、米倉涼子さんが意外と演技がうまかった(彼女が出ているドラマを、私はほとんど見たことがないのです)のは発見でした。朝日新聞のテレビ欄には「今後の仕事に影響がでそうな悪女ぶり」とかなんとか書いてありましたが、そんな大げさではなく、普通にうまいと思いました。

昨夜の第一夜をご覧になった方は、是非今日の第二夜もご覧下さい。原作の通りならば、かなり面白い展開が待っています。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。
それにしても、高岡早紀さんに「あなた、セックスはどうなの?」と言わせるのは、イメージ通りすぎて、どうなんでしょ?

『篤姫』の堀北真希さんって・・・

2008-08-27 00:22:47 | ドラマ
おはようございます!
『朝刊フジ』編集長は、今日は食べ放題に出かけるぞ!のフジでございます。
わざわざそれだけのために、朝早く起きて出かけます。とにかくゴージャズな食べ放題だと評判らしいので、期待大。でも、食べ放題って、意外と早くお腹いっぱいになってしまいませんか?私、つい先日メタボ検診(本当はそういう名前ではありませんが)を受けてきたばかり。結果はまだ聞いていませんが、もしメタボだったら、今日の食べ放題は自殺行為!検診の結果は果たして!じゃなくて、食べ放題は果たして期待通りか!?

さて。
昨日、日曜日に放送されたNHK大河ドラマ『篤姫』の録画したものを見ました。
前回から公家と武家の衝突が始まり、篤姫と相対することになったのが、和宮であります。
和宮を演じるのは、人気の堀北真希さん。
堀北さんといえば、ショートカットにする前は”♪コットンフィールで♪”という曲にあわせて、かわいくくしゃみをするCMが印象的でした。
髪を切るきっかけになった『花ざかりの君たちへ』というドラマは、私は見たことがありませんが、高い視聴率を記録したそうです。あの辺から、彼女は演技開眼したのかな?
今では、CMなどを中心に活躍し(”さあ来い、リスク!”っていうやつとか)今年の10月からはフジテレビ系のいわゆる”月9”で主役が決まっているそうです。
順調ですねえ。

でも『篤姫』の和宮は、どうなのかなあ。
いや、別に悪いと言っているわけではないですよ。
彼女は悪くない。
ただ、和宮の化粧と髪のひっつめ具合が、彼女をあんまりかわいく見せないようにしている気がしてならないのです。
あと、セリフが少なすぎ。
真希さんが表情だけで演技できるタイプだとは思えません。
ていうか、大女優だって難しい。
それと、これは彼女には直接関係はないけれど、和宮のとりまき(?)の演技がわざとらしすぎる。急にマンガチックになったというか、分かりやすくなったというか。

大河ドラマは、『新撰組!』以来見てこなかった私が、久々に見ている『篤姫』。是非とも、堀北真希ちゃんを活かしきって、いいドラマにして頂きたいと思っています。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。
♪コットンフィールで♪って、このCM、有名だろうか?

正直しんどい『33分探偵』

2008-08-13 00:53:19 | ドラマ
おはようございます!
『朝刊フジ』編集長は、潮田玲子、引退を示唆か!?のフジでございます。潮田玲子って誰?の方は、昨日の『朝刊フジ』をお読み下さい。私の潮田さんへの愛情ぶり(偏愛ぶり?)が分かって頂けると思います。いやあ、昨日の今日で、いきなり引退!?もっとも、以前から彼女は引退の可能性を示していましたし、スポーツキャスターへの道を進みたいというのも聞いていました。でも、もう『オグシオ』じゃなくなっちゃうんだよなあ。社会人でスポーツ選手ってところがよかったんだけどなあ。もっとも、スポーツキャスターになれば、TVに多く露出することになるわけで、私も潮田さんのために15、6年前からテレビを持っている(笑)甲斐があるというものですが。

さて、『朝刊フジ』も再起動宣言から1週間を過ぎました。
おかげさまで、アクセスも急上昇。好きなことを書かせてもらっているのに、申し訳ないなあ、と思います。皆さん、ありがとうございます!!

でも、旧来の『朝刊フジ』読者にとっては、編集長フジが”TVドラマ”に全く触れていないのは不満なのでは?と思ってしまいます。
私も以前とは生活が変わり、ドラマを見る機会もあまりなくなりました。それに、正直言って「見たい!」と思わせてくれるドラマが少ないと感じていることも事実です。私自身が、年齢的にドラマのターゲットである視聴者層から外れてしまってきていることも一因でしょう。

それでも、毎週見ているドラマが2つあります。
両方とも、フジテレビ系です。
1つは、木曜日の夜10時から『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命』です。
これは若い4人の医師たちによる、救急医療に携わる中での成長を描いた群像劇。
医者は神様ではない、ということを改めて感じさせてくれる作品。
主演の4人(山下智久、新垣結衣、戸田恵梨香、浅利陽介)が、人間くさいフェローを好演。
山下くんは寡黙で感情を表に出さない役。でも似合ってる。セリフが少なくてやりやすいだろうな、と思って見ていました。ですが先週の放送では、彼演じる藍澤が、両親なき後育ててくれた祖母が認知症なのに自分のことを思っていてくれていると分かり、涙するシーンで初めて感情を見せてくれました。最近簡単にはテレビで泣けない私も、ここでは泣きました。
新垣結衣さんには、週刊誌で『医者に見えない』とか、朝日新聞で『前髪が医者にしては長すぎる』などと、色々意見はあるようです。でも私は、そもそもどんな人が医者らしいのかなど分かりませんし、彼女は”真面目な優等生”役にピッタリはまっていると思います。彼女演じる白石が、診療拒否する患者にキレてみせるシーンは、白石の真面目さがうまく演じられてきたからこそ、凄みがあったのではないでしょうか。
戸田恵梨香さんは白石とは正反対の、早く認められてドクターヘリに乗りたくて仕方がないことを全く隠さない緋山を演じます。戸田さん自身が優等生的な役を多くこなしてきただけに、この役はインパクトがある。
浅利陽介くんは、多分テレビにはそれほど出ていないのではないかと思われます。それに彼に与えられた藤川という役はあまりにステレオタイプ過ぎるので、見始めたころはドラマ自体がマンガっぽく見えたものです。ですが彼に光を与えたのが、実は5人目の主役、比嘉愛未さん演じる看護婦の冴島です。彼女の過去は先週でかなりはっきり分かってきましたが、藤川とは真逆の環境で育ったらしい。まったく期待されずに育った冴島は、故郷で期待の的だった藤川をうらやみながら、冷静にサポートするのです。

このドラマ、日本版『ER』とでも言いましょうか、様々な患者の容態が同時進行的に描かれていきます。また患者の書き分けが非常にうまく、病気の原因がまるで推理小説の謎解きのように分かっていく様は視聴者に満足感を与えてくれます。
あと、エンディングテーマのMr.Children『HANABI』がいい!ドラマにマッチしていますし、単独に曲として実が詰まっている。私、ミスチルで知っている曲と言えば4曲くらいと、ファンの方には申し訳ないくらい少ないのですが、これは一気に歌詞を覚えたくなったという感じです。
このドラマ、必見!!

実はもう一つ、見ているドラマがあります。
これは、見る前に非常に期待をしていたものです。
だって、設定が面白すぎるじゃないですか。
3分で解決する簡単な殺人事件を、放送時間の正味33分間もたせてみせる探偵の話。
何でも、非常にゆる~い感じのドラマで、主演の堂本剛くんが記者会見で「目標はゆるく(視聴率)3%」と言ったという情報も入ってきました。
土曜夜11:10~の『33分探偵』です。

これ、面白いって言う人、いるんだろうなあ。
探偵の、ただ時間をもたせるための無謀な推理。
昔のドラマでもなかったような、背景との古ぶるしい合成。
あちこちにちりばめられたギャグの数々。
いかにも、ちょっと自分はドラマ見てます、ってな人に受けそう。
記者会見でも言っていたように、ツッコミどころ満載。

確かに、ツッコミどころは満載でした。
でも、それは面白いからじゃなくて、失笑してツッコムという感じ。
そして、ツッコム気力が次第に失せてくる。
思わず途中でチャンネルを変えた、という人もいたようです。
実際、視聴率も初回の12.2%から2回目は8.1%にと、大幅に下がっていました。
もっとも、裏に北京オリンピックがあったことを考えれば、善戦とは言えるでしょう。

以下、私が見た感想を書きます。
一つには、33分もたせるための推理というのが、しょうもない、というのがこのドラマの売り。そこを多分ツッコメという製作者の意図なのでしょう。推理に無理があるので、そこをツッコメと。
でも、例えば第1話のように、状況証拠だけですぐに犯人が分かる場合でも、実際は警察で”裏づけ捜査”というものをやります。このドラマの探偵は、ある意味、犯人が分かりきっている場面でも、裏づけ捜査をやっているのと同じだと言えます。あらゆる可能性を考えて、本当にこの人が犯人で正しいのかと検証するという、ごく真っ当なことをしているのです。
だから、見ている側では「ああ、いろんなことを考えてるのだな」くらいにしか見えない。製作サイドの思うほど変わったことはしていないので、「エッ、これでツッコメっていうの!?」とアゼンとしてしまうのです。
確かに、建物の2階の部屋から部屋へ移動するのに、窓から窓へは飛び移れない。だから巨大な角砂糖を作って地面に置き、その上を歩いて部屋を移る。角砂糖はアリが食べてくれるから、消えてしまって証拠隠滅。どうですか、この推理を真面目にする探偵。バカでしょう。ここ、ツッコミどころですよ。どうぞツッコンデ。
ここ、そんなに面白いですか?画面で刑事がツッコンデルのが、また悲しい。
何というか、人って、これみよがしに「ホラ面白いよ、ホラホラ!」と言われれば言われるほど、冷めていってしまうものなのではないかと思います。
例えば、最近のお笑い番組を見ていると、何だか笑え、笑えと言われているようで、辛くなってしまうのは私だけでしょうか。
それと同じような感情を、『33分探偵』を見ると抱いてしまいます。
二つ目として、話の途中で必ず黄金期の推理小説の名前が出てくるように、このドラマでは、古い推理小説を意識しているらしい。でも、探偵のいいように使われている刑事など、設定が古すぎる。東野圭吾さんが『名探偵の掟』で推理小説をパロってみせたように、もう時代は変わったのです。
三つ目に、ギャグがいっぱいあるので、若い人には受けるのかもしれないけれど、あれって昔流行した『Police Squad!』のパクリです。『Police Squad!』というのは、アメリカで非常に高い評価を受けながらも、たった6回で終わってしまった伝説のコメディー。この番組の人気で、のちに映画『裸の銃を持つ男』が作られたのです。
このコメディーに影響を受けた人はたくさんいて、例えばウッチャンナンチャンは、自分の番組でパロディーを作ったり、明石屋さんま主演の『心はロンリー、気持ちは・・・』シリーズでは、画面に工夫を凝らしたギャグをたくさん入れてみたり。
これが『33分探偵』に受け継がれているだけです。それがはっきり出ているのは、エンディング。登場人物たちがストップモーションになるところ。編集でそうしているのではなく、役者が自分で止まってるのが面白いですね。あの面白さを、私たち世代はもう『Police Squad!』で知ってしまっているのです。
そのほか、情報を集めるために捜査に出かける主人公たちが、気がついたらコックになって料理を作っていたりと行動をエスカレートさせていくところ。そして必ず情報屋が登場するところなど、そっくりです。
もっとも、『裸の銃を持つ男』などを全く知らない世代の方に罪はありません。このドラマを大いに楽しんでください。ただ、私ら世代にはそう簡単に通用しないよ、と製作にくぎを刺しておいた次第。
あっ、一応付け加えると、出演する役者陣はとてもいいと思います。堂本剛くんはもちろんのこと、高橋克美さんや水川あさみさんのナチュラルな演技がなければ、途中でチャンネルを変えた人はもっと増えたことでしょう。

私は、ドラマをつまらないと切り捨てるのが嫌いです。普段なら、わざわざつまらないドラマを記事にはしません。『33分探偵』には本当に期待しているのです。そうでなければ、次の回も見ようとは思いません。
せっかく面白い設定を思いついたのですから、視聴者に『正直しんどい』と思わせることだけは、やめて下さいね。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。
相変わらず、話の枕が長いねえ。

新垣結衣ちゃんの男言葉が新鮮!『パパとムスメの7日間』

2007-08-13 04:53:35 | ドラマ
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、このドラマ、本当に7回しかやらないんだなあ、のフジでございます。

さて、日曜日の夜のお楽しみといえば、『メントレG』なんですけれども、ここのところ私はTBS系『パパとムスメの7日間』にはまっています。
ストーリーは単純(というか使われすぎている)で、ウザイ父親と娘の心が入れ替わってしまう、というもの。今までいろんな出来事がありましたが、ドラマは来週で最終回。中身が入れ替われる幻の桃を見つけたまでは良かったが、食べても一向に入れ替わる気配がない。本当は食べるだけじゃダメなんです。そのヒミツは来週解き明かされることでしょう。

新垣結衣ちゃんの中にパパ役の舘ひろしさんが入ってしまい、結衣ちゃんはつい男言葉で話してしまいます。これが新鮮!一方舘さんは逆に女言葉になりそうになりますが、こちらは何とかオカマにならずにやって下さっています。

殆ど笑顔を見せないガッキーの演技が、彼女の新たな一面を見せてくれて楽しいです。来週最終回、お見逃しなく!

それでは今日はこの辺で。
フジでした。

井上真央ちゃん、頑張ってるんだけれど・・・

2007-08-06 09:40:05 | ドラマ
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、結構重い病気でしばらく記事が書けず、本当に申し訳ありません!のフジでございます。

さて、今日月曜日は、夜9時からフジテレビで『ファースト・キス』がありますね。確か第4話だと思います。
いやあ、このドラマ、賛否両論ですねえ。視聴率は結構取っているんですよね。でも週刊誌には、井上真央には表情が5パターンくらいしかない、などと書かれています。

①眉を上げる。
②流し目で人を睨む。
③下唇を噛む。
④おちょぼ口
⑤への字口

う~ん、確かにへの字口はあるなあ。でも私、真剣に見ましたけど、下唇を噛むなんてやってたかあ?その週刊誌には『これを機械的に切り替えているだけ』といってますが、どうなんだろうなあ、という感じ。人を睨むのは今回の役柄上、仕方ないのでは?
ここまで書くと、まるで私がこのドラマを擁護しているように見えますが、実際はその逆。これ、あんまり面白くないです。心臓手術を控えているのにやたら元気、というキャラクターは、余りドラマを見ない方には新鮮でしょうが、これ、うまく行ってるのかなあ。彼女は一応”小悪魔”的存在ということですが、小悪魔というより”悪魔”ですよ、これ。
伊藤英明くんの兄役も、妹のために恋をさせてやる、という、普通じゃ考えられないことを恥ずかしげもなく言ってるのが、木村拓哉くんの『GOOD LUCK』を書いた井上由美子らしいと言えばらしいけど。同じ作者の『マチベン』がよかっただけに、残念です。
今夜は面白くなるのでしょうか。消極的期待です。大ファンの方、どうもすみません。私も井上真央ちゃん自体は大ファンです!

それでは今日はこの辺で。
フジでした。

今回は泣かないと思ったのに『プロポーズ大作戦』

2007-06-19 00:00:13 | ドラマ
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、今回から大学編で様変わりしたので、絶対泣かないはずだったフジでございます。

さ~てやって参りました『プロポーズ大作戦』皆さん昨夜はご覧になりましたか?
最後のハレルヤ・チャンスでしたね!健は礼の手を取って走っていきました。物語はもうラストスパート。最終回はどんな終わり方をするのかな、と毎晩妄想するフジなのであります。

さて、フジはオンエアーに遅れること約1ヶ月、第5話を見てみました。
日韓ワールドカップの真っ最中。健の部屋で皆で試合を見たのですね。その中になぜかいたのが礼のおじいちゃん。広島から、ぶらりとやってきたのだと言います。
このおじいちゃん、豪放磊落。健は礼のことが好きだと直感したおじいちゃん、とにかく行動しろ、といいます。
「明日やろうはバカやろうだ」
これ、名言ですねえ。
おじいちゃんは証明写真をプリクラと勘違いして礼と撮ったり、礼の大好きな玉子焼きを持ってきたりします。
写真を渡すのを忘れた礼。
「正月に帰って渡せばいいでしょ」

しかし、健は知っていたのです。
おじいちゃんは、その年の終わりに、他界したのです。

「とにかく会って言わなきゃダメなんだよ」
健は自分の中の気持ちと、おじいちゃんの言った事がシンクロして、とにかく礼を広島行きのバスのところへ連れて行きます。
「玉子焼き・・・おいしかったよ」
私、やっぱりやられてしまいました。
死なせちゃうなんて、ずるいよ。
泣くよ、そんなの。

おじいちゃんは、帰っていきました。

それにしても、今回は健と礼のファーストキスあり、二人の間も盛り上がってきたのに、現実に戻ってみると、何も変わっていません。
それに追い討ちを駆けるように、スライドショーは礼が大学2年の誕生日から、多田先生との二人の急接近の様子を映し出すのです!
「1年の時の写真、あっただろ!」慌てる健。

それにしても、このドラマ、脚本の金子茂樹さんは相当引き出しがあると見ました。毎回良く考えられたストーリーで、飽きさせません。

とにかく早く最後が知りたい!
さっさと残りのビデオ見なきゃ、のフジでした。
それでは。

これが青春なんだなあ『プロポーズ大作戦』第4話

2007-06-16 00:02:22 | ドラマ
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、もうシャレにならないくらい涙を流しているフジでございます。

もう本当に泣かせる『プロポーズ大作戦』第4話。卒業式に第2ボタンを礼以外の女性に渡してしまった過去を変えるためにまたまた戻って来た健。
でもやっぱり現実は、礼が「もらってあげるよ」と言ったにもかかわらず、偶然の産物で健のボタンは藪の中。

やっぱり礼は健のことが好きだったのですね。

結局、学生服より大切だった野球部のユニフォームの第2ボタンをあげる、というオチ。私、残念ながらこのオチ、読めてしまいましたけれども、そんなことはどうでもいい。野球部の3人とマネージャー2人、揃うと5人。やり残したことをやろうと学校へ潜入して、校長室のイスに座ったり・・・何か、くだらないけど、これってやっぱ青春だ。

私は泣いた。
テレビの画面を見ながら、顔をぐしゃぐしゃにして泣いた。
私は、フジテレビの一番いいお客様だ。完全にはめられた。

高校を卒業したみんな。お話はこれからも続くのですが、私はもう十分楽しみ、泣かせて頂きました。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。