『朝刊フジ』編集長は、さすがに仕事の緊張感も解けてきた!のフジでございます。
今、英文ビジネス文書の訳(とりあえずタイトルだけ)を何日もやってきて、自分がどれだけ力がないかが良く分かった気がします。英語は奥が深いなあ・・・
さて。
先日、私は仕事後の楽しみとして、あるテレビ番組を録画しておきました。
『徹子の部屋』です。
もう有名で、今さら説明するまでもありませんね。
この番組に、私の大好きな作家、西村京太郎さんが出るというので、見てみたのです。
番組冒頭から、画面いっぱいにバラバラと置かれている、書物の数々。
これ、全部西村さんの書いたものです。
徹子さんは『十津川警部 アキバ戦争』が一番新しい本だと説明していましたが、多分もっと新しい本が出ているはず。
西村さんが紹介されますが。
微笑んでいるばかりで、あまりお喋りをなさる方ではないようです。
声がものすごく小さいです。
今は京都から湯河原に移り住んだ話とか。
いろいろ徹子さんが話を広げます。
西村さんは、どんな日でも必ず1日に原稿用紙20枚は書くことにしているそうです。作家の方は、そうやって決めている場合が多いですね。でも、西村さんのような多作な方は、20枚で足りるのかな、と思ってしまいます。
書くときは、布団にうつぶせになって書くのだとか。手書きですね。もう私など、手書きでものを書くということが出来なくなってしまっていますが、手書きだと直しがいちいち効かないので、集中して書けるのではないかと感じました。
西村さんが作家になったのは29歳の時。
30になると、やり直しが効かなくなるからだそうです。
作家になって、3年ほど売れない時期を経ました。
「もっと早く売れるはずだったんですけどね」とは、ご本人の弁。
徹子さんには「3年で売れるなんて、早くありません?」と言われていましたが。
私が意外だったのが、西村さんは今でも(78歳です)、作品を書くときはちゃんと取材に出かけるということ。そしてメモは一切取らない。映像で記憶しないとダメなんだとか。なるほど。
そして、ストーリーはどうやって考えるのか聞かれ「はじめと終わりは決まっている。だから何とか書ける。昔は”キセル作家”と呼ばれた」と話していました。
私が読んでいて、西村さんの作品ははじまりから結末にいたる展開が、非常に変化に富んでいてすごいと思うのですが、それがご本人の頭のなかでは初めから決まっていることに驚嘆しました。
他にも亡くなった作家の山村美紗さんとの交流の話など、貴重なお話がたくさん聞けた時間でした。
声は最後まで小さかったけど。
それでは今日はこの辺で。
フジでした。
『矢島美容室』何かスゴクいいっす!!