朝刊フジ

本やテレビ雑記に加え、英語で身を立てようと奮闘中の筆者が読者と自分に(笑)エールを贈る。

平成3億円事件!時効警察第7話!

2006-02-27 05:07:14 | ドラマ
おはようございます。『朝刊フジ』編集長は、本日2度目の登場のフジでございます。いやあ、眠れないんですよねえ。ぼーっとしているのに、眠れない。

そこで、この前放送されたにも関わらず、記事をあげられなかった『時効警察』第7話を特集しちゃえ、という気持ちになりました。
どうかお付き合い下さい。
タイトルは『主婦がはだしになる理由をみんなで考えよう』と、まあ長い(笑)。


「はい、分かります・・・平成3億円事件ですよね」と、霧山(オダギリジョー)が電話に出ています。
「え~と、あなたは」
『犯人です、あの事件の』

十文字(豊原功輔)らが、喫茶店を捜査します。近所のパチンコでで100万円の盗みがあった。犯人はぬかるみの中を逃走。したがって客の足を調べる。
・・・ところが、なぜか全員客はキレイなはだし。
ああ、これで『主事がはだしになる理由をみんなで考えよう』なのですね。

屋外で主婦向けの人生相談番組を見ながら待つことしばし。霧山と三日月(麻生久美子)は、電話の主と遭遇します。
「別に自慢するために持ち歩いているのではありません」と、秋津聡子(葉月里緒奈)が事件の記事を見せます。「私は警察の手ぬるい捜査を公表するために、手記を書くつもりでいました」遺留品がほしい、と聡子。しかし、秋津が犯人である証拠がない以上、渡せません。
結局、真相を究明して、もし秋津が犯人なら、遺留品はお任せしましょう、と。

で、捜査開始。

平成11年2月24日、現金輸送車が襲われ、現金3億円が盗まれました。手口は昭和43年のあの3億円事件と全く同じ。
現金輸送車に白バイが近づき「爆弾がある」と言って止めさせ、犯人は発煙筒を車の下に取り付け・・・

「遺留品を引き取りたいって・・・何で?」と霧山の隣に座る警官。
「手記を書きたいらしいんですよ」
「盗んだ3億円は使っちゃったんですかね?」
「聞いてなかったなあ」
「霧山あ!」

秋津の家に霧山が。
ご主人のことを気にする霧山。
机の上に、妙なものが。
「発明品だよ」と子供「お母ちゃん、発明やってんの」。
机の上を見回す霧山、秋津宛の封筒を発見。
差出人は、大宮夏美というらしい・・・
「お兄ちゃん、僕に誕生日プレゼントちょうだい?」
「いくつになるの?」
「7歳」

「どの靴にも見覚えはないというんだな・・・返事をしろ!」
十文字です。容疑者を尋問中。
「知らないわよ!」

「初動捜査のミスは、犯人を男と決め付けてしまったこと」と秋津。子供と買い物です。
「あの現金輸送車の2人が、犯人の顔を見た唯一の人間じゃない?」

家で『週刊発明』という雑誌をめくる霧山。ふと「オフィス大宮」という広告が。
大宮・・・大宮夏見!?

現金輸送車を運転していた男性に話を聞く霧山。何と当時運転手の隣には、不倫の相手が乗っていた!
「妻と言うものが、どれほど怖いものか!」と男性。調べを拡散するために、あえてモンタージュが男性の顔になるようにしたのです。

「模倣は模倣でしかない。オリジナルなんてない。昔の3億円事件を解けなかった警察が、今回の事件を解けるわけがない」と、三日月に話す秋津。

当時の遺留品と、霧山が秋津の家からこっそり持ち帰った洗濯バサミの指紋は、一致しませんでした。
ふと見ると、遺留品が入った金庫が開いています!中身は・・・ない!

霧山と三日月は中華料理店で夕食。
大きな人型の宣伝塔を店に入れようとする店員。
しかし、結果的にドアをふさぐ形となり、客に「こんなに狭くちゃ、通れないわよ!」と言われてしまいます。
その注意した女性、妊婦でした。
突然ひらめいた霧山「無理だよ!」
「何が!」
「無理だって!」

十文字は何と例の遺留品の箱を持っていました!
「お嬢さんよ」と三日月に言う十文字「あれは俺が最初に刑事課に入って手がけた事件なんだ」。

遺留品が見つかったからと言って、秋津に返すわけには行かない。
「だって、貴方は犯人じゃないから」と霧山。
あなたは、車の下にもぐりこむことは出来なかったんです。
なぜなら、妊婦だったから・・・
7年前に生まれた子。

部屋をでると、近くに「オフィス大宮」と書かれた車が。
出てきたのは男、何でも秋津さんとは妻が亡くなった前に、発明友の会で知り合ったと言う。
「秋津さんのところでは、何をしてたんです?」
「いや~、急に呼びだされちゃって。7年ぶり?」
”リバーシブル爪楊枝”なるものの権利料を渡せ、と言ってきたと言います。
秋津と大宮は、一度だけの関係を持っていたようです。

霧山の部屋で、三日月と二人で遺留品をあけて見ます。
中には、シークレットシューズ。
「これが、犯人が男性である唯一の証拠となったわけよね」
犯人はあえて男物の靴で捜査をかく乱させた、ってわけ?
意見の不一致の最中、靴がポーンと飛んでいきます。
着地。
しかし、ヒールの部分が取れています。
「シークレット・シークレット・シューズ?」
中には紙が・・・
「三日月くん、大宮夏見が、リバーシブル爪楊枝でどれだけ儲けたか、しらべてくれる?」

改めて秋津の家に行く二人。
「何ででしょうね」と霧山「どうして遺留品を返してほしいのか」。
「手記のためです」
「僕は、手記のためだと思っていないんですね」
毎回出てきますが、今日も最後の謎解きの前に、霧山はメガネを取ります。
「あなたは、リバーシブル爪楊枝でビルが建ったと思っている。しかし実際はそれほど儲かっていないんです。今じゃ、どこでも見かけない。
「夏見さんは、あなたにもっとたくさんの特許料が入ったとウソを言ったんですよ
「平成3億円事件の犯人は・・・夏見さんだと思いますよ。
夏見さんは大宮に特許料として3億円を支払った」

帰り際に、霧山は履いていた遺留品のシークレットシューズを渡します。
ヒールの部分にあった紙は、大宮とまだ独身の夏見が抱き合っている写真でした。
一夜をともにした秋津には、悔しかったでしょうね。
本来なら、3億円の隠し場所はここでした。
夏見は、秋津の考えた発明を勝手に自分のものにしていました。だから「ちょっとした意地悪のつもりで、大宮と関係を持ったんだわ」
いつも私のアイデアなのよ。発明品も、現金輸送車を襲うことも。

「この3億円事件は、すでに時効です。あくまで、僕が趣味で捜査したものです。あなたは、自分が真犯人として、手記を書いてください。僕が、他の人が犯人だと言うことはありません」

この件は誰にも言いません。

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う~ん、ドラマとしては非常によくできている。
これだけの短時間で、見事に伏線をまとめている。
しかあし!
『時効警察』は笑ってこその『時効警察』ではないか!
今回はほとんど笑うところがありませんでした。
おまけに、いつも最後に流れる「マイケルはジャクソンですが、この物語はフィクションです」みたいなテロップの、文字が多すぎて読みきれなかった!

さあ、次第に最終回が近くなってきた『時効警察』。できればきっちりした謎解きもいいけれど、深夜にクスリ、と笑いたいものです。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。

教えて下さい!amazonマーケットプレイスの謎!

2006-02-27 00:00:24 | 雑記
おはようございます。『朝刊フジ』編集長は、これで2冊目を売ったぞ!のフジでございます。嬉しい!

しかし、amazonマーケットプレイスには驚かされるばかりであります。あっ、ちなみにamazonマーケットプレイスというのは、古本などを出品して、買ってもらうシステムのことです。
私、先日に続いてまた1冊売ってしまいました。
でも・・・

あれって、1冊の本に対して、私のような売りたい人が何人もいる場合が多いのですね。で、私はどう考えても”定価”より高い古本ってありえないだろう、と思うのです。
もちろん現在出版されていない、などの場合を除きます。
今バリバリに売れている本を出品するためには、少なくとも定価未満、そしてamazonでは購入者から340円の郵送料を取りますから、どう考えても定価より340円少ない値をつけないと買う側のメリットが1円もないはず、と思うのです。

しかし、実際は、340円未満はおろか、定価より数百円高い値段設定をしている方がおられます。
さらに驚くべきことに、リスニング教材なのに”CDなし”とか。
それどころか「マークシートは、注文が入ったら鉛筆書きを消しますが、完全に消えるかどうか・・・」などと、商品として成り立っていないのでは?というものも。
いやいやまだまだ!文庫本なんて「1円」なんていうのが存在するのです。売るほうのメリットは、何なのでしょう?

どなたか、詳しい方がいらっしゃいましたら、フジに教えてください。
お願いします。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。

『週末に読む極上ミステリ』#20 あの話題作が登場!

2006-02-24 06:05:49 | 
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、最近急激に物覚えが悪くなった、フジでございます。1時間前に見たドラマのストーリーすら忘れてしまう。いかんなあ、また川島隆太先生監修の『大人のための計算ドリル』やらなければ・・・

さあ、今日は今年初めての『極ミス』でございます!いやあ、そういえばこんな企画、やってたなあ、という方も多いでしょう。本来なら昨年の続きで「『法廷ものが読みたい」という方のために③』をお送りするべきなのでしょうが、今日は私、非常にタイムリーな小説を読了致しましたので。そちらをご紹介いたします。

昨夜9時より、TBSテレビ系で『白夜行』第7話が放送されました。

この話、何でも既に「原作とはかなり違う」と言う声が結構あがってるですよね。
そこで、では、どんなに違うのか、買って見ました・・・というのが先日ここに書いた記事。

つい先日書店に入ると、この本がまるで「今の内に全部売っちゃえ!」とばかりに積まれています。そしてなんとハードカバーまで積んである!わざわざ買う人、いるのでしょうか?

それでは『白夜行』ってな~に、という方のために、さわりだけご紹介します。

*ストーリー*

とある建築半ばで止まったビル。
子供たちの遊び場になっています。
そこで発見された死体・・・
笹垣という刑事が捜査を担当します。
遺留品は運転免許と名刺だけ・・・桐原洋介。どうやら、質屋の主人らしいです。
向かってみると、『質きりはら』では、店員の松浦が出迎えます。洋介の死に動揺を隠せない様子。
扉の向こうに、少年が姿を現しました。笹垣は、その子供の目の奥に潜む暗さに驚いたのだ。

笹垣たちは、死んだ桐原とどうやら愛人関係だったらしい、西本文代に会いに行くことにした。文代は外出中だったが、しっかり者の娘が出てきた。
「西本雪穂です」
きりはら、という店を知ってるか、との問いに、うなづく雪穂。でも、洋介が家に来ることについては「覚えていません」。
鑑識では、死体の傷は女性でも十分付けられるとのことだった。洋介と文代は会っていた、そして文代は洋介を・・・

しかし、この推理は脆くも崩れ去った。
西本文代には、完全なアリバイがあったのである。

*編集長フジの目*

本当にさわりだけです。
物語はこの後、一気にスケールを広げていきますが。

え~と。
まず、この本を読まれたことのある方に是非お聞きしたいんです。

・・・面白かったですか?

書店では、『800ページを2日で読んだ』とか何とか、非常に景気の言いPOPが伸びていましたけれども。
私、5分読んだら5分休む、というペースでしか続けられませんでした。どうしても、先への興味が続かないんです。
いつ面白くなるかな、いつかな・・・と思っているうちに、気が付いたら残り50ページになっていました。
きっと、本来なら面白いんでしょうね。いえいえ、これは決してイヤミを言っているのではないのです。私、本当に体調最悪の時に読んだので、今一つノレなかったのかもしれません。

まあ、面白さには個人差があるにせよ、どうして私には興味が続かないのかを自分なりに分析してみると(ネタバレ入ってますので、ご注意下さい)

①桐原亮司がワルすぎる。
巻き込まれ型ではなく、自分からどんどん犯罪に手を染めていく。怖い。
その犯罪がまたダーク。偽造キャッシュカードなど、大仕掛けでなく身近なものだけに、これを読んだ人は偽造が出来てしまうのでは、と思ってしまいます。
(テレビでは、亮司は最初怖気づいているが、次第に自分が中心になってやっています)。

②唐沢雪穂が表に出てこない。
高宮という男の影として、などとよく出ては来るのですが、前面に出ることはあまり無かったように思います。
(テレビでは、雪穂は身を守るために非情になっていきます)
また、是非せめて本に登場人物表でも付けてほしかった!篠塚や今枝など、結構よく出てくるのに「あれ、この人誰だっけ」となってしまうので(というより、冒頭で書いた私の物忘れかも・・・)。

③構成
ミステリファンには”精緻”という言葉に弱い方が多いです。私もどちらかと言えばそっちのタイプ。この本のカバーにもありました。
せっかく色々な登場人物が出てくるので、読み手としては「なるほど!実はこの人とこの人が関係してるんだな」などと思いたいのに、展開は有機的に結合していきません。折角の大河小説なのに・・・

④笹垣にあまり執念を感じない。
これはテレビの影響かも知れませんが、あの鋭い眼光がねちっこく現れて、犯人と追いかけっこをさせないと、サスペンスが続かないような・・・

⑤おまけ
原作とドラマを比較すると、ドラマの方がいいセリフやシーンを書いています。これは、原作が心理描写にほとんどページを割かなかった代わりに、ドラマは反対に感情表現を重視しているからだと思います。
例えば『なあ、雪穂』で始まるモノローグもドラマ。図書館でじーっと雪穂が来るのを待つのもドラマ(これは小説には少し出てきますけれども)。そしてなんと言っても、原作では亮司と雪穂がほぼ出会わない!

これについては異論もございましょう。「原作の抑えた心理描写がいい」という方もきっといらっしゃるはず。ここはもう、好みですね。フジにとっては、あの二人は途中で再会し、逃避行をすることで、ストーリーがよくなったなあと思っているのですが。

しかし、もしこの作品をドラマ抜きで読んだ方は、きっと最後の数十ページには驚愕するでしょう。とにかく、東野圭吾ファンは一度、とりあえず読むべし!

*私的採点*

★★1/2(★5個で満点)

私個人の趣味の問題で、どうしても中々先に読み進めることが出来ませんでした。分厚いのは好きなんですけれどね。

今回は、是非既読者の方のご意見も聞きたいなあ。
それでは今日はこの辺で。
フジでした。

意外な展開へ!『アンフェア』第7話!

2006-02-23 00:00:03 | ドラマ
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、左手の人差し指を深爪!のフジでございます。爪が肉に入り込んで、痛いの何のって!キーボードを打つ手にも力が入りません・・・

しかし、力が入ってきているのは、ドラマ『アンフェア』です。連続殺人は主人公、雪平(篠原涼子)の娘の誘拐事件へと発展して来てしまいました・・・

犯人は、以前に夫と子供を事故で失った牧村(木村多江)を使って同情を買い、身代金を集めようとしています。
そして『その金で広真建設の株を買え』と言います。決して業績のよくないこの会社の株を、なぜ?事実、売りが殺到しています。

身代金が雪平のところにわたる。得をするのは・・・株を持っている、いわゆる”仕手”だと言う三上(加藤雅也)。株を買い占めて、一気に売って、あとはパー!

一方、美央と牧村。
牧村がまた外に出されます。
「これで、美央ちゃんを介抱してくれるんでしょ?」と牧村。
(おっと、牧村は美央の介抱を望んでいたんですね。彼女はなぜ事件に一役買ったのでしょう?)

14:30。
「4億円、株を買え!」と管理官。

調べによると、牧村は以前、広田裕次という男に事故で家族を亡くされたという過去がありましたが、捜査は打ち切りになりました。当時の状況を調べるために、雪平と安藤は町田南署に来ました。コンピューターに答えがありそうなのですが・・・
その時。
「雪平さん・・・佐藤デスクが病院へ」

管理官が「最終的には40億近くになる!」

一人になった安藤(瑛太)。町田南署にあるコンピュータからデータを取ろうとしますが、邪魔が入ってなかなかうまく行きません・・・が、辛くも脱出!

佐藤(香川照之)は、過労でした。
眠る佐藤に、幼い頃父が歌ってくれた歌を歌います・・・

犯人は「今日の15時、外に出る」。
必死に問い詰めるのは牧村「新聞に、事件の再調査の件は載ったの?・・・あなた、騙したのね!警察が謝罪し、広田を極刑にするまで、絶対に止めないわ!!」
追われるように奥の暗がりで、覆面を取ったその人物は・・・
蓮見(濱田マリ)でした。
不敵に笑う蓮見。

雪平の携帯に電話が。
『広田のことを再調査しなさい。デッドラインは、午後3時。謝罪がなければ・・・』
「もしもし・・・」
プツッ。
この電話。明らかに蓮見が逆探知に成功しているのですが、うそをつきます。
(ここで蓮見という、私にはノ-マークだった人物が浮上してきました)

「犯人は複数だ」と話す管理官たち。「言葉遣いも、要求内容も変わった」
「警察が謝ればいいんじゃないですか!」と声を荒げる安藤。係長とやりあいます。

黒尽くめの人間が置いていったパソコンで検索するが、警察の謝罪のニュースは入ってきません。焦る牧村!

「これで40億か・・・」と、身代金の報告を受けた管理官。
そこへ雪平から電話。「広田の事件、もみ消したのが誰か、分かりました」
2人で部屋に入ると。
「山路管理官・・・あなたですよね」
「・・・・・・」
「父の広田正信と懇意にしていた幹部からの圧力、ですね」
そこに、陰から出てきたのは・・・佐藤。
「記事にすることも出来ますよ」
「証拠が無い」
「ありますよ」と雪平。「町田南署のハードディスクから発見しました」

黒尽くめの蓮見が、パソコンで『娘と女を解放する』と作動させます。
「どうして勝手に動くの!」と牧村。

これを受け、捜査一課が出撃です!
ふと、蓮見を探していた安藤は、蓮見のパソコンに『着信リサーチ』とあるのを見つけます。過去の着信のデータが入っているのです。
すると・・・
しばらく前に、逆探知に成功している1件がありました!
場所は・・・新宿中央警察署。
つまり、ここ?

安藤は拳銃を持ち、暗がりへ。
牧村がいました!
かすれる声で「警察は・・・広田の件、謝罪しました?」
「しませんよ」と安藤。
そこに銃声!
牧村の撃った弾は、安藤の身体へ。

雪平が安藤に連絡を取ります。「どこにいるの?」
「・・・捜査本部」

婦人警官の格好をした牧村が、ダンボール箱に入った美央を署内から出すことで、2人は脱出。

安藤が倒れているところの奥の壁面に、白いスプレーで書かれていたのは『アンフェアなのは誰か?』

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これはやられた!蓮見ははっきり言ってノーマークでした。髪型とか、きびきびとした感じがやり手警察官というイメージを非常に強く打ち出していましたので。
でも、同じ建物の中なら移動も簡単。入ってきた電話は自分がもみ消してしまえばいい。なるほど、考えましたな。

あと、これはマメ知識ですが、このドラマの原作者は、あのドラマ版『ドラゴン桜』などを手がけた脚本家です。今回が小説デビュー作となります。どうせなら、ご自分で脚本も書かれたらいいのに、と思ってしまいました。
でも、この物語って『小説型予告殺人』と『募金型身代金要求』が、完全にセパレートしてしまっていますね。こういうの、本当はあまりよくないんです。幹が貫いてなければならないのです。

それにしても、あの加藤雅也のネクタイと柄シャツのコーディネート、もうちょっとどうにかならないのかなあ・・・

それでは今日はこの辺で。
フジでした。

amazonマーケットプレイスに出品した本が売れました!

2006-02-21 06:27:45 | 雑記
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、朝起きると汗ぐっしょり!のフジでございます。つい最近から電気毛布なるものを使い始めたのですが、うまく温度調節が出来なくて、ホット!ホット!なのです。

さて、タイトル通り、私、先週の土曜日に生まれて初めて『amazonマーケットプレイス』に出品してみたのです。二度と読まない本は、欲しい方の元にあるほうが幸せなのではないか、と。

5点ほど出品しました。ビックリしたのは、こちらが定価を決める際、相手から300円近く配送料をもらうのですが、かなりの人が「相手に300円を負担させてしまうと、新品より高くなってしまうぞ!」という価格をつけているんです。新品よりユースドの方が高くて、何かメリットあります?

時は変わって、昨日の夕方。メールをチェックしていたら、amazonから「出品商品が売れました。急いで配送してください」とのメールが!
嬉しかったですねえ。こんなにすぐ売れるなんて・・・しかしながら、「急いで配送してください」と書かれると、何だかとってもせかされている気分で、焦ります。

それにあれって、封筒や緩衝材(あの、プチプチして遊ぶやつね)などを自分でしなければいけないので、辛いです。出品した本の大きさはまちまち。そんなにジャストサイズの封筒ばかり揃えていたら、キリが無いですよね。

うむ。フジの奮闘は続くのでした・・・
私の友達なんて、いつでも出品できるように、プチプチをダンボール箱いっぱいに用意しているようです。スゴイ!

それでは今日はこの辺で。
フジでした。
今夜の10時からは『アンフェア』だよ~ん。

皆さまのおかげで最高位ランクイン!

2006-02-19 05:58:14 | 雑記
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、空気が乾燥していて、くちびるがガッサガサのフジでございます。もう色がおかしいことになっちゃってますから。表皮が剥がれ落ちてますから。メンソレータムが手放せません。でもあのリップスティック、何だか口の中まで入り込んで来る感じがしませんか?

さて、『朝刊フジ』日曜版です。
とは言っても、今はまだ朝の6時前。頭が全く回転していません。
ボーっと昨日のアクセスランキングを見ると・・・

な、な、何と!
2月18日(土)のアクセスランキングに、朝刊フジが483位(472531人中)にランクインしているではありませんか!
これは順位もアクセスIP数も『朝刊フジ』史上最高です!記事はドラマ『時効警察』についてでした(もっとも、他の記事を閲覧された方も入っているのでしょう)。
それにしても、これも一重に読者の皆さんのおかげです。大感謝です!

ちょっと裏話をさせて頂くと、昔からの『朝刊フジ』愛読者の方はご存知かと思いますが、私、ドラマの記事を書く時はテレビを睨みつけ、放送と同時に速記でメモ取りをするんです。これがしんどい!疲れる。そして何と言っても、後で読み返してみても、何が書いてあるのかサッパリ分からない(笑)。これの解読作業をしてから記事を書くので、時間がかかります。
だから、今回のような結果に、嬉しさいっぱいなのです。

今後とも『朝刊フジ』をどうぞ宜しく御願い致します。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。

十文字大活躍!?『時効警察』第6話

2006-02-18 05:49:53 | ドラマ
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、すごくすごく残念な通販を買ってしまった!のフジでございます。一応教材なんですけれど、これがただセミナーを録画しただけというお手軽商品。かと言って、情報だからクーリングオフも効かないし・・・悔しい!

さて、皆さん、昨日は『時効警察』ご覧になりましたか?今回は、いつもただ”きざ”なだけの十文字が一役買いましたね。
ザーッと、ストーリーを振り返ってみましょう。

2月6日、午前6時。
署に、警視総監がやってきました。
「これです」と総監は一枚のポスターを見せます。
『茗荷谷かよ子(39)』
整形逃亡犯だというのです、時効まで日がありません・・・
「時効だってさ」
「霧山に任せよう」と皆の声。

2月10日。午前11時。
時効まで、あと3日。
「僕が捜査する前に、事件をしっかり解決してくださいよ。十文字さん」と十文字に言う霧山。
「同期なんだから、十文字でいい」
でも、なかなか急には変わらないもの。「十文字・・・十文字さん!」

薬局に来た霧山。
「頭痛薬、あります?」
「どこが痛いの?」
「(力なく)え~、頭ですよお」
(この時のガッカリ加減が面白かったです)
そこに店のものをくすねようとした女の子2人を発見!
霧山が、説教します。

美容室。
なぜかピンクの爆発頭になっている三日月。
でも、おだてられて、写真取り捲り。
しかしそこへ電話。
『助けてくださいよお』と、霧山でした。

女の子たちが持ち逃げしようとしたものを、押収したのに、店主が信じてくれないのです。でも駆けつけた三日月の頭が説得力を無くしています・・・

スナック「私」。
霧山と三日月は、店主の女性に「夫婦に見える」と言われ、三日月狂喜乱舞。
飲む中で、霧山は言います「もう時効の事件を追うのイヤなんだよ。時効になる前に何とかしなくちゃ」。
「恋にも時効って、あるんだよ」と三日月。ちょっとイライラ。

スナックを出ると(ここの通りにはスナック「俺」「私」「あなた」など、ふざけているとしか言いようのない名前の店が続きます)霧山が「今日はとっても大事なことに出会った・・・」

翌日「今日から、有給休暇をもらいます」と霧山。時効管理課です。
そこへ、茗荷谷のポスターが貼られます。『時効まであと2日』とあります。
どこかで見た顔だなあ、と思いながらも、「旅に出る」と行ってしまった霧山。

都電に乗っている、スナックのママ。
『あなた・・・あの頃の都電は、ピンク色だったね』
15年前、ラブホテルから出てきた男と女。
思わず刺してしまったママ・・・

何だか今日は変なミュージカル仕立てになっており、昔はやった『わらべ』の『もしもあしたが』をいろんな人が歌うのです。う~ん、どうした、時効警察!

ああ時効まで、あと一日か・・・
ふと十文字が、ポスターに載っている犯人の特長を思い出してみると・・・どこからどこまで、彼女にそっくり!

しかし、十文字はママ・・・と言うより茗荷谷に恋をしてしまって、逮捕できないのです。
「ちゃんとしろ!」と霧山。
「はい・・・霧山”さん”」

時効まで、あと4時間。
スナックで。
「あなたは、わたしの正体を知ってる?」
「はい」と十文字。
「あと一日、出会うのが遅かったら」
私の人生、いつも影ばかりだったなあ・・・
茗荷谷の手首に、手錠がかけられます。

翌日。
茗荷谷の娘がやってきます。
「全部知ってました」と彼女。2歳の時だったが、整形前の顔も、覚えている、と。
自分を責めようとする彼女に、霧山は例によって『誰にも言いませんよカード』を渡します。


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さあ、いかがだったでしょうか。
これはちょっと、面白ドラマとしてこれを皆さんに紹介した以上、盛り上げたいのですが、ちょっと今週はイマイチでしたね。深夜のククク、という笑いが全くありませんでした。もしかしたら、たまたま私が前に見た回の脚本と演出が飛びぬけてよかったのかなあ。
調べてみますと。私が面白いと思った回は、脚本と演出が、三木聡さんという方が携わっているようです。

来週は『主婦が裸足になる理由をみんなで考えよう』だそうです。平成版三億円事件にどう挑むのか、飄々の霧山!
しかし、脚本・監督は三木さんではありません・・・

それでは今日はこの辺で。
フジでした。

衝撃の展開!『アンフェア』第6話!

2006-02-16 00:00:48 | ドラマ
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、あの山田孝之くんに隠し子が!のフジでございます。現在『白夜行』で主演しており、他にも数々の青春ドラマを演じきった彼ですが、まだ22歳なんですね!結婚した、というのなら分からなくもありませんが、子供とはなあ・・・いや、当世はそういう順序、関係なくなってるからなあ。

ええと、今日は都合により14日の9時前に投稿しています。14日にお読みの皆さん、こんばんは。

さて、おとといの夜10時、フジテレビ系にて『アンフェア』第6話が放送されました。何々型犯罪、というのは最近よく使われている言葉ですが、もしこのドラマ内での事件が、何の理由もなく愉快犯がやったということであれば、はっきり言って残念です。テレビの連続ドラマの推理ものって、結構多いんですよ。あれとこれは何のためになされた行為なのか分からない、という思わせぶりな展開が。

それでは、『アンフェア』はどうなのか?
一応警察側が「愉快犯では?」と言及していますので、愉快犯の線は消えると思います。
どのくらい我々をビックリさせてくれるのでしょうか!

前回、犯人からコンタクトがありました。「事件を公表せよ」
「ったく」と雪平(篠原涼子)。

そこへ電話。元夫の佐藤(香川照之)からでした。
「犯人はどうするつもりなんだよ!」
「知らない」と雪平。
「何でお前の口座なんだよ!」
雪平は、自分の口座番号を知らしめることはしない、と断言。

警察では、管理官や係長らが話しをしています。
「(へたな動きをしなければ)警察の面子もたちますからね」
安藤(瑛太)は「また面子ですか!?」
「お前も雪平に似てきたな」
「とにかく、犯人は口座に振り込まれた身代金を何らかの形で受け取ろうとするでしょう。我々はそこを利用するしかないのではないでしょうか」と冷静な刑事。

振込先の口座を新設すると決定した時、謹慎処分の身の雪平がやってきます。
「瀬崎の殺しと関係があるかもしれないんです!」
しかし、係長は「捜査することと雪平の謹慎処分をとくことは関係ありません」
雪平の携帯は、警察によって傍受できるようになりました。

雪平の味方、蓮見(濱田マリ)は、雪平からパソコンを受け取ります。牧村(木村多江)のデータが入っているが、パスワードが分からなくて、と雪平。

暗い部屋で横たわる佐藤の娘、美央と牧村。

警察から出て行くところを、大勢の報道陣が群がります。
しかし雪平はたじろぎもせず、テレビのカメラに「犯人に、言いたいことがあります」
かたずを飲む報道陣。
「本当に娘を拘束しているのか、証拠を見せなさい。もし美央に何かあったら、ただじゃ置かない!」
これが警察の会議室に流されてしまいました!
「あいつ・・・」と管理官。

牧村のパソコンには、特に何も入っていなかった、と蓮見。

このばかげた状況に、佐藤(香川照之)は「もう誰も信じられないよ・・・オレだって信じられないよ」

美央は牧村の手を縛っているロープを、鉛筆削りのナイフで、切ろうとしています。

「雪平の携帯に着信です!」
蓮見のその一言で緊張感が張り詰めます。
犯人は「7時までに東京タワーにいろ」。
その後も犯人から公衆電話で道順を指示され、水門のところへ出た雪平。
そこには、美央が書いた東京タワーの絵だけが・・・

警察では「雪平の口座番号を発表します!」と会見中。
色めく報道陣。
しかし、部屋には雪平が入って来てしまいます。「私には募金なんて必要ない。自分の力で、犯人を捕まえてやる!」

雪平の口座には、設定された額には全く及ばない金額が。
「雪平、人気ねえなあ」と管理官。
「所詮人ごとだってことですよ」と安藤。

やった!ついに牧村のロープが切れました!
「ありがとう!」
逃げ出そうとするが・・・ドアが開きません。
狭い抜け道はあるのですが、牧村では通り抜けられません。
そのとき!
ドアが開いて、全身クロずくめの(顔を覆うベールも)男が入ってくるなり、牧村を倒します。
虚しい抵抗をする美央・・・

雪平の携帯が鳴ります。
『あなたには失望した』犯人です。『娘の身代金を集められない人望とは』
美央の身柄を心配する雪平に犯人が『これ以上逆らったら、娘を殺す』
電話口の向こうでは、美央ちゃん、と声が聞こえます。牧村です。でも、変です。何もされていないのに、「キャーーーー!」と叫んでいるのです。
犯人は『娘がだめなら、もう一人の方の同情を集めたらいい』
「牧村さん?」
『2年前の事故で彼女の夫と娘を奪った、広田裕次を探し出せ』
「・・・・・・」
『その真相を調べて、明日の朝刊に載せろ』

広田裕次は、建設会社の社長でした。
アポなしで会おうとする安藤に対し、冷たい受付。
しかし雪平が来て、いきなり上階の社長室へ。
牧村の件を話しても、剣もほろろ。「無罪なんですよ、私は」

「広田裕次の名前が出てくるとはな」と煙草をふかしながら話す管理官。
それを見つめる小久保係長。
管理官は「・・・この事件、もみ消せ」
「?」
「コンピュータに入っている広田のデータ全てにロックをかけろ!」
広田の父は、広田正信・・・亡くなった衆議院議員の広田正信でした

広田正信は、牧村の夫と娘を失くす事故を起こした息子を、もみ消したのです!

身代金は、ぐんぐんと集められています。
犯人の思惑通りです。

そして、美央と牧村ですが、あのクロずくめの人間が牧村だけを外に出します。
「美央ちゃん、必ず助けにくるからね」
ところが・・・
外で牧村は、クロずくめに「ちょっとは加減してよねえ」。
ロープを解かれます。
「あんたさあ、一緒に組んでるんだから、顔くらい見せてくれたっていんじゃないの?」

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やはり、という感じでしたね。
木村多江さんがキーパーソンになると思っていた方は、結構いるのではないでしょうか?木村さんは演技力があるので、女性の持つ2面性のようなものをとてもよく表わして下さいます。
しかし、なぜ犯人は美央を誘拐したのか?いままでを総括すると、雪平に直接的なダメージを浴びせることを犯人はしていません。
狙いは、何か?
そして広田という男の存在は?

さらに気になるのは、前回も今回も、雪平の”全裸に新聞”がないことだ!
来週こそは、見たいなあ・・・

それでは今日はこの辺で。
フジでした。

”友チョコ”って、ご存知ですか?

2006-02-14 05:58:32 | 雑記
おはようございます!『朝刊フジ』編集長は、義理チョコでもいいから、一つくれよ~、のフジでございます。チョコ、大好きなんだよお!

というわけで、今日はヴァレンタインデイなのです。女性初志、お目当ての男性はいらっしゃいますか?そして男性初志、今年は義理』でないチョコを期待しているのではないですか。

さて、タイトルにも書きましたが、『友チョコ』ってご存知でした?
女の子の間で流行ってるんだそうです。一応、仲の良い友達同士が贈り合うということらしいんですが、何でも本当に仲の良い友達には手作り、廊下を歩いていて挨拶するくらいの人には安いチョコ。そして仲のよくない子には上げないのです・・・

女性同士って、まあ一概には言えないんでしょうけれど、何か群れる感じがありますねえ。その現れではないかと思います。

でも、『友チョコ』で一番得してるのは、友達でもなく恋人でもなく、チョコレートのメーカーなのですよ!踊らされてはなりませぬ。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。
今日の記事は短すぎたかな?

特報!『THE有頂天ホテル』を見てきました!

2006-02-13 00:00:36 | 映画
おはようございます。『朝刊フジ』編集長は、『功名が辻』で足利義昭を演じた三谷幸喜さんの演技が、思ったよりうまかったぞ!のフジでございます。でも、あまりにも台本に忠実に演じたため「そ、そ、それは誠か?」というセリフは、ちと、わざとらしかったかな。

さ~て私こと編集長フジは、先日その三谷幸喜監督&脚本の映画『THE有頂天ホテル』を見に行ってきました!この映画『交渉人・真下正義』『NANA』など、昨年の大ヒット映画を既に上回る300万人を動員した、大入り満員状態なのです!

先日『朝刊フジ』でも取り上げたように、もともとこの映画『ジ・有頂天ホテル』という名前でした。でも我々、冠詞がないのでジではすわりが悪い。そこでオープニングで『THE Wow-Chouten Hotel』とすることで、何とか免れた模様。

早速フジは映画館に乗り込みました。
メチャクチャいい席でした。演劇と違って、映画はあまり前だと首が凝る。でもちょうど真ん中より後ろ加減、背後は通路という、気楽な席です。

実は、わたしちょっとこの映画、見るのをためらっていたのです。なぜなら、三谷さんの台本が通常の2倍近くあり、松たか子さんは監督に「もう、この世のものとは思えないくらい早く喋ってほしい」と言われて、セリフをまくし立てたと言うのです。
果たして、自分は付いていけるんだろうか。

それでは、一体どういう話なんでしょうか・・・

と、普通ならあらすじなんですけれどねえ・・・とにかく核が無いので書けない(笑)、て言うか、いろんなエピソードが同時進行しているので、全部が中心、と答える以外ないのです。
が、さわりだけ、一応書きましょう。

12月31日。
新年まであと2時間です。
ホテルアバンテイでは、カウントダウンパーテイーに向け、最後の準備が進められていた・・・
しかし!新年になった瞬間に垂れる予定の『謹賀新年』の垂れ幕がとんでもないことに!
これを皮切りに、ホテル内のあちこちでハプニングが次々と起きていきます。
果たしてカウントダウンパーテイーは成功するのか!
副支配人(役所広司)の奮闘が続きます!

そして、この映画の見どころは、ホテルの客やら何やらで、たくさんの登場人物が出てきて、その一人一人にドラマがあることです。

・好きな歌を捨て、故郷へ帰ることになったベルボーイ(好青年の香取慎吾)。しかし---

・いくら外に出しても、いつの間にか入ってくるコールガール(この人も最近変幻自在ですねえ、篠原涼子)。折角一人男を捕まえた、と思ったのに---

・パーテイーのアトラクションを担当する芸能プロの社長(一九分けの唐沢寿明)。しかし夫婦奇術師がケンカして戻ってこなかったり、さらには---

・政治生命が終わるか瀬戸際の代議士(似合ってる!佐藤浩市)。証人喚問で悪を暴露するか、それとも黙っているつもりか、それとも---

・その代議士の元愛人で、今は客室係の女性(演技がウマイ!松たか子)は、客室にあった洋服をチラッと着てしまったために、とんでもない事態に巻き込まれ---

・新年を迎えるのでウキウキの総支配人(ニン、とは言わない伊藤四郎)がアトラクションの準備を見に行ってしまったばかりに---

・探偵(何、それ?石井正則)がシャ-ロック・ホームズばりの格好でホテル中を探しています。その、探しているものとは---

・ホテルで使われる文字を全て書いている、筆耕係(これはだれか秘密。一目見て分かったら、スゴイ!)が、半紙に向かうやいなや---

・ステージに行こうとすると、死にたくなってしまう演歌歌手(この人の言葉はビターで、少し三谷さんの昔の味が出ています。西田敏行)。しかし---

等、まだまだたくさんの人間関係が交錯します。
(よく見ると、ある三谷監督作品の主役2人がチラッと出てくるご愛嬌もあり!)

上映終了して思ったのは、とにかく『密度が濃い』!
監督の、これだけの役を自由に動かす”交通整理力”には舌を巻きます。
大体、まず、あきるということはありません、次から次へと事件が起こり、あきている暇がないのです。わたし、映画で時を忘れたのは、もしかしたら『バック・トウ・ザ・フューチャー』以来かもしれません。
セリフも十分ゆっくり喋っていましたよ。

もっとも、事前報道ではアメリカの『24』のようにリアルタイムで進む、と言われていましたが、実際リアルタイムなのかどうかは分かりません。あのデジタル時計みたいのも出てこないしね。

先日『三谷幸喜テレビ出すぎ』という記事にも書きましたが、『SMA×STATION』のオープニングで、三谷さんと香取くんが「ドンキホーテ、サンチョパンサ、ロシナンテ、アンドレ~、あ~き~らめない~」と適当なことを歌ってた、と言いましたが、これは本番直前に適当に作ったのではなく、本編でこの歌が重要な役割を演ずるのです!

さて、この映画は、結構客席では笑いが起こっていたのですが。
わたし、笑えませんでした(笑)。
しかしそれはファニーではなくインタレステイングだと言うことです。
Very interesting!
非常に上質のコメデイーと言えるでしょう。三谷監督も腕を上げましたね。前2作とは根本的に違います。うまいです。変に三谷色を出していないのがいい。
と、言うわけで、今回はの採点は・・・

*私的採点*
 ★★★★1/2

星半分減らしたのは、今はもう年が明けてしまっていること(笑)。

皆さま是非是非、劇場へ!大画面でないと、あのホールの大きさなどが実感できないと思いますよ。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。