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朝刊フジ

本やテレビ雑記に加え、英語で身を立てようと奮闘中の筆者が読者と自分に(笑)エールを贈る。

今度は三谷が真面目に語る!『古畑任三郎』脚本執筆はこんなに大変だった!

2005-11-17 04:21:32 | ひと・ドラマ
おはようございます!他ではこんなにたっぷりの量のブログは読めない、活字中毒者の友、『朝刊フジ』。編集長は、テレビ朝日の深夜には、『全力坂』という、美女が坂をただ走り登るだけの番組がある!のフジでございます。ほんと、初めて見たときはビックリしましたよ。ただそれだけなんですから。私、これ何かのフェチみたいなのを刺激する番組なのかと思いましたが、どうやら私にはそういう趣味はなかったようです・・・

さて、今日は先週お送りしました”三谷幸喜と清水ミチ子が語る『古畑任三郎』最新情報!?”の続編であります。あの日の翌日に放送された”DoCoMo MakingSense”というラジオ(しつこいですが、この番組はインターネットでダイジェストを聞くことが出来ます)では、三谷幸喜さんが『古畑』の執筆の意外な苦労話をしてくれました。面白いので、今日も誌上再録したいと思います。

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三谷「まあ、僕とイチローの出会い・・・」
清水ミチ子「こんばんは、清水ミチ子です」
三谷「こんばんは、三谷幸喜です・・・イチローくんはね」
清水「はい」
三谷「(吹き出して)あの、イチロー”さん”はね」
清水「”さん”ですよね。ビックリしました」
三谷「ま、年下ですからね」
清水「関係ない、関係ない」
三谷「”イチロー”でもいいくらいですよ」
清水「ハッハッハ」
三谷「まあ、イチロー”さん”」
清水「本人いたら全然小さくなってんだろな(笑)」
三谷「イチローさんね、昔から古畑任三郎のすごいファンだったんですって」
清水「何か、書いてありましたね」
三谷「DVDを全巻持ってシアトルに行って、毎日、もうBGMのように流してるらしいんですよ」
清水「へ~」
三谷「お会いして、セリフとかもすごい覚えてるし、『あの回のあのセリフはちょっと変じゃないか』みたいな」
清水「そんなファンなんだ」
三谷「奥さんも好きで、二人で古畑と犯人役になって、家で演じあったりとか」
清水「ハッハッハ」
三谷「してたらしいです」
清水「あっ、そう!・・・あれは?『新撰組』(同じく三谷執筆の大河ドラマ)は?」
三谷「『新撰組』の話は、全く出なかったですね」
清水「DVD差し上げたいわ(笑)」
(フジの注:三谷さんは嫌がる清水さんに『新撰組』のDVDを全巻プレゼントしており、清水さんは全く見ていないそうです)
清水「じゃ、それを知ってですか、最初は」
三谷「イチローさんが好きだって話をね、いろんなところでおっしゃってたんで、プロデューサーが聞いて、でまあ、ダメもとで、まあ『古畑』最後なんでちょっと面白いキャスティング出来ないかって」
清水「うん」
三谷「それでイチローさんダメだったら、とりあえず新庄(剛志)か・・・これは言わない方がいいな」
清水「そんなことないでしょ・・・ハッハッハ、笑っとけ、笑っとけ・・・で、最後ってのは決定なの?」
三谷「だって10年やってますからね。もういいんじゃないかって言う」
清水「そういうもんかね」
三谷「だって僕がきついっすよ」
清水「あっ、そうか」
三谷「もう思いつかないもん」
清水「思いつかないもんって言っちゃった(笑)」
三谷「普通のドラマと違いますからね」
清水「そうだね。犯人が分かってるって言うのも珍しいモンね、日本では」
三谷「あれは、ミステリーの”倒叙法”っていうんですけれども、刑事コロンボもそうですし、昔もっと色々あったんですけど・・・あれは普通のドラマとしても書かなきゃいけないし、あと、僕はミステリー作家でも何でもないのに、殺し方とかトリックみたいなの考えなきゃいけないじゃないですか」
清水「そうね。しかもスポンサーの関係で、映画と違って、『これちょっと、子どもが見てるんで』みたいなことで」
三谷「あの、毒殺はダメなんですよね。スポンサー的に。あと食べものに毒を混ぜるとかも、絶対スポンサーに食料品とか」
清水「そりゃそうだよねえ」
三谷「薬関係があるじゃないですか」
清水「うん、うん」
三谷「あと車も、車でひき殺すとかもだめなんですよ」
清水「ふ~ん」
三谷「車関係あるから・・・それであの・・・例えば銃で撃つとかっていうのも、あんまり銃持ってる人、日本でいないから、ちょっとリアリティーないじゃないですか」
清水「そうだね」
三谷「で、刺し殺すのは、結構子どもに影響・・・」
清水「あ、そうなんだ!」
三谷「もう、殴り殺すくらいしかないんですよ」
清水「へ~、でイチローの凶器は?」
三谷「あの、選手だけに刺殺ってのがありますけど」
清水「全然分からない(笑)」
三谷「今、野球ファンは大爆笑(笑)」
清水「すいません(笑)」
三谷「刺殺じゃないんですよ・・・あの、今回特殊な殺人なんで言えないんですけれども」
清水「じゃ、私がプロデューサーだとしましょう。で『三谷くん、わかった。アイデアももう尽きたと思うかもしれない。だから、ミステリー作家を連れてくる』」
三谷「そういう話もね、あったんですよ、ずっと。ただ純粋なミステリーでもないですからね。なんかちょっとこう、コメディーっぽい感じもあり」
清水「それはだから、三谷くん、あなたですよ。だけど、そのハウツーだけ」
三谷「いや、でもそれが密接にね」
清水「ああ、そっか」
三谷「絡んでくるわけですよ」
清水「そうだ。その演じる人の人間性とかもそうだね」
三谷「それは関係ないですけど(笑)」
清水「ハ~、降りる、私、この仕事(笑)」
三谷「面白おかしく持ってったりするわけじゃないですか」
清水「うんうん」
三谷「でなおかつ人間ドラマでないといけない、とすると、やっぱ一人が書くしかない」
清水「そうか。難しいもんだね」
三谷「あと、あれが大変なんですよ、あの・・・毎回、犯人が色々な世界の人だから、その都度その世界を調べなきゃならない」
清水「そっかそっか」
三谷「今回、野球選手なんですけれども、そんなに現場は出てこなかったからよかったんですけれども、例えば・・・骨董品の収集家だと、骨董品の世界を調べなきゃいけないし、あの将棋の名人だと、将棋の世界を調べなきゃいけないし」
清水「ふんふん」
三谷「歌舞伎役者もあったし、だから毎回・・・」
清水「将棋って、そんなに調べても、ルールなんて知らないでしょ」
三谷「全然知らなかったですけれども、調べて、これはいけると思って書いたんですけども、かなり批判が将棋ファンから」
清水「本当?」
三谷「ピアニストの時は、中村紘子さん」
清水「はい」
三谷「が、新聞で『あれは大嘘だ』みたいなことを書かれちゃったし」
清水「中村紘子さん、アッハッハッハ・・・どういうこと?」
三谷「木の実ナナさんが犯人で、いつも弾いてるピアノじゃないっていうことに気が付かなかったのかな、それが彼女のミスになるんですよ、忘れちゃったけど。それがおかしいと。ピアニストは、いつも弾いてるピアノがもし違うピアノだったら、弾いた瞬間に分かる、見たいな事を・・・」
清水「さすが、へ~・・・それはやっぱり一流だからだよねえ」
三谷「まあ、専門の人から見ればおかしいことはたくさんありますから」
清水「そうなのかなあ」

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いやあ、実に色々苦労があるもんですねえ。
でも私、ここに出てくる話、全部知っていました(笑)。そりゃイチローには及ばなくても、私は古畑を見守ってきましたからね。
それにしてもこうやって文字に起こして見ると、三谷さんの話の面白さもさることながら、清水さんの相づちの打ち方も素晴らしい。一つとして同じ相づちがない!やはり聞き上手の前では、誰でも話し上手になってしまうのでしょうね。

それでは今日はこの辺で。
フジでした。

出演ラッシュ!石原さとみ(早刷り版)

2005-06-14 19:15:00 | ひと・ドラマ
おはようございます、ではないんです。
まだ6月14日の午後7時を回ったところ。
でも『夕刊フジ』ではなく、いつもの『朝刊フジ』です。
お知らせしたいことがあるので、早刷り版を投稿致しました。
(でも、15日に通常通りお読み下さる方にも役立つように書いてありますので、ご安心を)

さあ、明日の水曜日はNO残業で家に帰りましょう。でなければテレビの予約録画をお忘れなく。
あのドラマが帰ってきます。
山口百恵・三浦友和の名作。
『赤い疑惑』が、30年ぶりに復活です。

今回のドラマの主役を演じる女性に、私はなんか魅かれるなあ、というのが本号のお話。

一番初め、彼女を見た時、私は名前すら知らなかったのです。
第一生命の『堂堂人生』のコマーシャルでした。田中麗奈さんのイメージが強すぎた私には、いつの間にか女の子が変わっているのに気付いた時「なんか、特徴のない子だなあ」と思ったのです。
でも何度か見るうちに「生涯を設計しナイト!」という彼女の顔を無意識に覚えていったんですね。
彼女は、あの好感度大と報道までされた「あなたも私もポッキー」のCMに、柴崎コウ、仲間由紀恵、松浦亜弥の3大スターに混じって出演していました。私は直感的に「あの子だ!」と思ったのです。音楽に乗って、2本のポッキーを一度にポキンと折って食べる姿が印象的でした。
ポッキーでは、彼氏の家でキス寸前に母親に来られ、未遂に終わるあのCMも有名ですね。私は、この子の唇がちょっとふっくらしていて、可愛らしく思ったのです。
(今放送されているポッキーの新CM,ご覧になりましたか?
ボートが並ぶ陰で、男子と二人、ポッキーを両側から食べていく、アレです。顔が近づいて行く時の彼女の顔、色っぽいです。目を閉じて、顔を傾けたりして。ドキッとしました)

名前と顔が一致したのは、TBSテレビで今年の1月から3月まで放送された、あだち充マンガのドラマ版『H2』を見たときでした。千川高校野球愛好会(ここ、野球部がないのです)のマネージャーで、主人公の国見比呂(山田孝之)に思いを寄せる古賀春華の役。第一印象は”ヒョウヒョウとしてるなあ”でした(ゴメン!)。でも主要登場人物の中でも、一番あだち充の世界を見事に表現しているな、と感心してた時、エンドロールで初めて名前を知ったのです。

『石原さとみ』さんです。

1986年のクリスマスイブに生まれた弱冠18歳の超若手女優。でも女優魂は人一倍。以前『マシューズ・ベスト・ヒット・TV』に出演した時、変なゲームをやらされて「私、こんなことするために女優になったんじゃない!」と叫んでいました。それがイヤミに聞こえないから素晴らしい。

最近では、NHK大河ドラマ『義経』で、静御前(まだ”静”だけでしたが)役で出演されていました。今度は『H2』と違い、日本女性の凛としたたたずまいを見事に表現。実は私、『義経』を全く見ていなくて、たまたま見た回が、静が義経の元を去って行く話だったのです。ラッキーでした!二人は再び会うことになりますが、その時も石原さんが演じるのか、楽しみです。


そんな石原さんが『赤い疑惑』で、かつて山口百恵さんの演じたヒロイン、大島幸子に挑みます。
そのせいか、彼女はここ数日間にTVにたくさん露出しています。
先日の日曜日に『赤い~』の特別番組をやっていました。新旧の比較をしていましたが、設定が旧作と同じ昭和50年代ということもあり、かなり当時のものに忠実に作られています。
「すごいセリフですよね」と石原さん「強烈ですよね(笑)」。

主人公、大島幸子に襲いかかる過酷な運命。
そして医大生、相良光夫との道ならぬ恋。
今回は、旧作で相良を演じた三浦友和さんが、心優しきトラックドライバー役で特別出演。傷心した幸子と出会い、物語は意外な方向へ・・・
旧作では、ビデオではなくフィルムで撮って3日後に放送していたそうです。厳しい!
三浦さんと石原さんのシーン。幸子は犬を散歩させてる設定ですが、犬が休みで代わりに助監督が紐をひっぱっている、などの裏話もありました。
「うーん、幸子さんは、永遠に不滅です」と三浦さん。石原さんはニッコリ。

「へ~、赤い疑惑、やるんだ」と思って見ていた次の月曜日。
石原さんは(多分番組の宣伝を兼ねてでしょうが)『H2』でも共演した中尾明慶くんと『関口宏の東京フレンドパークⅡ』に出演すると知り、見てみました。
彼女、テンション高いです。スゲエ早口!これが素顔ですね。
クイズで、彼女の色々な面が見られます。小3から小6まで(限定で!)ラジオのパーソナリテイーになりたかった事。憧れていた吉永小百合さんと共演した事。4年間想い続けた2こ上の先輩がサッカー部のキーパーだったので、今でもサッカーはキーパー以外見ない事。6歳からお琴を9年間習っていた事(他にもバレエ、ヒップホップダンス、バスケ、中学はテニス部といろいろやったが、結局モノになったのはお琴だけ)。『トリック』『H2』などの監督、堤幸彦さんが好きな事etc・・・

忘れてました。
その日の深夜、夜更かししていた私は偶然にも、テレビ朝日の『スター開発プロジェクト メメプロ』と言う番組で石原さんを目撃!
「取材を受ける見本」を見せますが、何と「郵政民営化についてどう思いますか?」との質問に、きっちりと語っておられました。ちょっとヘンな意見だったけど、スゴイ!
この番組、来週は彼女主演のショートムービーが放送されるとの事。ファンは要チェック!
(この番組、新聞のテレビ欄などには『石原さとみ(秘)女優塾』と書かれている場合があります)

というわけで、石原さとみさんは本日火曜日と明日の水曜日、TBSに出ずっぱりで番組ジャックし、『赤い疑惑』のPRに勤しみます。でも、昼間の放送分はちょっと見られないですよね。
それでも「予約録画してでも見たい!」というファンの方は、以下の番組をチェック!

*6月14日(火曜)*
 『ハナタカ天狗!』23:55~翌0:25

*6月15日(水曜)*
・『みのもんた朝ズバッ!』5:30~8:30
・『きょう発プラス』10:50~12:55
・『イブニング5』16:54~18:55

そして『赤い疑惑』の放送は、15日にTBSテレビで21:00~22:54です。
第2話が22日、最終話が29日にも放送されます。
どうか、お見逃しなく!

それでは、火曜日中にご覧の方、おやすみなさい。
水曜にお読みの方、元気でいってらっしゃい。
あくまでも『朝刊』のフジでした。