朝刊フジ

本やテレビ雑記に加え、英語で身を立てようと奮闘中の筆者が読者と自分に(笑)エールを贈る。

ベストセラー『脳を活かす仕事術』を読んでみた。

2008-09-22 00:03:46 | 
おはようございます!
『朝刊フジ』編集長は、昨夜は冷房がいらなかった!のフジでございます。なんか寒いですよね。急激な気温の変化についていけるように、皆さんもお気をつけ下さいね!

さて、本題。
先日、書店に行った際に、地元では売っていなかった(それだけ地元が田舎だということ)本を見つけて、即買いしてしまいました。
『脳を活かす仕事術』(茂木健一郎著、PHP研究所、1,100円+税)です。
私、脳のことに非常に関心がありまして。
脳によい仕事術ってどんなもんなのかな、と思い買いました。
ていうか、表紙の柿色のカバーが素敵だったのですね。

この本、すでにベストセラーになっているらしいです。
私、基本はベストセラーを読まないんですが(結局『村上式シンプル英語勉強法』も読まなかったし。一時のブームで終わるものが多いっすよね)、自分が読んだ本がベストセラーになると、ちょっと嬉しいです。
この本は、昨年のベストセラー『脳を活かす勉強法』よりも出来がいいのではないか、と思います。
なぜなら・・・これから書く内容をみていただければ分かります。

この本の最初には『いい物を見てインプットし、仕事としてアウトプットすることで、感覚系と運動系が連携する』と述べられています。実は本来、人間の脳は、この二つが連携していないのだそうです。つまり、評論家のように、いろいろ見てはいるのだけれども、実際に自分がやることはできない、という人が多いのでしょう。そのために著者は、仕事は早めにアウトプットすること、そしてそれを他人の仕事のように眺めてみることを薦めています。

背伸びをすることの薦めもあります。
ブログなどで、ちょっと背伸びした内容を書いてみる。
例えば、自分の考えなど。
そうやって自分を成長し続けていくことが、いつまでも伸び続けることにつながると言います。

これは耳が痛いな、と思ったのは。
自分を限定しない、ということ。
「人間とは○○なもの」といってしまうと、自分が広がらないのだそうです。
確かに、ですね。

この本の圧巻なところは「アウェーで生きろ」と言っていることです。
著者にとって、NHK『プロフェッショナル』への出演は完全なアウェーで、初めてのときは脚が震えたそうです。でも、それが生きることだと言います。
「僕もアウェーで挑戦し続けたいと思います」と、高らかに宣言されています。
ここが、この本を単なるノウハウ本とは一線を画すところではないか、と。
著者の新しい生き方の表明です。
だから、ただのよくある”仕事能率本”より読者に訴求するのです。

興味をもたれた方、この種の本では安いほうなので、是非お読み下さい。
それでは今日はこの辺で。
フジでした。
巨人、強いなあ!
ま、高給取りはちゃんと働かなきゃね。