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※症例は患者様の同医済み.

ビタミンAを摂取しても治らない鳥目(夜盲症)

2013-09-22 09:08:39 | 目やまぶた
夜盲症を治療してくださいと来られる患者さんはおられませんが、眼精疲労に伴う首や肩のこり痛みが強い方の中には、夕方になると見えにくくなるとか、夜の車の運転がしずらいという方がおられます。そういう方に鍼灸治療し、運転していてトンネルの中でも明るくなったとか、症状が改善されることは珍しくありません。

夜盲症は医学的にいろいろと分類されてますが、ここでは後天性の特発性夜盲症について書かせてもらいます。

この原因の一つにビタミンAの不足があります。
「夜盲症-ロドプシン-ビタミンA--βカロテン」
をセットで意味もわからず国家試験用に暗記したことが思い出されます。

夜盲症を俗に「鳥目」とも言って、「鳥のように夜目が見えなくなるからいう」と辞書に説明されてますが、実際には鶏以外、ほとんどの取りが暗くても視力があるようです。
人によっては夜のほうがよく見える方もおられますが、そういう方は属に何目なんでしょうかね。

ちなみにビタミンAを多く含んでいるもののトップに鶏肉(レバー)があります。
鳥目には鶏肉というのもなんか怖いですね。
逆にビタミンAを取りすぎると頭痛、嘔吐、発疹、脂肪肝や、妊娠初期では、胎児の奇形の出現率が増えるそうです。

しかしネットでもよく書かれてますがビタミンAのサプリメントを補充しても症状があまりかわらいという方がけっこうおられるようです。
実際にはビタミンAの不足というのは起きにくいはずなのでそういうことは十分、考えられます。
そうなると一般常識的な方法では治らないということになりますが、東洋医学では治療法はちゃんとあります。
古い本には「十五頃より腹食すすまず...日暮れより目見えず...」と書かれて治療法も紹介されてます。

さて、実際の治療では、全体的治療をし、さらに目に関係する鍼灸治療を施します。
そして自宅では、手の「合谷」という経穴「ツボ」に毎日お灸をしてもらいます。
早い人では1週間で効果が現れます。

【蛇足】
この経穴はダイエット効果もあるので、肥満症の方は一石二鳥です。


【勉強ノート】
夜盲症で使う経穴
合谷、肝兪、腎兪、中かん、上かん、天枢、梁門…
※合谷はWHOの標準経穴でなく「沢田流合谷」になります。

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