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"糖"を抜くと太る!?

2013-02-17 07:14:00 | 予防(メタボ.アンチエイジング)
 現代医学の常識が一転二点するようなことはけっこうありますが、このタイトルのように真逆の内容になると今の今までやってきたことは何だったのかという不信感も出てきます。「ちょっと待ってくれよ!」と言いたくなります。それがダイエットということになると人ごとではないという方も多いと思います。
 しかしある意味朗報ではありますが...。

"糖"を抜くとは炭水化物を抜くとも言えるのでご飯は肥満のもとという常識がひっくり返ったわけです。
 そこで結論を検証する前に、"糖"について知っておくべき事実があります。
 京都大学大学院人間環境学研究科の守谷教授の研究によれば多めに摂取した
炭水化物やタンパク質は基本的には全部代謝されて、ほとんど脂肪にはならない。と言われるのです。糖分が脂肪になるのは実験により証明されているはずです。ただその実験というのはラットで行なわれていたという盲点がありました。教授によれば、ラットは脂肪分や糖分を沢山摂取すれば余ったエネルギーは脂肪にするが人間は排出するということです。そう言えばコレステロールもかつては悪玉の代表のように扱われていて、値が高いと徹底した脱コレステロール食が病院でも出ていました。これももとはと言えばラットの実験をそのまま人間に転用したもので今や低コレステロールでは寿命が短いとか長寿の人は玉子をよく食べていたとかで徐々に修正されてます。

 そこで疑問がわくのですが、炭水化物カットダイエットで成功した人は実際にたくさんいます。脳のエネルギーはグリコーゲンという糖質で、水分と結合してブドウ糖として肝臓や筋肉に蓄えられていますしかしここからが炭水化物ダイエットの落とし穴になりますが、グリコーゲンが水分と結合すると言いましたがこのときに4倍の水分を必要とします。
 すなわち、炭水化物ダイエットをすると4倍の水分も失うので大きく痩せたような錯覚に陥ります。なのでこのようなダイエット法では体重の増減が激しいそうです。

 ダイエットで一番というかダイエットを失敗する方のほとんどというかほぼ全員は"空腹感"に屈服してしまうことです。ようするに"満腹感"が即座におきればいいということです。
"満腹感"は脳から分泌される"グレリン"というホルモンが関与してます。"糖"を摂取した場合はこのホルモンの分泌を抑制するのですぐに満腹感が起きるわけですが、脂肪を摂取した場合はこのホルモンの分泌は抑制されないので食べ過ぎてしまいます。

 さて本題の「"糖"を抜くと太る」ですが、脳は前述したようにグリコーゲンという糖類の供給を受けて正常に働きます。"糖"をぬくとこのエネルギーは絶たれて、脳が"飢餓"という状態になるので、"食欲"のスイッチは"oN"となります。

「脳が満腹感を感じることが食欲を落とす。→糖質をカットすることは脳の満腹感がこないので必要以上に食べ過ぎる」ということになります。
良質なタンパク質は4k㌍しかありませんが、脂肪は1グラム9k㌍もあるそうです。
詳しくは守谷教授は本も出されているので検索してみてください。


参考までに守谷教授の提唱されている10箇条を列記しておきます。


1.食事はゆっくり、3食きっちり。

2.フルーツ、ケーキは食前に。

3. 脂質は控えめ、おかずは和食。

4. 炭水化物、食べて満たそう"脳"の栄養、満腹感。

5. 噛んで増やそう、熱産生。(噛むと交感神経が働き脂肪が燃えやすくなる。)

6. お酒は自腹を切って飲む。

7. 空きっ腹で買い物に行ってはならない。

8.食事は彩りバランス良く、5食の色を食べる。

9.ドレッシングを控え、食べよう野菜ガッツリ。

10.早食い、ドカ食い、ながら食い、それが肥満の三種の神器

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