SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
76歳の一人暮らし。

自ら招いた事とはいえ、、。

2023-04-17 08:49:00 | 日記

「クラシック音楽館」の
フランス音楽を楽しみに
していました。

「交響詩 海」

1862年
パリ郊外で生まれた
ドビュッシー
陶器商の父が逮捕され
屋根裏部屋での生活を
強いられるなど、
不遇の幼年時代を
送ったようですが
彼は幼児期について
ほとんど口をつぐんで
語りませんでした  

   ✨✨✨✨✨

音楽生活の当初は
女性たちに支えられて
いましたが
内向的で
不器用な性格のため
つねに彼女たちを
傷つける結末に
なっていました。

最初に
ギャビーという女性と
同棲生活ののち
テレーズ・ロジェと
婚約しますが
まもなく解消してしまいます

その後 
ロザリ―と結婚します
婦人服店のマヌカンを
していた彼女は
美人でそのうえ家庭的で
気立てがよいのですが
音楽的センスに乏しく
ドビュッシーのような
天才的な
音楽家の妻としては
あまりにも
平凡な女性でした。
しだいに気まずくなり
ロザリーを捨てて
富裕な銀行家バルダックの
夫人エンマと
駆け落ちします。

二人の関係を知った
ロザリーは自殺未遂を
はかるのですが
この事件を知った
彼に期待をかけていた
愛好家達の目は冷たく
大批判を受け
親友までが彼に背を
向けました。

こんなゴタゴタの中では
思うように作曲ができず
3年間はピアノ作品
1曲しか書けませでした  

   ✨✨✨✨✨

6歳頃
夏になると伯母の住む
カンヌに預けられて
いましたが
ここで伯母から
ピアノの手ほどきを受けて
音楽の才能を見出されます。

海を臨み 
花に囲まれた
瀟洒な邸宅での
優雅な生活で
幸福感を
体験しましたが
海はこの頃から
ドビュッシーが
最も愛する景観となり
窮地に立たされた時の
彼を励ましたのは
海の壮大な
佇まいだったようです。

世間の悪評をよそに
彼は
「交響詩 海」の仕事に
打ち込みました

①海上の夜明けから真昼まで
②波のたわむれ
③風と海の対話




この曲の初演は
スキャンダルが災いし
手酷い攻撃も受けましたが
今ではドビュッシーの
代表的なオ―ケストラ曲
として高く評価されて
いるのです。

    
  ✨✨✨✨✨✨

美術品が大好きだった
ドビュッシ―の自宅には
葛飾北斎の浮世絵
「神奈川沖浪裏」の
版画が飾られ
彼の希望で
「海」の初版の
表紙に使われました。

クリ―ブランド交響楽団
指揮 アシュケナ―ジ
(23‘09‘‘)







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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (たこちゃん)
2023-04-17 12:43:44
こんにちは。
今日は雷雨があるかもしれないけど、
まずまずなので、自転車にガラクタ?を積んで
ブックオフへ。1045円。
ただじゃないだけ、ましかも。

きれいな海の写真ですね。
ドビュッシーは、日本のものが好きだったのですよね。

女性遍歴、子供については、
フォーレともいろいろあったような記憶が。
お近づきにはなりたくないタイプかも。
Unknown (m-sha)
2023-04-17 22:31:47
たこちゃん、
こんばんは。

なんだか不安定な
お天気ですね。
昨夜の雨で肌寒いような
昼間は汗ばむような気温で
寒暖差が激しいです。

ブックオフに持って
行かれたの?
我家も本が山積みです。
そろそろ処分しなくてはと
思いつつ。

ドビュッシ―氏は
プライベートは
褒められたものでは
なかったですね。
リリーと離婚して
エンマと2度目の結婚で
漸く落ちつきましたが。

それでは今夜はこの辺で。

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