ただのサッカーブログ

世間知らずの人間が書くサッカーを中心とした個人ブログ。2020年からはサッカー以外の事も少しずつ。

2020 CHENTOCUOLEのサッカー

2021-01-04 | Weblog
2020年のチェントクオーレハリマのサッカーは
ロングボール中心の攻めに、プレッシングをほぼ
放棄し、自陣にリトリートして相手を待ち受ける
バンディオンセ加古川の、橋本雄二の原点に立ち返った
ようなサッカーだった。もう少し具体的にみていくと

3-4-3というより、5-2-3。重心を低くして相手の攻撃を
受け止め、失点を避ける事に優先順位を置いたプレーシステム。

守備の局面では人数をかけていることもあってそれなりに
機能していたものの、問題は、そちらに大部分のリソースを
割いているがゆえに、ボールを奪った後

攻撃に転じてゴールを奪う手段が
ほとんどないという点にあった。ボール奪取地点が
低いという事は、それだけ攻撃で長い距離を走らなければ
ならないという事であり、守備の局面でチームの
重心が低いという事は、ボールを失ったらまた
長い距離を走って戻ってこなければならないという事。

5バックの最終ラインは、中央と幅をカバーしているものの、
その前のMF(ボランチ)とシャドーの4人は右に左に
走らなければならず、それで疲労が蓄積して、
攻撃では大きな貢献が出来ないという状況に陥っていた。

これが、2020年のチェントクオーレのサッカーだと思っているのだが
それらの課題解決方法を探る前に言いたいのは、前年の2019年に
薩川体制で行っていたボールを動かすサッカー、
ボールを大切にするサッカーとやっている事が、かけ離れている事。

戦術的熟成が、3月から6月あたりの練習不足で、
図りきれなかったのは、勿論理解しているし、
相手に合わせたサッカーをしたという理念哲学ならそれでもいいが
いずれにしても、チェントクオーレハリマが、どういうサッカーを
志向するのかを今一度クラブとして決めなければならない。

そのうえで、見ていこう。

2020年のCento Cuore HARIMA
リーグ戦全7試合 
8チーム中3位
勝ち点13 4勝 1分 2敗
11得点 3位タイの多さ
6失点 1位タイの少なさ
得失点差+5

天皇杯全2試合 本戦1回戦敗退
1勝1敗(1敗はPK負け) 3得点 2失点

一見、数値は悪くないが、ご存じのように
1得点の差で地域CL出場を逃している。
その差を埋めるには、何が必要なのか
攻撃面、守備面で考えてみた。

つづく

参考文献
レナート・バルディ,片野 道郎 ソル・メディア 2020年
モダンサッカーの教科書II セリエA新世代コーチの現場で進む「知られざる革命」




1月3日(日)閲覧数:442PV 訪問者数:299人
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