伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
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明日4/5 「追跡 アフリカゾウ密猟最前線」NHK BS1で放送されます

2014-04-04 16:16:42 | 日記
滝田明日香さんの『マサイマラ・レポート』特別編 が明日放送される
アフリカゾウの密猟で絶滅の危機に瀕している情報はなかなか日本には来ない。
しかし、象牙の大量消費者である私たちはこの現実を見つめなければならない。

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NHK BS1 ドキュメンタリーWAVE「追跡 アフリカゾウ密猟最前線」

放送: 4月5日(土)22:00ー22:49
再放送: 4月9日(水)17:00ー17:49

アフリカ全土で疫病の魔の手を広げるようはどめなく起きている「象牙密猟」。
巨大な象牙マーケットと跳ね上がる象牙の値段を前に、国立公園でさえゾウ達の命が脅かされています。
毎年、全体個数である3万頭を殺され、アジアの象牙需要の規制をしない限りアフリカゾウは確実に絶滅への下り坂をまっしぐらです。
しかし、10年後にはアフリカゾウが絶滅して消えてしまうという危機に瀕しているのに、象牙消費国であるアジアではそんなニュースさえ耳に入っても来ません。

70-80年代は象牙大国として、世界中の象牙の40%を消費していた日本。
その後も、2度に渡って合法象牙の購入し、未だに合法的に国内での象牙商売が行われている日本。
この長い年月をかけて象牙取引に関わってきた歴史の中で、日本人が脳裏に深く植え付けてしまったイメージは、「象牙=素材(材料)」というもの。
私達日本人は「象牙」を「物」として見ることしか出来ず、ゾウの「命」という一番大事な部分が、すっかり忘れ去られてしまいました。
それは、事実である「象牙=殺されたゾウからの体の一部」から、とてつもなく大きなギャップを生み出し、それが日本人がゾウ密猟と象牙問題に対する「無関心」に繋がっているような気がします。

この番組は、象牙を命のあるアフリカゾウに繋げるだけではなく、象牙密猟という闇の世界のはざまに生きながらその影響を受けながら生きている人達の姿に注目します。
今、闇で動く象牙マネーが全世界を揺るがす組織によって利用されています。
この番組を見て、もう一度手元にある象牙商品を見直していただけるきっかけになってくれたら嬉しいです。

滝田明日香
マサイマラ国立保護区管理施設「マラコンサーバンシー」勤務獣医。
「NGOアフリカゾウの涙」創立者
asuka@tearsofelephants.org



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