伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

県議会質問から 酒々井町馬橋地区残土・再生土崩落問題

2019-10-25 15:49:49 | 政治
議会質問4つ目は、私の公約に掲げてきた「酒々井町馬橋地区の残土・再生土崩落問題」です。
現場に何度も足を運び調べてきました。
また、台風のたび事に、再び洪水が起きていないかと心配で、
足を運びましたが、
心配していた通り、10月25日の豪雨で床上浸水被害1棟が出ました。

住民の方の話では、転居してきたときは蛍が家に入ってくるほど
素晴らしい環境だったとか。
その後、再生土がうずたかく積まれ、崩落し、洪水被害を起こしました。
雨のたび事に心配せずに安心して暮らしたい、というのが住民の方の願いです。

9月議会質問から****************
4.酒々井町馬橋地区残土・再生土崩落問題について
馬橋地区では、1999年に県が許可した残土埋め立て事業者と
酒々井町が協定を締結して、排水路が暗渠化されましたが、
その後、別事業者が暗渠管の上に違法に大量の残土の埋め立てを行いました。
県は撤去命令を出しましたが埋め立ては止められず、
2016年ごろには更に別事業者により大量の再生土が持ち込まれ、
県内でも有数の規模の不法埋め立てとなりました。
2016年9月、再生土とされる部分の盛り土崩落により、
暗渠の開口部がふさがり、隣接する開運団地に
床下浸水被害をもたらしました。
9日間のポンプ排水を行いましたが長期間水たまりは解消されませんでした。
その後も2017年、2018年と水位が上昇し、台風や大雨のたびに
団地住民は非常な不安にかられています。

本年2月、県は酒々井町に対し文書で「暗渠管の改修に関し
酒々井町と連携して対応を検討していく」と答えています。
また、酒々井町は6月町議会で、残土の無許可埋め立て部分に関し、
県に土砂の撤去を求めていくと答弁しています。
事業者の大量の不法投棄を食い止められず、浸水の原因を作ったこと
を真摯に受け止め、酒々井町と共に浸水被害を再び起こさないよう対応すべきと考えます。
そこで伺います。

➀ 県はなぜ、残土の無許可埋め立て、
いわゆる不法投棄をやめさせることができなかったのか。
また、この事業者に厳格に撤去を求めるべきではないか。

答弁:当該事業者は、県の残土条例に基づく許可を受けずに
平成13年11月からこの区域に土砂等を 搬入し埋立てを行いました。

県では、直ちに事業者に対して土砂等の搬入及び埋立てを中止
するよう指導するとともに、平成 13年12月に文書により勧告し、
また、平成14年1月には残土条例に基づく措置命令を発出し、
埋め立てた土砂等を撤去するように命じました。

しかしながら、その後の継続的指導にもかかわらず、
措置命令は履行されずに現在に至っております。

県としては、今後も引き続きこの事業者に対し土砂等の撤去を求めてまいります。



➁ 県は2月の酒々井町に対する文書で、「本件無許可埋め立てと
現場周辺における冠水等のおそれとの因果関係は薄いと考える」と答えている。
その理由は崩落した部分が再生土なので、県の管轄外であるから
とのことだが、崩落部分を再生土とする根拠は何か。

答弁:崩落した箇所は、残土の無許可埋立て
が行われた区域とは別の場所であり、県の「再生土等の埋立て等に係る行政指導指針」
の策定前に、酒々井町が事業者から資材置場造成のための再生土の
埋立て計画について相談を受け、指導を行っていた箇所であると認識しています。


再質問:上流部分を専門家と視察したところ、再生土とされる全ての箇所
にガラや解体建材などが混入されており、到底再生土とは認めらない。
酒々井町の言い分だけで再生土と認定していいのでしょうか。
だれが見てもあれは再生土ではなく、産廃混じりの残土です。
再生土と言って県の責任を逃れるつもりですか。
事業者の大量の不法投棄を食い止められなかった県に責任があると考えるが、どうか。

答弁:崩落のあった箇所は、事業者が再生土により資材置場を
造成する計画として酒々井町に相談をしており、また、町も再生土として認識しています。
 県としては、残土の無許可埋立てを行った事業者に対し、
今後も粘り強く土砂等の撤去を求めてまいります。
また、酒々井町から今後の対策等について提案があった場合には、内容を踏まえ町
と十分に協議し検討してまいりたいと考えております。



➂ 暗渠管の改修・改善について、連携して対応を検討していく、とは、具体的にどのようなことか。

答弁: 今後、酒々井町の実施する具体的な対策等について
、町から提案があれば、その内容を踏まえた上で検討してまいります。



最新の画像もっと見る