伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
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東京新聞 ロラン島特集 「環境エネで地域再建」

2012-11-22 20:32:55 | 再生可能エネルギー問題
東京新聞の記事にロラン島の取り組みが特集されたていた。

私たちのドイツ・デンマーク視察の時、デンマーク・ロラン島でレクチャーを受けた市議のレオ・クリステンセンさんの記事が載った。
2050年までに化石燃料ゼロ、再生可能エネルギー100%を目標に掲げるデンマーク。
原発の建設問題が持ち上がった時、国民が3年間かけて原発を推進するか、止めるかを検討した。
その時の資料は、見開きで片方は原発推進の理由が、もう片側には反対の理由が書かれており、国民は両方の意見を検討して、それでも原発は止めようと結論を出したという歴史がある。

原発建設予定地だったロラン島は首都コペンハーゲンから南西に150km。
まっ平らの島はパンケーキの島と呼ばれている。
そのため風力発電にぴったりの条件で、一定方向に風が吹いている。

現在は、原発の建設予定地には現在風車が立ち並び、エコツーリズムで観光で有名になっている。

その頃は造船業と製糖が島の産業だったが、二つとも斜陽になり、失業率30%。
腐ったバナナと呼ばれていた。

その時市長とレオさんたちが、再生エネルギーを島の基幹産業にしようと、風力発電の工場を誘致したり、産官学の取り組みを仕掛けたりして、失業率2%に下げた。
今がグリーンバナナと呼ばれているとか。

藻イノベーションはバイオマスとしても優等生。
藻の培養から、石油に代わるエネルギーを生み出し、高い価値のある藻の発見もあるとか。

津波で大きな被害を受けた、宮城県東松島市が提携して日本のロラン島をめざすとか。
その立役者がレオさん。