goo blog サービス終了のお知らせ 

伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

NHK ETV特集「ルポ 原発作業員 ~福島原発事故・2年目の夏~」

2012-08-20 22:37:42 | 原発問題
8月19日のNHK ETV特集「ルポ 原発作業員~福島原発事故・2年目の夏~

再放送は
2012年8月26日(日)午前0時50分~

ETV特集http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2012/0819.html

NHKの番組では久々のヒット。

福島原発労働者の身を削った状況を映し出している。

福島では仕事がないため、原発関連の仕事に就く人が増えている。
東京電力を頂点に600社以上がぶら下がる構造。
元請けのゼネコンから地元建設業の2次下請けに仕事が降りてくるが、多くて6次下請けまで続く。

しかし、被曝線量が100ミリシーベルト以上になったら原発作業ができない。

屋外作業で合計37ミリシーベルト、5年間で100ミリシーベルトの被ばく限度量を考えると、とても無理な状況と心配する。
使い捨てと不安を感じながらも、地元雇用がないため他業種からもどんどん労働者として入ってくる。
家族を他県に逃がして、お父さんが頑張っている。

Jビレッジ。
私たちも行ってきたところだが、厳重な報道統制で、NHKでもフェンスの外から撮っている。
7/18「行ってきました「Jビレッジ」福島第一原発最前線」

2011年9月15日、100ミリシーベルトを超えた作業員がすでに100人を超えた。
労災認定の指針を厚労省が作ったが、国が認めた労災認定は今まで11件のみ。
白血病やリンパ腫など特別な疾病のみ。

しかし、本人が労災申請をためらったり、会社が労災保険に入っていなかったり。
東電に言わせると第3ランク(二次下請け)まではきちんと入っているが、それ以下は入っていないという。

5年間で100ミリシーベルトを法令限度としているが、昭和51年の通達で、被曝開始から1年超えての白血病発症なら1年間で5ミリシーベルト超でも労災認定していた。
5ミリシーベルトでも急性白血病で死亡している現実。
健康障害は起こる。

原発事故後、5ミリシーベルト超はすでに作業員は9800人を超えているという。

事故が起こっていなくても人間を使い捨てにしていた。
原発って、非人道的なエネルギーだが、今までこの現実から目をつぶってきたわけだ。

【拡散希望】パブコメ〆切は明日(8/12)18時「日本のエネルギー政策3つの選択肢、意見募集」

2012-08-11 12:15:44 | 原発問題
「日本のエネルギー政策3つの選択肢、意見募集」の〆切が明日(8/12)18時までです。

「原発ゼロシナリオ」選択を!エネルギー「選択肢」のパブコメ〆切は明後日8月12日(日)18時必着!*****************

「国民的議論」と言いながら、わずか1か月あまり(7月2日~8月12日。
当初は7月31日までだったが延長)という短期なのは、それ自体大いに問題ですが、ともかく原発「ゼロシナリオ」を選択させなければなりません。
即時原発全廃を求める者も、段階的脱原発を求める者も、「2030年までのなるべく早期に原発比率ゼロに」というこの「ゼロシナリオ」を選択した上で(意見の概要欄にその旨書いて)、即時全廃等の自分の意見、主張を書きましょう!
ともかく、政府が誘導、選択させたがっている(2030年時点で)「15(%)シナリオ」や「20~25(%)シナリオ」などという、原発温存、継続のとんでもない選択をさせてはなりません!周りの人々にも最後の呼びかけをしましょう!

ちなみに
【解説】
エネルギー「選択肢」は3案。
原子力については、2030年までに以下のシナリオが提示されています。

 1)0% :明確な廃絶に向けたシナリオ
 2)15% :浜岡や福島第二原発を稼働させるシナリオ
 3)20~25% :新規に原発を増設するシナリオ

選ぶべき未来は?国民の意見が問われています。

**********************************

しかし、2030年まで等とは言っていられませんね。
即刻停止、廃止です。


8月5日(日)の東京新聞によれば、パブコメは既に3万件以上寄せられていて、その3分の2が「ゼロシナリオ」を支持する意見です。

『東京新聞』8月5日 朝刊 より
脱原発 民意明確に 67%「ゼロ」選択
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2012080502000080.html

パブコメの書き方は、下のリンクを参照してください。
長いパブコメはかえって敬遠される、内容は一点に絞るべき、との指摘には頷けるものがあります。

『カレイドスコープ』7月18日より
「2030年原発比率」についてのパブリック・コメントの書き方
************

御意見が100 字を超える場合は、御意見の概要(100字以内) も併せて御提出下さい」と書かれてあるので、長いパブコメは敬遠されると考えておきましょう。

書くときのポイント:
100字以内が理想。
大勢の方がコメントを寄せると思われるので、長いコメントは上っ面しか読まれない恐れがある。

まず、タイトルをしっかり明記すること。

コメントの冒頭で「エネルギー環境に関する選択肢」に対する意見と明記して、その次の行に、出来れば100字以内の内容をインパクトのあるキャッチコピーで表すと効果的。

内容は一点に絞る。
何でもかんでも入れ込んでは、結局、何が言いたいのか相手に伝わらない。

***************************************

「パブコメで未来を変えよう」キャンペーン

パブコメの書き方

パブコメ投稿フォーム(内閣府)

【eシフト声明】 原発ゼロシナリオ+省エネ/再エネ強化で持続可能な社会を

(政府)国家戦略室のサイト 話そう“エネルギーと環境の未来”


ちなみに、私のパブコメです。

【概要】(100字以内)

即時 原発ゼロ
原子力は人間の力では制御できない。再度原発事故が起これば、日本に住める所はなくなる。
現在原発はなくても電力は足りている。再生可能エネルギー社会への速やかな転換をすべきである。


【御意見及びその理由】

即時 原発ゼロ

原子力は人間の力では制御できません。
福島第一原発事故を見れば自明の理です。
さらなる原発事故が起これば、日本に住める所はなくなります。
現在原発などなくても電力は足りており、政策転換を速やかに行うべきです。
再生可能エネルギー転換をドイツは2050年までに80%、デンマークは100%を目指しています。
これからの日本の生き残りも再生可能エネルギー産業への転換にかかっています。
再生可能エネルギー社会確率の長期的ビジョンを示し、国民生活の安全を優先することが国の責任です。




「東電テレビ会議 映像公開」で分かったこと

2012-08-07 23:50:00 | 原発問題
 東京電力が福島第一原発事故のテレビ会議映像をやっと公開したが、公開に至る経緯もあまりにも高圧的。
いったい誰が事故を起こしたのか責任を感じているのか、はなはだ疑問と不信感に陥る。



8/3毎日新聞社説 抜粋から**********************

映像は、社員のプライバシーに配慮して、一部を加工したものだ。

 公開に当たり、東電は報道側にさまざまな条件を突きつけている。
公開映像の録音・録画を禁止した。
東電の事故調査報告書に記載されていない一般社員名の報道もしないよう求めた。
さらに報道側が映像を独自に入手した場合の報道も禁じた

 従わないメディアやフリージャーナリストは、視聴室からの退出を求めたり、今後の会見参加を拒否したりする可能性も示唆している。

 1、3、4号機で水素爆発が起き、一部原子炉建屋が吹き飛んだ。
2号機も冷却機能が失われ、1〜3号機で海水注入が行われた。
そんな中、15日早朝に当時の菅直人首相が東電本店を訪れ、「原発からの撤退はあり得ない」と叱責した。

国内のみならず、海外にも衝撃を与えた大事故だ。
混乱の中で、どう収束が図られたのか。
冷却機能が失われた原子炉の実態を現場はどこまで把握できていたのか。
検証は国際社会の要請でもあり、映像記録は欠かせない資料だ。

 東電には多額の公的資金が投入され、実質国有化された企業だ。
国民に対する高度の説明責任がある。
そうした立場を踏まえれば、制約なく映像を全面公開し、第三者の分析に委ねるのが本来の姿だ。
今回は報道向けだが、研究者や一般市民にも広げるべきだろう。
また、16日以降の映像も公開対象とすべきだ。

 それにしても、東電が公開に当たって当初示した案にはあきれる。
公開は6日からの5日間(計約30時間)で、各社1人に限るというのだ。
枝野幸男経済産業相の指示で来月7日まで延ばしたが、「全ての検証はお断り」と言わんばかりだ。

おわり**********************************

個人情報保護を盾に、事故の検証を妨害する東電の姿勢は、大変問題だ。

事故の対応一つとっても、素人の集団としか思えない。



【拡散歓迎】8/6 9時締切「原子力規制委員会」のムチャクチャ人事に異議あり!反対署名

2012-08-04 00:55:45 | 原発問題
「原子力規制委員会」の委員5人中4人は確実に原子力ムラの住人ということで、反対の声が日々大きくなっている。
まだ間に合うということで、下記FoE JAPANから反対署名が回ってきた。

まだの人、声を届けたい人、まだ間に合います。
*************************************

反対署名は8月1日に20,429筆を中間提出。
当初は来週にも国会採決かと思われていた人事案ですが、市民や心ある国会議員たちの努力によって、民主党内の異論が公然化してきました。あと一押し、二押しです。


何が問題?
原子力規制委員会の人事

Q:原子力規制委員会って何?

A:原子力規制委員会は、現在の原子力安全・保安院および原子力安全委員会といった原子力安全行政を担ってきた機関がうまく機能しなかったことの反省を踏まえ、この二つの組織を一元化して設置される新組織で、9月から発足します。
国家行政組織法第3条に基づいて設置された行政委員会であり、5人の委員から構成されます。
この委員は、犯罪でも犯さない限り総理大臣でも罷免は出来ません。
今年6月に制定された原子力規制委員会設置法に基づき設置されます。
原発の安全基準や被ばく基準などを含む、原子力安全規制、核セキュリティ、核不拡散、放射線モニタリングなどを一元的に行います。
政府といえども、この委員会の決定は変えられません。
任期は、委員長は5年、2人の委員は2年、2人の委員は3年とされています。


参考)氏家雅仁さん(eシフト規制庁チーム)による発表資料はこちら(PDF)

Q:委員の資格は、どのようなもの? 法的観点からみた人事案の問題点とは?

A: 原子力規制委員会設置法の趣旨は、「利用と規制の分離」「原子力安全規制に対する国民の信頼を得る」「原子力ムラからの影響排除」というものです。
原子力規制委員会設置法第7条第7項では、「原子力に係る製錬、加工、貯蔵、再処理若しくは廃棄の事業を行う者・・・(=原子力事業者)」の役員・従業員は、委員長または委員に就任することができないと定めています。

日本原子力研究開発機構の幹部である更田氏、日本アイソトープ協会の中村氏を含む今回の人事案は、設置法違反になります(「脱原発弁護団全国連絡会」8月1日付声明参照)。40年にわたって原子力ムラの中心であった田中俊一氏も、法の趣旨に合致していません。
また、政府は、就任前直近3年間、原子力事業者およびその役員であった者を除くという文書を出していますが、田中俊一氏は、3月まで高度情報科学技術研究機構の会長を務め、現在顧問に就任しています。
同機構の昨年度の収入は7億1,221万円ですが、そのうち、日本原子力研究開発機構からの事業収入が5億2,089万円です。
(吉田 忠智議員事務所が確認)

高度情報機構は事実上JAEA(=原子力事業者)の関係法人であり、実質的に一体であり、「原子力事業者」と考えられます。
このため、田中俊一氏も欠格となります。

なお、田中氏は、原子力委員会の委員長代理を務めていた際に、原子力事業者との秘密会合に出席したことを認めています(※)。
このことの法的な検討も必要です。
※8月1日、衆議院議会運営委員会の審議参照。(田中俊一氏の所信聴取で、服部良一議員が確認。)


Q:この5人の委員候補はどんな人たち?

A:×田中俊一(たなか しゅんいち)氏:【原子力ムラ・不適格】(委員長候補)

(独)日本原子力研究開発機構 副理事長、原子力委員長代理、原子力学会会長を歴任。
長年にわたって「原子力ムラ」の中心で活動。
「原子力委員会」は国の原子力推進機関。
原子力事業者と秘密会合を重ねて原子力を推進するなど公正さに疑惑がもたれている。
副理事長であった「(独)日本原子力研究開発機構」は、政府の原発推進、核燃料サイクル推進の研究開発機関。
さらに、田中氏は、原子力損害賠償紛争審査会において、最後まで自主的避難者に対しての賠償方針に反対。
「100mSvというのは健康に大きな影響がないということ。
このあたりをどう今後住民に、折り合いをつけていただくかということが大変大事」(注)と発言。
注)2011年8月23日 第32回原子力委員会 議事録より


×更田豊志(ふけた とよし)氏:【原子力ムラ・不適格】(委員候補)

日本原子力研究開発機構の安全研究センター副センター長。
福島第一原発事故後も原発推進を前提とした「原発の継続的改善」を主張。
日本原子力研究開発機構は、「原子力ムラ」の当事者。
安全規制対象の「もんじゅ」を運営する日本原子力研究開発機構の現役幹部を登用することは、欠格要件に該当する。

×中村佳代子(なかむら かよこ)氏:【規制対象事業者・不適格】(委員候補)

中村氏の所属する(公益社団法人)日本アイソトープ協会は医療用放射性廃棄物処理工場を運営し、最終処分場の設置を計画中で、原子力安全規制の対象になる事業所である。
中村氏は、「低線量被曝では子供と大人で発がんリスクに差がなく、原発事故による住民の被曝線量も十分に低い」(読売新聞 2012年7月22日)と発言するなど、低線量被ばくリスクを軽視する立場である。

×大島賢三(おおしま けんぞう)氏:【外務官僚・不適格】(委員候補)

国連大使、JICA副理事長・顧問を歴任した外務官僚。
世界的な原子力推進を国際協力の名のもとに推進する国策を担ってきた立場である。
国会事故調の委員も務めたが、同氏が果たした役割については注意深く検証する必要がある。

※島崎邦彦氏については、評価を保留しています。

Q:私たちにできることは?

この人事には国会の同意が必要です。
このままでは、民・自・公の談合により、早ければ、8月6日の週に、あっという間に成立してしまう可能性があります。
とにかく、現在の人事に、国民が反対しているということを見せることが重要です! 

①署名を広めて下さい!
---------------------------------------------------
【超・緊急署名】~★大拡散希望!★
「原子力規制委員会」のムチャクチャ人事に異議あり!
「原子力ムラ」だらけの人事はもうたくさん。
これでは子どもたちは守れません!
★オンライン署名はこちらから
https://fs222.formasp.jp/k282/form2/

★こちら補助フォームです。
https://pro.form-mailer.jp/fms/d75df4fc31929

★紙の署名はこちらから
https://dl.dropbox.com/u/23151586/120729_jinji_shomei_1side.pdf

一次締め切り:7月30日(月)午前9時 二次締め切り:8月2日(木)午前9時
最終締切:8月6日(月)午前9時

GEのイメルトCEOインタビュー「原発はコスト高」

2012-08-01 22:12:12 | 原発問題

日経(7/31)によると***********

 米電機・金融大手ジェネラル・エレクトリック(GE)のジェフ・イメルト最高経営責任者(CEO)は30日付の英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、原子力発電が他のエネルギーと比較して相対的にコスト高になっていると指摘し「(経済的に)正当化するのが非常に難しい」と語った。

 発言の背景には、東日本大震災の影響で原発にかかわるコストの上昇が見込まれる一方、技術の進歩で地中深くの岩盤から採取される「シェールガス」の増産が進んで、天然ガスの価格が10年来の安値水準を続けていることがある。

 イメルト氏は「天然ガスが非常に安くなり、いずれかの時点で経済原則が効いていくる」と述べて、原発が原則的に見合わなくなる可能性を示唆。
世界の多くの国が(天然)ガスと、風力か太陽光の組み合わせに向かっている」と述べた。

GEは電機メーカーとして原子力発電の普及を担ってきた。
現在も日立製作所と組んで原子炉メーカー世界大手の一角を占めるが、原発事業はGE全体の売上高の1%にも満たないという。

おわり***************************

私たちのドイツ・デンマーク視察でも、再生可能エネルギーをいかに組み合わせられるかがこれからの課題と何度も聞いた。

これからは再生可能エネルギーの技術開発がカギ。
早く舵を切れ。
日本。

国内での実績がなければ、輸出競争を勝ち抜くのは難しいはず。

「原子力規制委員会の人事に反対するよう要望書」を出しました

2012-07-31 10:38:34 | 原発問題
7月31日東京新聞 本音のコラムより

「政治不在の恐怖」鎌田慧さん****************

あまりにも姑息だ。
反省がない。
改善する意思がない。
利権政治を変えようとしない。
批判に耳をかさず、国民の生命と安全を考えず、未来に対しての構想力がない。
無責任で、批判されても、柳に風を装う。
人間をバカにしている。

野田政権のことだ。
関西電力・大飯原発の再稼働を認めたのは、経産省直結の安全・保安院だった。
両者の関係は「警官と泥棒」(佐藤栄佐久 前福島県知事)と酷評されている。
この癒着が福島原発の事故を招いた、と言って過言ではない。

結局、原発の監督機関として、「原子力規制委員会」を発足されることになった。
ところが委員長に起用されるのは,田中俊一 前原子力委員長代理、二人の委員は電力会社から報酬を得てきた。
このデタラメ人事が、政権の厚顔無恥を示す。

野田政権は、原発推進に突進しているだけだ。
原発の恐怖にたいして、運動が広がり、60年安保反対闘争に匹敵しつつある。
野田首相。
まだ自己決定と政治家の責任意識があるなら、集会やデモに集まってくる、女性や子供たちの真剣な表情を見てみたらどうか。
 
関電会長が高浜原発の2基も再稼働させたい、と言い始めた。
政府は完全に舐められている。
主権者の声を踏みにじり、財界の意思に従うだけだ。
「原発ゼロ」の声がさらに高まっている。
再稼働をしなければ達成できる。

おわり******************************

大勢のデモ参加者の顔触れは、確実に若い人たちが多い。
バギーを押した子ども連れが、赤ちゃんを抱っこした若い親たちが、やむにやまれず参加している。
静かな怒り、止まらない怒りを感じた。

60年代の激しい闘争とは違った、ものを考えないように教育された世代の目覚めだ。
子どもを持つ親たちは、次の世代に責任があるから。

年老いた政治家たちは、後のことはどうでもいいのか。
自分たちが死んだあとのことは関係ないのか。
政治家の責任をどう考えているのか。
特に国政の場にいる議員は。


さくら・市民ネットワークは地元選出の国会議員

民主党 奥野誠一郎衆議院議員
みんなの党 水野賢一参議院議員
民主党 小西博之参議院議員

へ下記のような要望書をFAXで送付しました。

*******************

衆議院議員○○○○様
原子力規制委員会の人事に反対するよう要望します。

政府は原子力規制委員会の初代委員長に、元日本原子力学会会長の田中俊一氏を内定しました。
田中氏はいわゆる「原子力ムラ」の住人と言われ、除染ビジネスにも手を染めている人物です。
また、氏が委員を務める政府の原子力損害賠償紛争審査会の議論では、
自主避難者に賠償を認める方針に異を唱え、一方、国が住民帰還の目安とする年20ミリシーベルトというとんでもない基準には強力に賛成してきました。
このように、脱原発を求める国民の意思とかけ離れた人物を、強大な権限を持つ委員長に据えるとは、民主党政権はますます「原子力推進」へと傾いているとしか思えません。
また、田中氏以外にも、今回の規制委員候補5人のうち、中村佳代子氏、更田豊志氏がやはり「原子力ムラ」の住人としてこれまでの言動が取りざたされています。
この人事案は最終的に国会で承認されるので、○○衆議院議員におかれましては、ぜひ反対していただきたく、要望書を提出する次第です。
少なくとも「原子力ムラ」からは委員を選任せず、中立公正な人物を選任することこそ、今、有権者が求めていることではないでしょうか。
以上、国会での採決の際には、本人事案に反対してくださるよう、強く求めます。

********************

ぜひ、地元の国会議員へ皆さんの声を届けてください。

「7.29 脱原発国会大包囲」参加者20万人

2012-07-30 21:23:13 | 原発問題
「7.29 脱原発国会大包囲」が暑い中あったが、参加者20万人

日比谷公園中幸門15時半集会、16時デモ出発、19時 国会議事堂包囲 20時解散という流れだった。



山本太郎さん、雨宮処凛さん、落合恵子さんたちが次々にメッセージを発信。
私たちのすぐそばには山口二郎さんがいた。

山本太郎さんは、「原子力規制委員会の委員長に 田中俊一 元原子力学会会長を内定しているが、田中俊一氏はは原子力村の人間。
就任してしまえば5年間は任期があり、たとえ総理大臣が代わっても、政権が交代しても、やめさせることができない。
大変危険な人事が1週間で決まってしまう。
地元の国会議員に反対するよう呼びかけよう。
次の選挙には、脱原発の候補者を選ぶ選択肢があることを突き付けよう」と言っていた。

その通り。
私たち、市民ネットワークは地元選出の国会議員に要望書を送った。

詳しくは 大野博美のクラクラさくら



日本語の旗を作ったのね。



この方たちは・・・・・。わかる人?



3組の家族で作った横断幕とか



また会いましたね。







タクシーで、自転車部隊で、といろいろ



なんだか騒然としてきた



そして8時になり、終了のアナウンス。
また、8月3日金曜日にね。





♪メルトダウンだぜ~♪四万十の反原発パレード

2012-07-20 20:19:21 | 原発問題
ぜひ聞いてみて、と教えてもらった。↓

♪メルトダウンだぜ~
ヘイ 四電 原発いらねえ~
メルトダウンだぜ~
伊方はいらねえ~
ヘイ 四電 メルトダウンだぜ~♪

と流れてきた。
ひっくり返るほどイイ!!!

ぜひ、聞いてみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=3im0T2bR8Yg&sns=em

伊方原発反対を訴えている四国、中村の脱原発のパレード。
竹のパーカッションもいい。

「初めはゴレンジャーから始まって、5倍6倍になりました」

そういえば、以前関西に住んでいる時、四万十川まで行ったことがある。
ダムのない、ゆったりとした流れ、大きな沈下橋がかかっている。
それだけ自然の力が大きいということなんですね。

でも、人工の放射能には負けてしまう。

7月29日は山口県知事選。

上関原発問題、岩国基地のオスプレイ問題と、問題山積み知事選。
飯田哲也さんにぜひ知事になってほしい。

行ってきました「Jビレッジ」福島第一原発最前線

2012-07-18 22:36:18 | 原発問題
7月17日 東電の福島第一原発への最前線「Jビレッジ」の視察に参加させてもらった。
これは民主党の地方議員が脱原発にむけて連携組織を設立するにあたって、そのプレ企画としての視察だった。
なかなか行けない所なので、実はさくらネットの企画『高齢者福祉施設「夢のみずうみ村」見学』をキャンセルしての参加だった。

郡山駅に集合。3/10に郡山に行った時より、駅前の放射線量計は下がっていた。
0.431マイクロシーベルト⇒0.262マイクロシーベルト ↓



Jビレッジに到着。タイベックス(つなぎのカバー)、軍手、マスク、足カバー一式貸与。
着替えていざ警戒区域のゲートまで。↓



乗っていく大型観光バスそのものを除染しなければならなくなるので、ゲート直前でUターンする。
のどかな田園風景だが、田植えはされていない。↓



あちらは道路封鎖、たぶんフクイチへの道。↓



警戒区域ゲート。
空き巣が入るので定期的なパトロールが欠かせないとか。↓



楢葉町大阪地区の除染作業が行われていた。
同行者は草むらで3.27~6マイクロシーベルトが計測されたという。
側溝では0.6マイクロシーベルトを計測。私は頭と内臓が嫌な感じになってきた。





除染作業について、説明していただいた。
道路から20mを生活空間として林の中の除染を全て人力で行う。
除染要員 1200人。10月末までの契約。
下草、枯葉、倒木類は青色のフレコンパックに入れて、警戒区域の仮置場へ搬入。
5千袋になる予定。

地面部分より空間線量が高いという事だった。
山全体に放射性物質が降り積もっている状態。
いくら税金を投入しても、無駄なあがきなのは、だれの目にも明確。

楢葉町職員の方の説明を受けた。
現在20キロ圏内なので、警戒区域内に入っているが、国はそれを解除しようとしている。
人口8千人のうち6千人が県内避難。
その内の8割がいわき市へ避難しているという。

国から提起されている、楢葉町の警戒区域解除について、住民向けのアンケートをしたところ、賛否が半々で分かれたということだった。
まわりが解除されてしまえば、せざるをえなくなるかもしれないが、除染も津波被害もそのままの状態では、はたして避難指定解除がうまくいくかどうかわからない、という事だった。
特に若い世代がためらっているという。
それは当り前でしょう。
ワザワザ放射線量の高い所に、危険を冒して帰す方が人道的見地から大変問題である。
きちんと生活が成り立つ保障をして、汚染されていないところへ移住できる方策を考え出すべきです


Jビレッジへ戻って。
行く時に着て行ったタイベクッス(つなぎのカバー)、手袋、靴カバー、マスクを全て除染場で脱いで、体が放射線で汚染されていないか機械を通ってチェック。

毎日、原発の収束作業に3千人の作業員が、線量計を装着して従事している。
一日の放射線被曝限度は0.8ミリシーベルト。
夏は暑いので、早朝4時から作業が始まって12時まで、8時間だが、線量の高いところでは1時間の所もあるし2時間の所もある。
Jビレッジ建物3階ベランダから、写真OKの許可がでた。
火力発電所↓



昔は素晴らしい天然芝のサッカーコートが10面あったが、今は駐車場↓とヘリポート。





福島原発の滞留水(セシウムをろ過して循環して冷却水として使うはずが、どんどん増えているので、この円筒形の容器にためている)
フクイチに持って行く前に保管している。↓
どれくらいの量になったのか質問したが、福島第一原発のHPにUPしているとのこと。



福島第二原発の煙突。
8km とっても近い。↓



福島第一原発の滞留水(というらしい、汚染水とは言わないようだ)対策として、
「遮水壁はどうなったのか?」と聞いたところ
「今やっと調査が終わったところで、これからくい打ちをする」とのこと
「いつ終了する予定か?」と聞いても
「年オーダーです」????
時間がかかるということのようだった。


何のことはない。
まだまだ汚染水のダダモレは続くということなんだなあ。

(7/14 「食べ物通信」の学習会 松川康夫さん「海の放射能汚染は今」↓より)


(漏れているね、って言っていた通り)↓



そして極め付け。
「フクイチの4号炉は大丈夫ですか?また津波が来たら、大丈夫ですか?」
と若い議員から率直な質問が出た。

「防潮堤を高くしたので、津波対策が出来ているから大丈夫です。
それに今は原発は止まっていますから。」
(止まっているというのかねぇ)
という説明だったので、
「それで防潮堤は、どれだけの高さになったか?」と質問したところ、
「分からないのであとで」
と調べてくれたが、
「10メートル」
「防潮堤は現在建設中」
「事故前は3~4メートルだった」
「これから15メートルにしたい予定」
と一つずつ聞いて、やっと小出しに答が返ってきた(そうだ)。
帰りのバスの中で、ひろみさんから聞きました。

なんだ、また津波が来たらイチコロじゃん。

いろいろありがとうございました。