こんばんは、楽居 木村です。
急に寒くなりました。みなさん風邪などひいてませんでしょうか?
今日は写真盛り沢山です。
さて、今回はこの間の裏玄関の庇に銅板を葺いてもらいました。
加藤板金さんに無理を言って銅板の一枚一枚の大きさを小さくしてもらいました。
急遽一枚一枚刻んでもらいました。
加藤さんも久しぶりにやったとのこと。
でもわがままを聞いてもらったおかげで素晴らしい
屋根ができました。
びかびかです。
暫くすると銅板が緑青をふき、いい味が出てきます。
楽しみです。
続いては玄関の屋根です。
広小舞と木小舞が終わったところです。
土間側から見上げる。
上の屋根に銅板の色がが反射しています。
軒先には化粧の杉の野地板と、室内側には角萩を張っていきます。
こんな感じに。玄関入ってすぐの駆け込み天井です。
裏玄関の駆け込み天井には
垂木に海布丸太
尺八に晒し竹、
小舞に晒し竹の吹寄せ、
それを藤蔓で巻き
野地板に杉の粉板(へぎいた)を稲子張りしました。
さてこれは何でしょう?
皮つきの葦(よし、または あし)です。
これを使ってこのように編んでいきます。
これは下地窓と言って、内側には障子がつきます。
この下地の影が障子に美しく映り込みます。
M邸は土壁のため、壁の下地には竹が張りめぐらされています。
勝手口の割竹の腰張り
今日はだいぶ長くなってしまいました。
それではみなさん、また来週~。