造の記 ~つくりのしるし~

楽居の現場日記や、大工の日々の日記です。。

外壁ラス下地工事

2011-07-31 22:15:59 | 岩瀬T邸

こんにちは

楽居の新堂です。

 

雨の日が続き涼しい日が続いております。。

そんな中鎌倉市岩瀬のT邸ではラス下地貼り工事が行われておりました。

この下地は杉材です。

厚さ12mm巾90mmの物を使用しております。

 

出し桁部分

T邸は軒の出が大きいため足場がとても広いです。。

矢切り部分のラス下地

屋根の向きに合わせて下地を斜めに張っていきます。

 

 

ラス下地の(ラス)とはモルタルやプラスターなどの左官仕上げの下地材の意味を持ちます。

ラス下地は、ほかにも『あらし』または『木摺り』などとも呼ばれます。

T邸の外壁工事はラス下地の次に・・防水紙を張り

                        ラス網を張り

                        モルタル下塗り

                        仕上げ

と言った流れで進んでいきます。。。

それではまた紹介いたします。


庇工事

2011-07-22 23:02:04 | 岩瀬T邸

こんにちは

楽居の新堂です。

台風が無事に通り過ぎ、涼しく過ごしやすい日が続いております。

そんな中、岩瀬T邸では、庇取り付け工事が行われておりました。

この材料は、腕木と言います。

庇を下から支持するための材料です。

腕木の上に乗っているのは桁です。

これは垂木を受けるための材料です。

今回の桁は長さ約7mほど必要だったため、4m材を2本使い

1本に継ぎ合わせました。

ちなみにこの継手は(尻ばさみ継)見た目も良く強度も優れた継手です。

次に垂木を取り付けます。

垂木は野地板を受ける役目をします。

家の中に伸びた垂木

今回、庇が瓦葺きのためテコの原理で屋根の強度をさらに強くしました。

このように使う材料は跳木ともいいます。

 

工事はまだまだ続きます。

それではまたご報告いたします。。。


N邸外部工事・・完成・・

2011-07-11 06:15:05 | 横浜市N邸

こんにちは

楽居の新堂です。

今回は、横浜市N邸の外部工事の、その後をご報告致します。

駐輪場の屋根工事が終わりました。

今回は軒先に板金を取り付けその上にポリカーボネイトの波板を取り付けました。

この屋根の施工方法は、みらいの家と同じ納まりです。

軒下から波板の小口が見えないようになっております。

塀の左官も母屋の外壁とおなじパターンに仕上がりました。

アイアンの門扉

杉板を貼り付けシンプルですがとても素敵な門扉が付きました。

この杉板は雨ざらしになるので徐々に味わい深くシルバーに色を変えていきます。

門扉から玄関ポーチへのアプローチ

飛び石も設置されました。

こうして外部工事は完了となります。

これから、お施主さんのNさんの手が加わりさらに素敵な空間になっていくでしょう。。。

 

僕もまた、足を運んでみたいと思います。

 


瓦工事

2011-07-10 07:25:43 | 岩瀬T邸

こんにちは楽居の新堂です。

 

本当に暑い日々が続いております。。

                   連日30℃超え・・・

今年も猛暑が続くのでしょうか?

 

そんな中、岩瀬T邸では瓦工事が行われておりました。

 

今回の瓦は平板ノ物を使用しました。

 

手際良く瓦を並べ固定していきます。

ストーブの煙突、トップライトも付きました。

棟の瓦の施工です。

真中に固定してある金物は棟換気の金物です。

屋根にたまった暖かい空気を外に逃がし結露を防ぐためのものです。

裏の軒先

T邸は折置組と言われる構造の組み方を取り入れております。

この組み方は妻方向と桁方向の梁が重なる部分の上端を揃えず

縦と横の梁を上に載せる方法です。

そのため梁が外に飛び出てきております。

なかなかいい雰囲気です。

外部には透湿防水シートが張られました。

工事はまだまだ続きます。

皆さん熱中症にならないように気を付けてくださいね。

それではまたご報告いたします。