造の記 ~つくりのしるし~

楽居の現場日記や、大工の日々の日記です。。

みらいの家 現場進行状況

2009-08-12 22:31:10 | Weblog

こんにちは

楽居の新堂です。

なんとか台風も過ぎ去り・・また晴天がもどってきました。
昨日は、静岡で震度6弱の地震がありましたが
天竜刻み組みの菅沼さんは、無事らしく本当によかったです。

さて、みらいの家ですが・・・


リビング部分のRの土壁の土を搬入しました。

今回使わせていただく土は、(荒木田)と言って埼玉の土です。
とてもしっとりしていて、本当に粒子が細かく、いい土です。
両国国技館にも使われている土だそうです。




お施主様の荒井様ファミリーです。
土壁に入れる藁を細かく切断する作業です。
何よりもびっくりしたのが、荒井さん夫婦の息の合った作業
もちつきのようにトントンと、藁を細かく刻んでいました。
まさに阿吽の呼吸でした。




そして土のカクハン作業です。
土がだまにならないように、足踏みなどをして土を混ぜます。



かなりクリーミーになりました。
土は大変固くかなりの重労働です。



土がカクハンされたところに、藁を入れます。
ついでに、塾生のリョウも入れました。(笑)
そして藁と泥をひたすら混ぜます。
これでとりあえずの作業は終わりです。

荒井さん 遠野さん りょう 今日は本当にお疲れ様でした。

このあと何日か発酵を待ちながら混ぜます。
こうして徐々にいい土壁に近づいていきます。