造の記 ~つくりのしるし~

楽居の現場日記や、大工の日々の日記です。。

2009-08-30 20:52:14 | Weblog

こんにちは。

楽居の新堂です。

みらいの家  土壁の状況です。




じーっと観察していると・・・
下からポコポコ泡が!!
まるで生きているようです。
土と藁が混ざり発酵してきたようです。



赤茶色をしていた荒木田の土が、変わってきました。
手で少し混ぜてみると、まだわらが固く 
臭いをかいでみるとドブの臭いがしてきました。
発酵が進むにつれて、藁が浸透し軟らかくなり
匂いも少しずつきつくなっていきます。
匂いは、土を塗り乾くと、消えます。


なぜ発酵させるのか?

土を発酵させることで、土の強度が増し粘り強い壁になるそうです。


このあとは、土が乾かないように水をかけ混ぜます。
この作業を繰り返し少しずついい土壁に近づいていきます。