皆さん、いつも有難うございます☆
ミクシィのコミュ「最終ラウンドは終わってない!!」でメッセージがありましたので、こちらでもシェアしますね。
☆★☆袴田巌死刑囚を救援する議員連盟が発足 ── 死刑執行の停止などを訴える☆★☆
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/04/post_552.html
1966年に静岡県の旧清水市(現静岡市清水区)で味噌製造会社の専務一家4人が殺害・放火された「袴田事件」で、無罪を主張する袴田巌さん(74)を支援するため、超党派の衆参両院議員57名が「袴田巌死刑囚救援議員連盟」(会長:牧野聖修衆院議員、事務局長:鈴木宗男衆院議員)を22日に発足、同日に国会内で設立総会を開いた。
議員連盟では、強い拘禁反応によって心身喪失状態にある袴田さんについて、刑事訴訟法で認められている法務大臣による死刑執行の停止を早急に求め、再審の開始も支援していく。
☆★☆松山千春さんからのメッセージ☆★☆
(鈴木宗男議員 代読)
松山千春さんからメッセージが届いておりますので、読ませていただきます。
お集まりのみなさん、松山千春です。
国会議員のみなさんが袴田巌救援議員連盟を立ち上げると聞き、私からもメッセージを送らせていただきます。
最近、足利事件、布川事件、免田事件などの冤罪事件が明らかになりました。
袴田さんの事件をみても、強圧的な取り調べ、しかも暴行して強制的に自白をとったといわれています。
検察、警察の権力は恐ろしいものです。
いま、あらためて真の公平・公正とは何か、国会議員の先生方には考えていただきたいと思います。
袴田さんを支援されているみなさまの中には、多くの人が自分が昭和54年に出した「窓」という歌をうたってくれていると聞きました。
"小さな窓から見える この世界が僕の全て
空の青さはわかるけど 空の広さがわからない
いつか山の向こうから 君が手を振りかけてきても
君の姿 見えるけど 僕の心は届かない
この窓をひらいて 自由になりたい
このうでで思いきり 抱きしめてはなさない
君だけは 誰にも わたしたくない
誰にも負けはしない この愛だけは"
(作詞/作曲 松山千春)
袴田さんを支援しているみなさんの思いを、心ある国会議員のみなさんの手でさらに大きな声として届けてください。
心からお願いをいたします。
☆★☆牧野聖修 衆院議員☆★☆
刑事訴訟法479条に「死刑執行の停止」という項目があります。
それは、「死刑を言い渡されたものが心神喪失にあるときは、法務大臣に命令によって執行を停止することができる」という項目で、法務大臣には、これに基づいて死刑の停止を職務権限として出していただき、速やかに適切な治療を受けられる状態にしてもらいたい。
そして、再審の道を開く。
こういうことを議員連盟として法務大臣や法務当局に迫っていこうではないかと考えています。
司法の独立を認めながらも、最近では、足利事件のように(司法の)すべてが正しかったとは言える状況ではないということがはっきりしてきています。
われわれ国会議員でも責任ある行動をとった方がいいということで、議員連盟が立ち上がってきました。
みんなで団結して頑張って参ります。
☆★☆袴田ひで子さん(袴田巌さんの姉)☆★☆
本日は、国会議員の先生方が巌を救うために集まっていただいてありがとうございます。私は巌とは3つ違いの姉になります。
私が巌の不安を心から理解したのは、最高裁で棄却され、巌の死刑が確定した昭和57年頃でしょうか。
東京拘置所に面会に行った時、面会室にあたふたと入ってきて私の顔を見るや、
「昨日、処刑があった」
「隣の部屋の人だった」
「お元気で、と言っていた。みんながっかりしている」と、面会室のガラスに顔を押しつけてふるえるような声をして私に訴えました。
その時、私はなんと言っていいのか分からなくて、「ふーん」と言ったきりでした。
正直言って、私も巌も、死刑判決が、何を意味しているのか本当にわかっていなかったものと思います。
しかし、身に覚えのない罪で閉じこめられた巌にとっては、自分の力ではどうしようもないことを、隣の部屋の人のようになるかもしれない、不安な日を過ごさなければならないことと、理解したのだと思います。
それからでしょうか、面会の度に言うことがおかしくなっていきました。
「この中に電気を出す奴がいる」と言われた時は、私もびっくりして「電気風呂もあるぐらいだから、体に良いから・・・」と返事をしてしまいました。
「かゆみの電波」とか、「痛みの電波」とかも言っていました。
そして、会話も成りたたないようになり、毎日のように書いて送ってきた手紙も来なくなり、面会も拒否されるようになりました。
ここ数年、皆様方のお力もあり、巌との面会が出来るようになりました。感謝しております。
でも、お互いの顔を合わすことは出来ても、相変わらず巌との会話はとんちんかんのままです。
先月10日、巌は満74歳になりました。巌も私も歳を取りました。もう残されている時間はあまり多くないと思います。
せめて、死刑執行への不安な毎日を過ごすことからだけでも変えていただけたら、と思います。
国会活動で、お忙しい毎日だと思いますが、今回の集まりを持っていただき感謝いたします。
今後とも、よろしくお願いいたします。
☆★☆弁護団より現況の説明☆★☆
再審請求は2008年に最高裁で特別抗告が棄却され、いま、第二次再審請求を行っている段階です。
袴田巌さんご自身がコミュニケーションのとれない心神喪失状態にあるのではないかということで、ひで子さんが請求人となって続けています。
現在の攻防の争点は証拠開示をめぐって行われています。
弁護団としては、袴田さんの無罪を示す証拠は検察側がたくさん持っているのではないかということで、あるのであれば見せてくださいという証拠開示要請を出しています。
検察は、証拠開示の要請については、刑事訴訟法上、再審の証拠開示の法的根拠が認められないという理由で検察側では拒否しています。
そのほか、犯行時の着衣が捏造証拠ではないかという主張をしていて、証明するための実験を行っています。
現在、再審とは別に、袴田さんの状況は死刑が確定してから30年近く経過しており、このこと自体が拷問禁止条例などの国際法規にてらして問題があるのではないかということで、日弁連には人権救済の申し立てをしていて、死刑執行の停止、身体拘束からの解放を求めています。
今後も再審の壁を破るべく弁護団も努力していきますので、国会議員の先生方にもご支援、ご協力をいただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
ミクシィのコミュ「最終ラウンドは終わってない!!」でメッセージがありましたので、こちらでもシェアしますね。
☆★☆袴田巌死刑囚を救援する議員連盟が発足 ── 死刑執行の停止などを訴える☆★☆
http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/04/post_552.html
1966年に静岡県の旧清水市(現静岡市清水区)で味噌製造会社の専務一家4人が殺害・放火された「袴田事件」で、無罪を主張する袴田巌さん(74)を支援するため、超党派の衆参両院議員57名が「袴田巌死刑囚救援議員連盟」(会長:牧野聖修衆院議員、事務局長:鈴木宗男衆院議員)を22日に発足、同日に国会内で設立総会を開いた。
議員連盟では、強い拘禁反応によって心身喪失状態にある袴田さんについて、刑事訴訟法で認められている法務大臣による死刑執行の停止を早急に求め、再審の開始も支援していく。
☆★☆松山千春さんからのメッセージ☆★☆
(鈴木宗男議員 代読)
松山千春さんからメッセージが届いておりますので、読ませていただきます。
お集まりのみなさん、松山千春です。
国会議員のみなさんが袴田巌救援議員連盟を立ち上げると聞き、私からもメッセージを送らせていただきます。
最近、足利事件、布川事件、免田事件などの冤罪事件が明らかになりました。
袴田さんの事件をみても、強圧的な取り調べ、しかも暴行して強制的に自白をとったといわれています。
検察、警察の権力は恐ろしいものです。
いま、あらためて真の公平・公正とは何か、国会議員の先生方には考えていただきたいと思います。
袴田さんを支援されているみなさまの中には、多くの人が自分が昭和54年に出した「窓」という歌をうたってくれていると聞きました。
"小さな窓から見える この世界が僕の全て
空の青さはわかるけど 空の広さがわからない
いつか山の向こうから 君が手を振りかけてきても
君の姿 見えるけど 僕の心は届かない
この窓をひらいて 自由になりたい
このうでで思いきり 抱きしめてはなさない
君だけは 誰にも わたしたくない
誰にも負けはしない この愛だけは"
(作詞/作曲 松山千春)
袴田さんを支援しているみなさんの思いを、心ある国会議員のみなさんの手でさらに大きな声として届けてください。
心からお願いをいたします。
☆★☆牧野聖修 衆院議員☆★☆
刑事訴訟法479条に「死刑執行の停止」という項目があります。
それは、「死刑を言い渡されたものが心神喪失にあるときは、法務大臣に命令によって執行を停止することができる」という項目で、法務大臣には、これに基づいて死刑の停止を職務権限として出していただき、速やかに適切な治療を受けられる状態にしてもらいたい。
そして、再審の道を開く。
こういうことを議員連盟として法務大臣や法務当局に迫っていこうではないかと考えています。
司法の独立を認めながらも、最近では、足利事件のように(司法の)すべてが正しかったとは言える状況ではないということがはっきりしてきています。
われわれ国会議員でも責任ある行動をとった方がいいということで、議員連盟が立ち上がってきました。
みんなで団結して頑張って参ります。
☆★☆袴田ひで子さん(袴田巌さんの姉)☆★☆
本日は、国会議員の先生方が巌を救うために集まっていただいてありがとうございます。私は巌とは3つ違いの姉になります。
私が巌の不安を心から理解したのは、最高裁で棄却され、巌の死刑が確定した昭和57年頃でしょうか。
東京拘置所に面会に行った時、面会室にあたふたと入ってきて私の顔を見るや、
「昨日、処刑があった」
「隣の部屋の人だった」
「お元気で、と言っていた。みんながっかりしている」と、面会室のガラスに顔を押しつけてふるえるような声をして私に訴えました。
その時、私はなんと言っていいのか分からなくて、「ふーん」と言ったきりでした。
正直言って、私も巌も、死刑判決が、何を意味しているのか本当にわかっていなかったものと思います。
しかし、身に覚えのない罪で閉じこめられた巌にとっては、自分の力ではどうしようもないことを、隣の部屋の人のようになるかもしれない、不安な日を過ごさなければならないことと、理解したのだと思います。
それからでしょうか、面会の度に言うことがおかしくなっていきました。
「この中に電気を出す奴がいる」と言われた時は、私もびっくりして「電気風呂もあるぐらいだから、体に良いから・・・」と返事をしてしまいました。
「かゆみの電波」とか、「痛みの電波」とかも言っていました。
そして、会話も成りたたないようになり、毎日のように書いて送ってきた手紙も来なくなり、面会も拒否されるようになりました。
ここ数年、皆様方のお力もあり、巌との面会が出来るようになりました。感謝しております。
でも、お互いの顔を合わすことは出来ても、相変わらず巌との会話はとんちんかんのままです。
先月10日、巌は満74歳になりました。巌も私も歳を取りました。もう残されている時間はあまり多くないと思います。
せめて、死刑執行への不安な毎日を過ごすことからだけでも変えていただけたら、と思います。
国会活動で、お忙しい毎日だと思いますが、今回の集まりを持っていただき感謝いたします。
今後とも、よろしくお願いいたします。
☆★☆弁護団より現況の説明☆★☆
再審請求は2008年に最高裁で特別抗告が棄却され、いま、第二次再審請求を行っている段階です。
袴田巌さんご自身がコミュニケーションのとれない心神喪失状態にあるのではないかということで、ひで子さんが請求人となって続けています。
現在の攻防の争点は証拠開示をめぐって行われています。
弁護団としては、袴田さんの無罪を示す証拠は検察側がたくさん持っているのではないかということで、あるのであれば見せてくださいという証拠開示要請を出しています。
検察は、証拠開示の要請については、刑事訴訟法上、再審の証拠開示の法的根拠が認められないという理由で検察側では拒否しています。
そのほか、犯行時の着衣が捏造証拠ではないかという主張をしていて、証明するための実験を行っています。
現在、再審とは別に、袴田さんの状況は死刑が確定してから30年近く経過しており、このこと自体が拷問禁止条例などの国際法規にてらして問題があるのではないかということで、日弁連には人権救済の申し立てをしていて、死刑執行の停止、身体拘束からの解放を求めています。
今後も再審の壁を破るべく弁護団も努力していきますので、国会議員の先生方にもご支援、ご協力をいただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。