城壁の街で : At The Walled City Blog

カナダ・ケベックシティ在住、ラヴァル大学院生の生活雑記
Université Laval, Québec City

北の大地から6-3

2007-07-15 | 北の大地から





ジェットコースターよりも遥かに怖い一時間の行軍の後にたどり着いたのが上の写真の場所。この岩全部がストロマトライトの化石です。海岸沿いに先カンブリア時代の地層がむき出しになっていて、それがすべてストロマトライトの痕跡でした。

二枚目の写真で写っている恐竜の卵みたいな丸いの一つ一つがストロマトライトです。シアノバクテリアの活動に従って球体が成長していったのがきれいに残っていますな。下の三枚目と四枚目の写真では、波に洗われている部分でストロマトライトの層構造がくっきりと観察できます。球体の成長が年輪のように残っているのです。

さて、今回は数十億年単位のロマンに思いを馳せる事が出来るように、大きな写真も見られるようにしてみました。下の写真をクリックすれば大きめの写真が登場します。



























ハドソン湾の海水はこんなに澄んできれいでした。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無知 (コッツ)
2007-07-18 00:05:52
何も知らんかったら、何かぷつぷつ泡立った泥が
そのまま固まったみたい、とか思いそう。
そして知らずに足を踏み入れて、踏み入れたところで
今あんたの足のした35億年やで!って言われて
ひいっ!てなりそう。
…まちがってる?

要は、同じ場所に行ったとしても、それがストロマトライトの化石だと判断できるのはすごいなあ、世界の見え方がちがうなあ、と思ったということなんです。
返信する
Unknown (hkm)
2007-07-18 09:31:38
>ひいっ!てなりそう

そうやろうと思うよ。普通は。
自分も超博学なドイツ人が見つけてこなかったら、絶対に解らなかったと思う。

「あ、ここの岩、オモロイ」
「なんやろ?恐竜の卵?」
で終わっていたと思う。

ただ、ストロマトライトがなんたるかは、小学生のときにNHKの「地球大紀行」で知っていたので、現地で大昔に思いをはせることが出来たのはよかった。今回は、ドイツ人だけでなく、ビデオを擦り切れるまで観ていたHKM少年にも乾杯!
返信する
ひいっ! (コッツ)
2007-07-18 12:16:34
地球大紀行!
なつかしい!
うちは当時テレビがなかったんだけど
まんが地球大紀行っていうのがあってね
必ず発売日に買ってもらっては全巻揃えて
それこそ擦り切れるほど読んでた。

ストロマトライト、何でなんとなく知ってるんやろ
と思ってたら、地球大紀行で仕入れてたんやろか。
返信する
Unknown (hkm)
2007-07-19 04:31:22
>ストロマトライト、何でなんとなく知ってるんやろと思ってたら、地球大紀行で仕入れてたんやろか。

だろうなぁ。しかし、まぁ、マンガ版をお持ちだったとは・・・・・

たぶん、図書館で借りてきてもらって、読んだりしたんだろうけれど、そっちは余り覚えていないです。

なんにせよ、NHKの「地球大紀行」と「驚異の小宇宙・人体」の内容は今で覚えているなぁ。

いまも、ああいう番組ってあるのかな。
返信する