城壁の街で : At The Walled City Blog

カナダ・ケベックシティ在住、ラヴァル大学院生の生活雑記
Université Laval, Québec City

次の世代

2009-01-08 | 雑記

最近、自分の大切な仲間のところに相次いで子供ができた。できることなら、すぐにでも飛んで行ってからかいながら祝福したいところなんだけれど、故郷からあまりに離れてしまっている自分にとって事はそう簡単ではない。残念だ。とてもおめでたいけど残念だ。ぬうん。


そんな折、眠れぬ夜にふと、自分が子供だったころ、そして仲間の子供たちが少年少女に成長する数年後のことなんかを思い浮かべてみた。


自分が子供のころ、両親の友達がうちに遊びに来ることがあった。自分はまだ子供なので、そんなことはお構いなく傍若無人に振舞うだけだったのだけれど、今考えてみればそのとき大人たちはとても楽しそうだった。若いころを一緒に過ごした友人というのは、家族とも親戚とも違うなんともいえない気安さがあるんだろう。


で、そういう機会に会うことがある両親の友人の中に、明らかに普通の主婦や会社員の人たちとは雰囲気の違う人がいて、自分は子供ながらに「あの人は何者なんだろう」と思っていた。明らかに、なんか少し違う。悪い人じゃないみたいだけれど、なんか変。齢30になってもこんな風に思い出すんだから、結構強く印象に残っているということだろう。


そして、いま誕生したての子供達が少年少女になるころ、自分はそういう存在になるんだろうなという気がする。何かの折に、友人宅に遊びに行ったら、「なんか変なやつが来た」、「でも、とーちゃん、かーちゃんとはたのしそうにしゃべってやがる。何モンだ?」、「うわ、なんだ、やたらからんでくるぞこいつ、やべえ」なんて感じに思われて遠巻きにされちゃったりするんだろうな。


なんか、いまからすでに楽しみだ。