歯科界は日進月歩...

名取市のライフタウン歯科クリニック 院長のひとりごと。。。

脳脊髄液減少症の口腔内症状

2011-02-11 20:42:20 | お仕事
脳脊髄液減少症、この病気みなさん知ってますか?

恥ずかしながら私はほとんど知識がありませんでした。

先日、私のブログにあるからからコメントが寄せられました。

この病気と闘っているゆめさんという方です。

ゆめさんの言葉を借りると、脳脊髄液減少症とは、交通事故はもちろん、スポーツ事故、転倒、転落、暴力の人体への衝撃がきっかけで、脳脊髄液が漏れ
じわじわと不定愁訴が出てくる事故後遺症です

ゆめさんのブログの中にこの病気が原因で引き起こされる口腔内症状が詳しくかかれています。

紛れもない患者さん本人の生の声です。


一部引用させていただきます。

(以下引用)

脳脊髄液減少症になると、 髄液漏れで脳脊髄液がどんどん漏れて尿になって出てしまうせいか?

身体が脱水になるせいか?唾液が出なくなり、口がからからに渇きドライマウスになって、

自浄作用が減って口臭がひどくなったり、飲み込みにくくなったり、

嚥下障害でむせやすくなったり、誤嚥がおきやすくなったり、

舌がシビレたり、苦く感じたり、舌がまわりにくくしゃべりにくく食べにくくなったり、

味覚障害で味がわかりにくくなったり、



首や肩の片方の筋肉がガチガチにこり、左右の顎関節の動きのバランスが悪くなり、

両方でバランスよく噛めなくなったり、

その結果、顎関節症になったり、口が開かなくなったり、かみ合わせが悪くなったり



顔面神経や三叉神経が障害されて、無表情になっって、愛想が悪い、表情を表に出さないと誤解されたり

口の周りや頬がこわばり、動きにくくなったり、

表情が豊かでなくなり声もでにくくなるために、

「はっきりしないはきのないやつだ。」と誤解されたりします。

(引用以上)


いかがですか?

どう考えても歯科的症状ですよね。

いわゆる不定愁訴ということで片付けられていた訴えかもしれません。

ゆめさんがおっしゃっているとおり、われわれ歯科医もこの病気に対する認識をきちんと持ち、きちんと診断できるようにならないといけませんね。



先日講演いただいた東北大学歯科口腔外科の千葉雅俊先生がおしゃっていた言葉、

”知らない病気は診断できない”

正にその通りですよね。


このブログを読んでいる歯科関係者はどれぐらいいるかはわかりません。

まずはみなさんここを読んでください。

絶対読んでください。

脳脊髄液減少症

そしてこの病気に対する認識を広めてください。


そしてゆめさんのブログです。

脳脊髄液減少症患者のつぶやき、「とりあえず、生きてみよか・・・。」









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