歯科界は日進月歩...

名取市のライフタウン歯科クリニック 院長のひとりごと。。。

歯がない人は認知症のリスクが最大1.9倍に

2011-02-09 20:43:04 | お仕事
日本福祉大学の近藤克則教授を主任研究者とした、厚生労働省の研究班は、高齢者の歯の状態と認知症の関係についての調査結果を発表した。

この調査は愛知県に住む65歳以上の高齢者4,425人を対象に4年にわたって追跡し、その期間、新たに認知症を発症して要介護認定を受けた220人を割り出し、分析した。

その結果、年齢の違いや持病の影響を考慮しつつ、認知症になるリスクを計算した数値は、自分の歯が20本以上ある人に比べ、歯がほとんどなく入れ歯も使っていない人で1.9倍にのぼった。

同様に、あまり噛めない人のリスクは、何でも噛める人の1.5倍、かかりつけ歯科医院のない人は、ある人の1.4倍だった。

これまでは歯の状態と認知症の関係はわかっていなかった。

しかし、今回の結果から研究班は、「歯を失うことや噛めなくなることで、認知症発症のリスクが高まることが示された。

また、歯を失う原因となる歯周病などの炎症が直接脳に影響することや、噛めなくなって咀嚼機能が落ちることで、脳の認知機能の低下を招く可能性があると考えられる」としている。


認知症予防の観点からも、高齢になったら、定期的に歯科で口の中のチェックを受け、噛む力を保つために入れ歯を入れておくように心がけることが大切だと言えそうだ。

詳しくはここでどうぞ。。。


そう歯科医は歯医者じゃダメなんですよ。

やはり口腔医。

口を通して全身を診る。


歯医者は溢れているけど、口腔医はまだまだ不足している・・・

口腔医、

これからが楽しみな職種です!!!


PS.BLOG更新していたら名取市保健センターのK歯科衛生士よりメールが!

”ためしてガッテンみてください!”

そこにはお世話になっているW先生が。

咬むことは海馬を刺激する=認知症予防の効果ありとの解説。

やはり、、、

歯科界は日進月歩。

楽しみです!!!!!





訪問診療 三種の神器!?

2011-02-09 20:19:15 | お仕事
幸い昨日リベースした患者さんは今のところ問題ないとのこと。

そう、あくまでも今のところ・・・


きのうリベース後のチェックで”好きなもの食べてみてください!”

との言葉に”キンカン!!!”と即答。

マジですか(汗)

と思う間もなく、いきなり皮ごと口の中にほおばり、上手に食べ始めた。


大きく口を開く、

上顎義歯は落ちてこない、下顎義歯は浮いてこない

→ 合格!!!


キンカンを口にいれ左側で噛み出す。

(習慣的咀嚼側は左なんだと今更発見(汗))

義歯は多少動くもののなんとか丸ごと咬んでもはずれない。

→ 合格!!!



その後皮を吐き出し、もぐもぐと咀嚼、そして無事嚥下!!!

→ 合格!!!


そのあとのスマイルがすべてを物語っていました。

歯科医としてシアワセを感じる瞬間。。。



でも、きっと数日後に痛くなるでしょう・・・

咬めるようになると、どんどん咬むため歯ぐきがついれこれないんですよね。

でもここからが第2段階。

きっと微調整でOKでしょう。


さてここからが本題。

タイトルの三種の神器。

自分的には、

ポータブルエンジン

5倍速ヘッドがあれば形成までOK!


エアー

※エアーはこのタイプじゃないとダメです。
他はニオイがキツイし冷却ガスが出ます・・・


ライト

きちんと見えることが治療効率&安全性UPにつながります。
さらに、これでアシスタントひとりの手が空きます。
居宅では患者さん周りに自由なスペースがないこともしばしば。。。
つまり効率よく治療が進められます。

これが自分には三種の神器=必要不可欠なシステムです。


さぁ、みなさん。

普段の診療アイテムの他にこの3つがあれば治療の世界が広がります。

それはすなわち多くのスマイルにつながります。


さらに・・・

続く