Leo Sayer - The Dancer

ジネットは踊り子
彼女のことはよく知ってる
踊るとそれは奇跡
くるくる回る彼女に魅せられた
ジネットはバンドリーダーの
歌手と知り合った
見た目は少年みたいなんだけど
すっと立つと立派な男性だ

雨が降る　通りに落ちる
雨が降る　通りに落ちる
きみのために
きみのために
きみのために

子供たちの叫び声が裏通りから聞こえた
その声が頭のなかに響き渡る
窓ガラスの陰に
踊り子で身を立てたいという
彼女の想いが隠れていた
まだ幼いジネットが
綱渡りをしているのが見える
スローモーションで
彼女は綱から落ちていく
僕は時々
綱をつないだ命綱は
僕だったんじゃないかって思う
また悲劇を生んでしまった

雨が降る　通りに降り注ぐ
雨が降る　通りに激しく
雨が降り　どしゃぶりだ

この雨はジネットの心を
慰めてくれるのかな...

僕はウエストサイドを歩く
ジネット　
きみの気持をギターに込めて歌うよ
僕は歩道に立ち
もう二度と後悔しないと決めた
今は僕もシンガーになった
歌もそこそこのできだと思うよ
でも僕は泣かずにはいられない
堅くなった僕の心に悲しみが届く

雨が降る　通りに降り注ぐ
雨が降る　通りに激しく
雨が降り　どしゃぶりだ

きみのために
きみのために

きみの心を癒すために...