
弊社ART BASE PROJECT の石上洋がCGクリエイターYoyo のアーティスト名で参加させて頂いております。
写真はノグチミエコ氏の作品とのコラボ映像です。
とても興味深い面白いイベントです!!
以下B-OWNDのプロデューサー石上賢の投稿をコピーしました。
関東方面の皆さまぜひ♡
【イベント&茶会】
11月21日(日)より、現代にふさわしい「新しい形のアート×茶会」をテーマとしたイベントを、先端と文化を発信する羽田イノベーションシティにて開催します!
合計10人のアーティストが参加し、陶芸/ガラス/硯/華/映像など多種多様な作品が6つの展示室に一堂に並びます。B-OWNDは基本的にはオンラインのサービスですが、今年最大のリアルイベントとして、直接作品をご覧頂くことが出来ますよ!!(参加無料です!)
(株)TeaRoomの代表および茶人でもある岩本宗涼が参加アーティストの茶器にてお茶を立て、お客様をもてなします。(※新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため、お茶のご提供は11月20日の完全招待制のみとなります。)
また、一般公開日にて、企業や個人の理念を言語化するプロフェッショナルである加来幸樹氏によるワークショップを開催し、個人の理念を言語化した上で、会場に展示されるアートと自己の共通点を見出すイベントを行いますよ!!
盛り沢山のイベントですー
是非お気軽にお越しくださいーー!!
★羽田アートイベントについての詳細はこちら
https://hs.b-ownd.com/haneda-event-01
★お茶会の対談記事はこちら
https://media.b-ownd.com/archives/article/haneda-event1
★アートを選ぶための個人理念づくりワークショップへの申し込みフォーム(11月21日・23日)
https://share.hsforms.com/1siVLPmzlT-eC51J7OqhpIw422cv
めちゃくちゃ長いですが、イベントに対する僕の考えをのっけておきます!!!
◆イベントのコンセプト
約450年前、時の天下人・豊臣秀吉が開催した北野大茶湯という空前絶後の大茶会をご存知だろうか。千利休や古田織部など著名な茶人や有名な茶器が一堂に並び、身分に関係なく1,000人を超える人々が参加したとされる茶会だ。
当時その茶会は誰も見たことがない画期的なイベントであったはずだ。それら全く新しい試みの積み重ねはいずれ伝統となり、日本の美意識に深く刻まれる程となった。現在の茶会はどうだろうか?生活様式が急速に変化し続けている現代においても、伝統的な形式が固定され、茶会そのものに大きな変化は起きていない。それは、若年層が茶会を生活に取り入れることを遠ざけている一因になっているのではないか。
初期の茶会は現代で言うところの「サロン」であり、その時代を変革してきた者たちが交流するための場という機能を果たしていた。では、なぜ茶会は当時の変革者を吸引するほどの魅力を有していたのだろうか?それは日本の美意識の本質を表現するフォーマットとしての「新しさ」を備えていたからではないのか。その仮説を鑑み、茶会の本質を継承しながらも、現代にふさわしい新しい形としての茶会を提案する。
新しさとは表面上のみで生まれ出るものではない。根底には脈々と受け継がれてきた日本の美意識が横たわる。それは、言葉では表現できない物事と物事の曖昧な境界を捉える感性を意味する。 「人間」「時間」「空間」といった言葉に象徴されるように、日本人は古来より曖昧な境界に本質を感じ、西洋の明確な二項対立を行う価値観とは異なる「間」の価値観を醸成してきた。しかしながら、現在の理性中心主義の台頭による煽りを受け、あらゆるカテゴリーは区別・細分化され、蛸壺状態と化している。
そんな中、本企画では新しい文化は曖昧な境界から生まれると信じ、日本の美意識を根底に、工芸とアート、伝統と革新、人工と自然、音楽とアート、など様々な領域の区別ができない作品が一堂に会した茶会を開催する。これまで日本の文化芸術は世界から過少評価されてきたと考えている。日本の文化の曖昧さ、言い換えれば、境界のなさによって、概念や区分ありきの西洋の基準に適さなかったからである。アートとも工芸とも区別する必要のない日本の精神性が可視化された作品を斬新な茶室空間に展示する。置かれている立場や当たり前とされる価値観などは関係なく、様々な人が参加し交流する茶会を開催するものである。