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OSAMUの写真記録

涼し気な青(森林公園②)

撮影日:2021年7月31日

ここ何年かはサギソウを見に吉ケ池湿地に通っていましたが、ことしはもう一つ見たい花があったので森林公園に行くことにしました。
それはカリガネソウです。
まだ少し時期が早かったのか花は少なかったですが、見ることができてよかったです。
その他、暑い中少しでも涼し気な気にさせてくれる青系の花を集めました。

1)カリガネソウ(雁草、雁金草、シソ科カリガネソウ属)


2)ホカケソウ(帆掛草)とも呼ばれる。


3)花の形状が雁に似ている草であることに由来。
蕊が首、花弁が翼ですかね。


4)東アジア(日本、朝鮮半島、中国)に分布する。


5)日本では北海道、本州、四国、九州の山地に自生する。
よく見ると丸い蕾が5つに割れています。


6)5枚の花弁は凹形で縁がひだ状になり、上に2枚、下左右へは各1枚ずつ大きく広がり、下側の花弁が舌状になり紋様が入る。
この紋様が虫を呼ぶのでしょうね。


7)花柱と雄蘂は花の上に伸び、その先が花の手前に回り込むように垂れる。


8)ハナバチなどの花粉を媒介する虫が左右の花弁に脚をかけるようにして留まると、花に虫の重みが加わり花序が垂れ下がって花が首をもたげるように角度を変え、虫の背中に花粉と柱頭が付いて花粉を付けるとともに受粉する仕掛けになっている。


9)シマジタムラソウ(島路田村草、シソ科アキギリ属の多年草)
これもシソ科です。シソ科には青紫系の花をつけるものが多いのでしょうか。


10)東海地方の固有種で、環境省発行のレッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)に分類されている。


11) 花冠は他のシソ科植物と同様に唇形花冠で、筒部内面の中部に輪状に毛がある。


12)雄蕊は2本で、花冠の外へ直線的に大きく突き出る。


13)ツユクサ(露草、鴨跖草、鴨跖、ツユクサ科ツユクサ属の一年生植物)


14)花弁は3枚あり、上部の2枚は特徴的で青く大きいが、下部の1枚は白くて小さく目立たない
不思議な組み合わせです。


15)雌蕊が1本、雄蕊が6本で成り立っている。
雄蕊の中で役に立つのは2本のみ。
これも不思議。


16)「万葉集」には露草を詠ったものが9首存在し、古くから日本人に親しまれていた花の一つであると言える。朝咲いた花が昼しぼむことから、儚さの象徴として詠まれたものも多い。


17)朝咲いた花が昼しぼむことから、儚さの象徴として詠まれたものが多い。
実際に詠んでみると、青い色素がすぐに退色してしまうことも儚さの象徴として見ていたように思います。


18)キキョウ(桔梗、キキョウ科)
根はサポニン(オレアナン型トリテルペンサポニン)を多く含むことから生薬として利用されている。
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