常なる忠誠

LEATHERNECK FAN別館または史跡巡りな話

ちょうちょう塚古墳

2010-11-08 00:07:17 | 古墳(富山市)
 それほど遠くもないので、富山県内でも最初期の古墳で、かつ神通川の河口の東側では唯一の古墳である、ちょうちょう塚古墳を探しに自転車を漕ぐ。
 豊田小学校側ということで、その付近を捜索。GoogleMapで検索しても、豊田小学校が示されるのみ。
 どうしても見つからず、諦め、引き返す途中で711に立ち寄った後、交差点を渡ったところで発見。豊田小学校は東へ1kmほど移転していて、全く別な場所となっていたというおち。
 もっとも、1967年の調査後、宅地化にされたことによって既に消失しており、現在は記念碑が残されているのみ。
 元々は、3世紀中頃に構築された一辺約20m、高さ3.5m、墳頂一辺約13mの方墳で、周囲に6から8mの周溝が囲み、東西約130m、南北100mの方形の大区画があり、北西端に方形(一辺25m)の突出部があったと推定されている。
 周辺には、縄文から弥生にかけての大規模な集落跡が発見されている。




 豊田小学校交差点に向けて撮影。豊田小学校は、移転しているのだが、名称はそのままである。ちなみに、旧豊田小学校は、「犬島遺跡」付近。現豊田小学校は、「豊田中吉原II遺跡」付近だったりする。



 ちょうちょう塚古墳の石碑。



 全体像と言っても、既に痕跡は無いわけで。


 豊田小学校側という解説が多いが、現在、豊田小学校が移転しているので、現在は側ではない。交差点名だけは相変わらず豊田小学校前。東側にある交差点に711が現在ある。なお、北側の土地は、「ちょうちょう塚北遺跡」とされている(未調査のまま、宅地に畑に道路化)。

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