常なる忠誠

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阿古屋野古墳

2010-09-15 01:16:19 | 古墳(富山県東部北)
 富山県最北部及び最東部に位置するのが阿古屋野古墳。付近には全部で6基の円墳や方墳があったが、現在、残るのは、この方墳のみ。他の5基からは、管玉、直刀、須恵器が発見されたが、現在は所在不明という。
 方墳の周囲は、周溝で囲まれており、現在、それも再現されている。
 阿古屋野大地からは、富山湾を一望でき、この一帯を支配した豪族のものではないかと推測されている。




 阿古屋野古墳は、一辺19mの正方形の方墳である。高さは3.5m。



 墳頂より、富山湾を望む。向こう側に見えるのは富山県内どころか日本海側最大の前方後円墳である柳田布尾山古墳、桜谷古墳のある能登半島。



 再現された周溝北側。なお、隣の民家には犬が二匹いるが、特に吠えたてることはなく、しっぽを振っていた。
 北側を墳頂部から。停まっている車は、買ったときには単に荷物の積める車だったが、こちらに来てから、12月から3月までの豪雪の中、ありがたみを大いに感じさせてくれたThis is my car.There are many like it, but this one is mine.(これぞ我が車。世に多くの車があれど、これは我、唯一のもの。)




 周溝西側。
 西側を墳頂部から。




 周溝南側。
 南側を墳頂部から。




 周溝東側。墳頂より。



 古墳正面。傾斜は急で、階段が一部崩れている。下りるとき、こけました。崩れていない所で。



 古墳の断面図を記した説明がされている。復元前の実際の古墳は、1メートル下にある。


 国道8号線から、田野新交差点から入っていくことになるが、むしろ、黒部市交流館あこやーのが、すぐ側にあるので、そこを目指した方が早い。駐車場の案内板で位置も確認できるし、阿古屋野古墳も見える。なお、国道8号線がすぐそこで、民家も多数有るが、例によって、「熊注意」の看板があった。

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