常なる忠誠

LEATHERNECK FAN別館または史跡巡りな話

番神山横穴墓、呉羽山古墳

2010-11-07 02:46:11 | 古墳(富山市)
 一度、行ってはみたものの位置がさっぱり不明だった番神山横穴墓のある富山市民族民芸村へ再び。
 呉羽山丘陵にある番神山横穴墓は、昭和3年に8基が、昭和40年に7基が発見。県内で最も東にある横穴墓であるだけでなく、日本海沿岸においては最北部に位置する横穴墓。6世紀から7世紀にかけて作られたと見られている。なお、北には呉羽山古墳があるのだが、そちらは発見できず(長慶寺古墳らしきものは発見した)。




 隣接してある考古資料館。番神山横穴墓及び呉羽山古墳で発見された物だけでなく、小竹貝塚で発見された物も展示してある。また、勅使塚古墳などの模型も展示されている。入館料は100円。



 良く書かれているように考古資料館の裏というより、こちらの陶芸館の横の崖にある。現在は全て埋められて横穴の痕跡は無い。



 呉羽山古墳の位置は確認できなかったが、それらしく場所を麓から。横穴墓は、40mほどの場所にあるが、それより高い位置に呉羽山古墳がある。現在位置は確認できなかったが、おそらく茶室円山荘のあるあたりと思う。


 富山市の文化の歴史を語るために作られた場所だが、番神山横穴墓だけでなく、安養坊古墳、長慶寺古墳、呉羽山古墳、杉坂古墳群があるにもかかわらず、案内図には一切乗っていない。五百羅漢などの観光名所でもあるので駐車場には困らない。

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