常なる忠誠

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須曽蝦夷穴古墳

2010-09-06 00:11:05 | 古墳(石川県)
 石川県能登島にある須曽蝦夷穴古墳。
 石室が露出した状態で放置されていたものを調査を行うと共に修復作業を実施。1989年から、1996年にかけて行われ、土と石を材料にし、忠実に復元したそうである。
 しかし、一応、観光地になっているものの訪れる者もおらずで、到着時には誰もおらず。その後、タクシーで乗り付けた老人が運転手と共に見ていったくらいである。標識などもしっかりある割に。
 そして、帰りの車の中で、ふと南側の写真を撮っていないような気になり、確認したところ、やはり、撮っていなかった。
 なお、能登島には、他にも幾つか古墳が発見されている。




北西側より。古墳に上ることは禁じられている。



古墳より、七尾南湾を望む。標高は50メートルほど。古墳の中の人は、能登の海人を統括した人物ではないかと推測されている。



雄穴石室入り口(南側右手)。内部からは刀装具などの副葬品、木棺の釘などが発見された。



玄室内部も見学できるようになっているが、雄穴の方は柵が設けられていた。



ドーム型の雄穴玄室天井。



雄穴の構造を示した説明図。



雌穴石室入り口(南側左手)。雄穴より、若干、小さくなっている。ここからも刀装具を持つ太刀などが発見された。



雌穴玄室内部。



雌穴玄室には、棺台が造られている。



雌穴玄室天井。雄穴玄室同様、こちらもドーム型になっている。



雌穴の構造を記した説明図。



当時の調査復元を示した案内図。



蝦夷穴歴史センター。駐車場から、古墳までは150メートルほど。中には、発見された遺物や、能登島の遺跡を説明した展示がされている。また、蝦夷穴古墳の調査復元の際のパネル展示や、調査報告書も読むことが可能である。



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2 コメント

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Unknown (cult666)
2010-09-10 22:29:18
いつの間にこんなブログを!
送ってもらった写真だけではイマイチ分からない部分もありましたが、解説読んで、どれがどのトレンチなのか分かってスッキリしました(杉谷6)。

ムー系というか、竹内教団系超古代ネタもここでやるんですか?

とりあえず古墳Blogの方からリンクはっときます。
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Unknown (わかさん)
2010-09-11 20:40:19
一時期、本館の一部をブログに移行しようとして、断念していたのですが、色々、写真も貯まってきたこともあり、復活させました。

ムー系ネタもやります。むろん。

こちらからもリンクしておきます。
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