goo blog サービス終了のお知らせ 

LAZY HEAD

自分、ホジナシですから・・・

天外天別館

2010年02月27日 | Weblog
今日はこちらの二階堂伝兵衛さんの発案で、千駄木の「天外天 別館」にて昼食会。
スギヤマさんwashiさんがご参加。

「昼酒は回るんですよねー」
などと言いながら、ビールを飲んだり紹興酒を飲んだり。
ランチセットと、一皿料理を数品頼んで、しかし食事よりも久しぶりの邂逅に山と積もった話の方が先になります。
皆さん、食べる方で口を動かしましょうよ。ほら、次の料理が渋滞してますよ。

さすがに四川料理だけあって、多少は抑えられているのでしょうが、麻婆丼や坦々麺の辛いこと!
ツレは辛いものが好きなので平気で食べていますが、私は苦手ではない(と思っている)ものの、「辛がり」とでも言いましょうか、痛覚が敏感なのですね(笑)。
そのうち、胃袋の小さいツレが食べ切れなかった坦々麺を寄越してきたりして、結構Sなようです。

楽しい時間を過ごし、いい心持ちで酔って、店の前で解散。
次にお会いできるのは、いつの日になりますやら。

この席を設けてくださった二階堂さんと、楽しいお話を聞かせていただいたスギヤマさん、washiさん、そしてそれぞれの奥方様に、改めて感謝申し上げます。

<おまけ> 少々酔ったイキオイで、近くの上野動物園に入り、念願のモノレールに乗車。 今まで乗ったことがない、と言うか、上野動物園には入ったことすらないのでしたが、これで東京都交通局の上野懸垂線、営業キロ0.3キロを完乗(笑)。
…なんて、いい歳をしての乗りつぶしごっこなど児戯にも等しいのですが、それに付き合ってくれるツレさんにも感謝ですな。

新井家住宅

2010年02月21日 | Weblog
宝登山を降り、参道を駅へ向かう途中で、「長瀞町郷土資料館」があることに気がつきました。「重要文化財 旧新井家住宅」と大きく書かれた看板が目立ちます。
せっかく来たのに蝋梅も見ず、このまま手ぶらで帰るのももったいないので(貧乏性)、ちょっと立ち寄ってみることにしました。

入館料200円也を支払って中へ入ると、秩父長瀞地方の昔の生活具が展示されています。養蚕農家としての実体験が皆無な私の目には、それがどれほどの価値を持つものかは、正直よくわかりませんでしたが…歴史とは人物のみにあらず、それらもまた歴史の生きた証人であったわけです。そう考えると、物言わぬこれらの物たちが、妙にいとおしく感じられてきます。

庭へ出ると、古い農家が建っています。これが「旧新井家住宅」のようです。
中に入って見学しようとしていると、後ろからおじさんに呼び止められました。
聞けばボランティアでこの旧新井家住宅の解説をなさっているとのこと。
「もしよければご説明しましょうか」
というお申し出をありがたく受け、他の見学客と一緒に聞いて回りました。
詳細は省きますが、名主を勤めたというほどの家だけあって、大変立派なものでした。そういう生活様式を失った現代の目からすれば、昔の生活は興味深く面白いものです。これで200円は非常におトク、見ないと損だと言えましょう。

「来てよかったね」
「うん」
蝋梅をあきらめて得るところなく帰るはずだったしょんぼり旅行が、おかげで最後はピシッとしまったような、そんな充足感を得て家路につくことができたのは幸いでした。

宝登山神社

2010年02月21日 | Weblog
時刻はまだお昼少し前、このまま家に帰るのももったいない気がして、もう少しどこか回ってみよう、ということになりました。

ちょうど宝登山で蝋梅が見頃だというので、長瀞へ行ってみることに。

駅から宝登山神社までの長い参道を登っていきます。
道すがら「昨日TVで宝登山の蝋梅を紹介していたから、今日は人出が多いのよねー」というような会話が聞こえてきたりして。

しまった、昨夜は2時間にも及ぶ夕食の間はTVなんか見もしなかったから、そうと知っていれば、わざわざこんな時に来ようなどとは思わなかったのに。

まあ、実は私は宝登山神社には来たことがなかった…と言いますか、長瀞という土地はいつも通過するだけで降り立ったことはなかったので、ちょうど良い機会ではありましたが。

大勢の参拝客にまじって神社でお参りをします。なかなか絢爛な拝殿です。日本武尊にまで遡るほどの由緒を誇る神社ですから、長い間大事にされ続けてきたのですね。

神社から急坂をあえぎあえぎ登ってロープウェイの乗り場へ向かうと、そこには長蛇の列。
「どうしよ、どうしよ!?」
「???」
「いや、蝋梅だけに、狼狽してみせたんだけど…」
「・・・」
「その冷ややかな目線やめて」
係員に尋ねると「(ロープウェイに乗るには)30~40分待ちです」とのことでしたが、帰りも当然同じ程度の時間は待つことになるわけで、それは費やすにはあまりにも惜しい時間でした。
「やめようか」
「やめよう」
目の前に立ちはだかる壁があるとあっさり引き下がるのが、私たちのスタンスです(笑)。

幅の広い道路を下ると駐車場に出てしまいましたが、その一隅にある茶店で休憩。「上州名物 焼きまんじゅう」の文字が目に入ったので、躊躇なく注文します。
「どうして秩父なのに『上州名物』があるの?」
「近いからでしょ」
細かいリクツはどうでもいいくらい、私はこの焼きまんじゅうが好きで、見かけると必ず食べています。何の贅を凝らすわけでもなく、この上なくシンプルで、それでいて美味しい。群馬の粉食文化はなかなか侮れないのです。
宝登山には次はいつ来るかわかりませんが、焼きまんじゅうは残っていてほしいと思います。

おやくそく

2010年02月21日 | Weblog
神社へお参りをしたら、狛犬を撮っておかないわけにはまいりません。
というわけで、聖神社の狛犬さんたち。

  招魂社系ですね。

光の加減とケータイのカメラが使いこなせず、相変わらずのヘタクソな写真になってしまいました。

まあ、埼玉県内の狛犬については、「狛犬探訪-埼玉の阿・吽たち」という名著があります。いわばアウェーですので(笑)、私ごとき者が特に申し上げることはありません。

聖神社

2010年02月21日 | Weblog
露天風呂には夜中に入浴。
後ろは洗い場、左右は壁で、単に外に面しているというだけの露天風呂ですから眺望はありませんが、さすが秩父、東京よりも星がきれいに見えます。
オリオンに踏みつけられている「うさぎ座」なんか見たのは何年ぶりでしょうか。

それにしても寒かった…温泉とはいえ、夜中にハダカで外に出るものではありませんな。

朝食後はチェックアウトまでまた露天風呂。
朝風呂なんてしたことがありませんから、とても贅沢な気分です。
いつか身上を潰すんじゃないかと。

「ゆの宿 和どう」、とても良い宿でした。
また泊まってみたいですね。そうおいそれとは来れない価格でしたが(笑)。

国道140号線に出て、ゆるゆると散歩がてら、聖神社へ行ってみることにしました。
聖神社は日本で初めて自然銅が産出されたことを記念して建てられたのが始まりとのことで、境内には巨大な和同開珎のモニュメントが置いてあります。

 
木製ぢゃねーか、などとツッコんではいけません。

鳥居の前の案内板を見てみると、スポンサーは昨日泊まった「ゆの宿 和どう」でした。観光資源として大切にされているのでしょう。

拝殿にはお守りや各種グッズが並べられていますが、誰もいません。無人販売です。
社務所もあるみたいですから、そこで売ればいいのに…
「正直の頭に神宿る」ということでしょうか。

神社の近くには「和銅採掘露天掘跡」という所があるそうなので、ついでに行ってみることにしました。

が。

坂道を数十メートル進んだ所で2人ともダウン。ヘタレ過ぎます(笑)。

「まあ、行ってもしょうがないんじゃない?」
などとイソップの狐のようなことを言って、そそくさと坂道を下るのでした。

ゆの宿 和どう

2010年02月20日 | Weblog
幸い、親切なおじさんが止まってくれたおかげで、道路を渡ることができた私たち。
今夜は「ゆの宿 和どう」という温泉宿に泊まります。

…よく考えたら、ちゃんと送迎バスがあるので、何もわざわざ歩いてくる必要などなかったのですが。
でも、徒歩10分程度の距離なら、バスに乗ってしまっては面白くないですよね。

案内を乞うて通された部屋は、6畳間が2つ。テラスの脇には露天風呂がついていて、それだけでも根が貧乏人ですから、なんとも豪勢に見えます。
荒川の支流、横瀬川に面したテラスに出て、早速一服…と、隣からキャッキャとはしゃぐ声が聞こえてきました。どうやら隣室の2人連れが露天風呂を楽しんでいるようです。
…煙が流れたのか、人の気配に気づいたのか、急に声をひそめなくていいですから。こっちが何か悪いことをしているような気になるではありませんか(笑)。
ちなみにお隣の2人、不思議なことに私がいつテラスに出ても、いつも風呂に入っている音がするのですよ。元はとってますね、確実に。

大浴場で一風呂浴びて、夕飯は部屋食。
懐石風の趣向を凝らした料理が、これもまた豪勢で。
手が込んでいるだけあって、大変美味しくいただけました。
しかし、部屋食もいいのですが、いちいち運ばなければならない仲居さんが可哀想な気もします。ちまちまと食べるのが性に合っていないというのもありますが。

気がついたら2時間経過。

忙しい現代人の端くれとしては、1食に1日の1/12も費やすのはどうかとも思いますが…まあ、こういうのもたまには良いのですが、せっかく日常から離れたのですから、時間も延びてくれないものか、1日が36時間とか48時間になってくれたら羽の伸ばし甲斐もあるのにな、などと考えてしまいました。
やっぱり根は貧乏性のようです(笑)。

黒谷

2010年02月20日 | Weblog
秩父鉄道秩父駅から電車に揺られること数分。和銅黒谷駅で下車。
構内踏切のある駅というのも久しぶりです。

駅舎は古びていて、一瞬昔のままなのかと思いかけましたが、上記リンクにもある通り、わざわざレトロ調に改装したもののようです。
その割には、出入り口の引き戸がかたく、開け閉めの際にはガタピシ言ったりとなかなか芸が細かいようですが。

駅の前は国道140号線。かつてはクルマで、あるいはバイクでさんざん走った道ですが、このあたりを歩くのは初めてです。



正面に見える山はどこでしょうか…

地図で調べると、どうやら方角的には武甲山のようです。
こうして遠くから眺めると威風堂々とした山容ですが、それゆえに近くで見たときの痛々しさには胸が締めつけられます。
セメントは必要なものとはいえ、何とかならないものでしょうか。



それはそうと。
自分もかつてはクルマやバイクで飛ばしたことのある道で、その時は気にも留めていなかったのですが、いざこうして歩行者の立場になってみると、何ですかね、ここの交通量の多さたるや。呆れるほど自動車が行き交っています。
しかも結構なスピードで走ってきますから、無防備な歩行者としてはかなり怖いですね。
しかたなく、ガードレールのある反対側の歩道へ渡ったのですが…宿の前には横断歩道はあるものの、信号などないので、いつまでたっても宿の方へ渡れません。
辛抱強くクルマの流れが切れるのを待つしかないのですが、前述の通り交通量が多いので、これがなかなか切れません。まあ、私も身に覚えのあることですので(笑)、ドライバーを責めるつもりはありませんが、間抜けヅラで道路脇に突っ立っているというのも、なんだか悔しいものです(再笑)。

17番定林寺

2010年02月20日 | Weblog
西光寺近くの「わへいそば」で遅めのお昼を食べ、次は17番へ向かいます。

15番はどうしたのか、って?
いえ、16番から17番へ矢印が出ていたものですから、つい。

ここで困ったことになりました。
2人とも小銭を使い果たしてしまっていたのです。
「これじゃお賽銭がないなあ」
「んー、どうしよう?」
「まあ、歩いていれば道々自動販売機でも見つかるさ」
「そうね、そこでくずせばいいわね」

数分後。

「…ないね」
「…ないわね」

さらに数分後。

「なんで秩父って自販機がないの?」
「あたしに聞かれても」

というわけでたどり着いた17番、実正山定林寺。
 

申し訳ありません。お賽銭が上げられませんでした(汗)。
参道から出てきた所に自販機がありましたが、時すでに遅し。

「さて、こっちへ行くと18番と書いてありますが、行ってみますかな?」
「・・・」
「冗談です。この調子で回っていては際限がありませんし、そろそろ宿へ向かってもよい頃です」
他のお寺へは後日の参詣を期して、今日のところは切り上げることに。

一度しっかり全部回ってみたいものです。



16番西光寺

2010年02月20日 | Weblog
14番の次は、15番を飛ばして16番へ。
持参のガイドブックでは番号順に巡るコースになっていましたが、15番は線路の反対側になるので、一番最後でもいいか、ということにしたのでした。

  

一見、普通のお寺さんに見えますが…
本堂の脇に回廊があって、ここには四国八十八ヵ所の全ての仏様が祀られています。つまりこの回廊を通れば、四国霊場八十八ヵ所を巡礼したのと同じご利益が得られるのだとか。
「それじゃあ、この回廊を反対に回れば"逆打ち"がお手軽にできる、ということですか?」
「さあ…?」
ちなみに、出口にはご丁寧にも「こちらからも入れます」との案内があるので、お大師様と出会うこともそれほど苦ではなさそうです。

「嘘も方便」とは、よく言ったものです。
古の知恵ですね。

この回廊を一巡りして出てきて、「いつかは本物の四国八十八ヵ所巡礼をしてみたい」と思いましたが。

…はっ、もしやそういう心を植えつけるのが狙いなのでしょうか!?

14番今宮坊

2010年02月20日 | Weblog
慈眼寺からいきなり道に迷い(笑)、右往左往しながらも、とりあえず今宮神社へ。
バイクで来るのと徒歩とでは、感覚がまるで違うんですってば。

今宮神社は、生命の息吹く春から秋にかけては大変に美しい所なのですが、今は冬。閑散としています。

春になるとサクラがなかなかきれいですが、ご神木…ケヤキの巨木が青々とした葉をつけてそびえ立つ姿がまた壮観です。
…なんで見られない季節に来ちまったかな。

ちなみに、こちらの宮司さんは大変に立派な方で、真剣に日本の将来を憂いておられ、少しでも良くしようと日々努力をなさっています。頭が下がる思いです。
真に国を思う人は、政治家になんかならないものです。

神社から道標に従って「14番 長岳山 今宮坊」に向かいます。

また君か。

今日は日差しに恵まれ、暖かい日になりました。
「冬の秩父」に備えて少々厚着をしてきたのですが、ここまで歩いてきただけでも少し汗ばむほど。
これも観音様のご加護でしょうか。

「ねえねえ、聖徳太子(の像)がいるわよ」
「札ならもっとありがたいのにねえ」
「・・・」

罰当たりですみませんすみません。