その夜はバーベキューに花火と、場所柄いささか季節外れな感がしなくもないイベントで更けていきました。
人はなぜ引っ越すとバーベキューをやりたがるのか。
近頃の新築住宅ときたら、分譲住宅なんか特にそうなのですけれども、隣の家との距離がまったくないくらいキツキツに建てられている所が多いようです。
そんな猫の額ほどの狭い所に無理矢理しつらえられた、箱庭みたいなものとはいえ一応「庭」があったりなんかすると、引っ越しを手伝ってくれた皆さんと「お疲れさまー」とバーベキューパーチーを開いてみたりして。
そして隣近所と口論になったりして。
マンションなんか言語道断ですな。
その点、ここ山の中では隣家とはかなり離れていますので、火は焚き放題煙出し放題、夜でもおしゃべりし放題で、都会の中ではあまり味わえなさそうな楽しい時間を過ごすことができました。
食事が済むと、子供たちは待ちかねたように花火へ突進します。
今日のメンバーは、Mちゃん(11歳・♀)、Yくん(11歳・♂)、Dくん(10歳・♂)の3人。
小学生男子なんてのはいつの時代もバカなので(経験談)ほっておくとしまして、妻の話によれば、Mちゃんはさすがにこの年代の女子らしく、男子2人が子供(ガキ)に見えてしまうくらいに大人びてきたとのこと。
「最近では『三国志』を読んでいるらしいわよ」
「へえ。俺なんか初めて読んだのは、少なくとも中学生以降だったのに」
若い頃はいささかおきゃんな娘かと思っていたのに、歳とともに文学少女へ変貌を遂げようとしているのでしょうか。
・・・花火を両手に持って振り回している姿は、年相応の子供に見えますがなあ。
「ねえ、この花火よくなくない?」
と、はしゃぐ声が聞こえてきます。
あれ?
「これよくなくない?」
文学少女かと思ったら、ギャル入っているようです。
「よくなくなくなくなくなくない?」
待て君の歳でそれ知ってるのはおかしいぞ。
ああ、そうだ。
スチャダラパーと言えば、まだ君が生まれる前のことだけど、ひばりが丘パルコが開業した時の宣伝に起用されていたのだよ。
ブレイク前のともさかりえ(当時13歳だか14歳だか)と一緒に。
人はなぜ引っ越すとバーベキューをやりたがるのか。
近頃の新築住宅ときたら、分譲住宅なんか特にそうなのですけれども、隣の家との距離がまったくないくらいキツキツに建てられている所が多いようです。
そんな猫の額ほどの狭い所に無理矢理しつらえられた、箱庭みたいなものとはいえ一応「庭」があったりなんかすると、引っ越しを手伝ってくれた皆さんと「お疲れさまー」とバーベキューパーチーを開いてみたりして。
そして隣近所と口論になったりして。
マンションなんか言語道断ですな。
その点、ここ山の中では隣家とはかなり離れていますので、火は焚き放題煙出し放題、夜でもおしゃべりし放題で、都会の中ではあまり味わえなさそうな楽しい時間を過ごすことができました。
食事が済むと、子供たちは待ちかねたように花火へ突進します。
今日のメンバーは、Mちゃん(11歳・♀)、Yくん(11歳・♂)、Dくん(10歳・♂)の3人。
小学生男子なんてのはいつの時代もバカなので(経験談)ほっておくとしまして、妻の話によれば、Mちゃんはさすがにこの年代の女子らしく、男子2人が子供(ガキ)に見えてしまうくらいに大人びてきたとのこと。
「最近では『三国志』を読んでいるらしいわよ」
「へえ。俺なんか初めて読んだのは、少なくとも中学生以降だったのに」
若い頃はいささかおきゃんな娘かと思っていたのに、歳とともに文学少女へ変貌を遂げようとしているのでしょうか。
・・・花火を両手に持って振り回している姿は、年相応の子供に見えますがなあ。
「ねえ、この花火よくなくない?」
と、はしゃぐ声が聞こえてきます。
あれ?
「これよくなくない?」
文学少女かと思ったら、ギャル入っているようです。
「よくなくなくなくなくなくない?」
待て君の歳でそれ知ってるのはおかしいぞ。
ああ、そうだ。
スチャダラパーと言えば、まだ君が生まれる前のことだけど、ひばりが丘パルコが開業した時の宣伝に起用されていたのだよ。
ブレイク前のともさかりえ(当時13歳だか14歳だか)と一緒に。