乾坤

Win書道による書と雑感を書いています。書と雑感を併せて一つの作品となればと思います。

2005-07-02 05:52:23 | 
傷を気遣って、妻は早めに上京してくれた。少し溜めてしまった食器を洗ってくれたりしている。小さな傷とは言え、不自由な事この上ない。利き腕であることを思い知った。

勝手に「空」を理解してみる。私は、今のところ無になることはなさそうであるが、空なことはあるように思う。それは、きっと正確な分析ではなく、自分自身の勝手な感覚に過ぎない。が、そう思う。

無心になることに夢中になっていた頃もあった様に思う。しかし、叶わぬ夢をいつの日か諦めたようだ。集中力。それが、無心という状況に一番近いと感じる様に、今の私は変化している。

無も空もその一字が、色々な物を含んでいるようだ。一文字だけで思想を表すようで恐ろしくさえある。そんな深さを表現することは出来ず、頭でっかちな書となった。