乾坤

Win書道による書と雑感を書いています。書と雑感を併せて一つの作品となればと思います。

2005-09-30 06:29:44 | 
「夏草や兵どもが夢の跡」という芭蕉の句を思い出す。この草は、真夏のものなのだろうか、それとも夏の名残のものなのであろうか。私には名残のものの様な気がした。秋の哀しさの様なものを感じてのことかも知れない。

今朝は快晴。窓を開け放ち、ドアを開けると、一陣の風が過ぎていった。

空の青さは徐々に、その色を増して行くようだ。

桃李

2005-09-29 06:54:26 | 
葡萄が一箱届いた。先週の事である。妻に沢山持っていてもらったのだが、未だに一房半が残っている。私は葡萄が好きではない。美味しいと思うのだが一粒で充分なのだ。甘い豪華な味が好きになれないようだ。

いつの間にか寒さを感じるようになってきた。今になって夏にしたかったことが浮かんでくる。もっと、もっと、汗をかけば良かった。そんな風に思う。

お弁当のおかず何にしよう。などと考えているうちに、炊飯器にスイッチを入れる時間となった。

2005-09-28 06:40:57 | 
夕方、開けっ放しのドアを閉めに行くと、虫の音が聞こえた。気付かずに過ごしていたのだった。今の部屋は機密性が高く、窓を閉めると大きな音しか聞こえてこない。また、隙間風など入るはずもない。この事は、今の私に、とってはあまり有難くない。外出している間に空気の入れ替えが行われないからである。

停滞している空気は私を不快にするようだ。それは空気だけではなく、停滞するもの全てに感じるのかもしれない。

虫。下の方が大きすぎた様な気がする。あまりに安定した構図は、私の好みではないようだ。

2005-09-27 07:02:11 | 
文章を書き終え、アップロードする時に回線がダウンした。今まで書いた事が水泡と帰した。アップロードの瞬間、たまにダウンするんだと思い、コピーを取って置くべきか迷ったから、口惜しい。

すぐに回復したものの、同じ文章を打ち直す気にもならない。既にある文章を打ち直すと言う作業が退屈なものにしか感じられないのだ。これが制限の無い文章だからよいものの、プログラムであれば同じものを再度打ち込むしかない。

最近は確かにフリーズしなくなった。否、少なくなった。そのためか、打ち込んだものが失われるショックは大きくなった。

溜め息をつきながら、しておけば良かった・・・。そう思うのだった。

2005-09-26 08:43:55 | 
何度目の無だろうか。困った時の「無」頼みといった感がある。無には意味的な面白さと造形的な面白さの両方があるからかも知れない。

今日から週日は禁酒。秋の夜長をどう過ごそうか。アルコールの力を借りずに寝付けるのだろうか。詰らない事ではあるが不安の種は尽きない。情けないかな、ノンアルコールビールを買い込んだ。

台風も去り、空は透明な蒼だ。

蓮2

2005-09-24 06:48:22 | 
雨。雨。雨・・・。

今日は授業の日なのに雨。空も薄暗く心も踊らない。休講を期待してサイトを確認するが、サイトからのレスポンスもない。サーバダウンのようだ。週一日の学生なのに後ろ向きだ。

昨日、妻が帰ってくるまでの時間で、一昨日の飛行機に続き、室内機を作る。部屋で試験飛行するが、さすがに少し狭すぎる。体育館付きの家でもなければ、思うようには遊べない。だが、あっという間に彼女の到着までの時間が過ぎて行った。

夜、試験飛行が可能な場所を思いつく。マンションのロビーである。以前から、やたらに広いと感じていたのだが、すっかり忘れていた。灯台下暗しとは、この事である。天井までの高さは低いものの広さは充分であった。

ゴムを軽く巻いて様子を見る。旋回半径は良さそうだ。もう少し巻いてみる。今度は少し巻きすぎ、すぐに天井にぶつかってしまう。巻き数を調整して、床ぎりぎりから発進。不満足ながらも十五秒程の飛行が出来た。

「サーバが見つかりません。」やはりサーバダウンの様子。諦めて授業の準備をしよう。

2005-09-23 06:02:06 | 
蓮と言うとモネの絵を思い出す。だが、蓮の実物を見ると絵とは別のもののように思う。では絵の蓮は蓮ではないのかと言うと立派に蓮なのだ。屁理屈は抜きにして、モネの蓮には、何度見ても心惹かれる。

昨晩は本当に久しぶりに模型飛行機を作る。骨組みだけ完成させ、これから紙を張る。妻が帰ってきたら一緒に飛ばしに行く。大人一人で、ゴム動力の飛行機を飛ばすのは何だか気恥ずかしいからだ。

窓の外を確認する。風も無く少し明かりも射してきた。山ではなく公園へ行こう、の様だ。

2005-09-22 06:30:14 | 
最近していないと思うことが沢山ある。

山登り。読書。散歩。バーベキュウ。野球。模型飛行機。プラモデル。ラジコン。

熱が入っている時は、のめり込む様にするのに、一度熱が去れば、何もしなくなる。そして、またある日と突然、熱が入ると・・・。
以前の本を探し、以前のツールを探すのだが、見つからない。

秋。山に行こう。秋を感じに山へ行こう。

本もツールも必要の無い、山へと思うのだった。

2005-09-21 06:03:35 | 
梨が大好物なのだが最近食べていない。皮を剥くのが面倒だからだ。かわりにグレープフルーツを食べる。半分にするだけだからだ。

セキュリティの強化の為か業務の効率化のためか、見れるサイトを制限したり、私用のメールを禁じている企業は少なくないようだ。私にするればナンセンスでしかないが、こういう管理を好む人は少なくない。マネージメントと言うことを理解していないのだと思う。

昨日の厭な打ち合わせが尾を引いているのか批判的なことばかりが頭に浮かぶ。

こんな日には、妻の笑顔が必要だ。だが、金曜まで、果てしなく遠いように思えた。その日には笑顔とともに梨を剥いてもらおう。

そんなこと考えているうちに、少しだけ気分が晴れていった。

2005-09-20 07:10:18 | 
週末はお祭があったため実家で過ごす。見舞いに行った新宿の街もお祭であった。甥っ子姪っ子と遊ぶ。楽しいが疲れる。もう子供の様な遊び方は出来ない。疲れることを意識し、明日の事を意識してしまう。

実家から帰り、茄子と茗荷の漬物を作る。休みの中に、普段の生活が楽になることをしておく。当然の事なのだろうけれど、何か小さな人間のように感じる。そんなことで人間の大きさなど決まるわけではないことは理解しているのだが・・・。面倒なことが嫌いだからかもしれない。

いつもと違う食事が続いた為か、胃が重い。お粥を炊いて夕飯にする。お粥を食べると少しホッとした。日常に戻った為かもしれない。私はお米から炊く熱々のお粥を戴くのが好きだ。