双葉 2005-04-29 07:52:46 | 書 書には、塗りつぶすという行為が殆んど無い。いままで、線を引くと言うことだけで表現することを考えていた。 何となく、葉の様なものを画いているうちに、塗ると言うことを思い出す。 今日から休み。窓を開けて、洗濯を干そう。
単純な生命 2005-04-28 20:49:02 | 書 昔、昔、シーモンキーという生物が売られていました。水の中に入れると、乾燥している卵が何十年かの眠りから覚めるように孵化するのです。 そんなイメージの定着です。
軽い重圧 2005-04-26 07:20:12 | 書 ゴールデンウイーク目前。仕事をするものの、心はここにあらずといった感がある。昨日今日と天気が悪いことが、少しは救いかもしれない。 土砂降りの雨でもいい。そんな事を思いながら、出社の準備を始めた。
愚者一得 2005-04-22 07:12:10 | 書 実家に父が彫った同じ句の刻字がある。文字は誰かの篆刻を拡大したものだ。練習の為に彫っていた。職業柄、父の彫ったものは安定している。 久しぶりに、文字を書く。上手く行かない。思っている概念が強すぎるのか、表現されたものと、表現したいものとのギャップが大きすぎる。
崩れる円相群 2005-04-21 09:15:38 | 書 今日も雨なのだろうか? 左巻き、右巻き、円、曲線、それらが、入り乱れてしまった。 今日は風が強いのだろうか? 心は、何を考えているのかさえ分らない間に、何かが出来ていた。
左巻 2005-04-20 07:49:51 | 書 渦巻きを書く時は普段は右回り。今回は反対の左回り。所謂、左巻。 小さな頃、旋毛が左巻だと、はやし立てられたような記憶がある。はたして、私の旋毛がどちら回りなのか今は頓着していない。 が、へそ曲がりである事は、明白なようだ。
反対方向からの線 2005-04-18 09:53:48 | 書 左から右、下から上に線を書いてみる。いつものように書けない。何か不安定なのだ。 コントロールできない。そんな中に、少し緊張感の様なものを感じた。
無題 2005-04-15 10:55:51 | 書 習慣ということを考えてみる。私の場合は、右から線を引く、或いは、上から下に線を引くことだ。コメントを頂くまで、このことに何の疑問も懐かないでいた。 書を始めたときから、そのように教わり、何も考えずに過ぎてきた。しかし、この事は大きなことを示唆しているように思われる。 書の基本は、右から左であり、上から下だ。これらの線は、字として成り立つ為の実際に必要な線である。左から右、下から上は、字としては本来必要の無い線であり、線と線を移動する間に、出来る線である。この必要ない線は、行書、草書で多く用いられる。 書の面白さは、実と虚の兼ね合いなのかもしれない。そんな事を考えながら、今度は反対からの線だけで試してみようと思うのであった。
雷神 2005-04-12 07:55:02 | 書 雨と風で桜の花は散り始めている。散った花は雪のように積もっている。その姿もまた美しい。 桜の花の美しさは、花の圧倒的な量に由来するように思う。桜に量感が無ければ、これほどまでには、人の心を捉えられないのではないだろか。 今日もまた雨の一日となる、とテレビは伝えていた。
四つの円 2005-04-09 08:06:52 | 書 また何か大切なことを忘れていたように思います。 線が息づいていること、生命感が必要なことを忘れていたのかもしれません。線が単に墨の塊ではだめなのです。私が今行っている作業には、このことが重要なのかもしれません。 私のやっている作業は、線の延長線に造形があるような気がしてきています。 いつもながら、何か大切なことをぽかりと忘れてしまうようです。