門前の黄色い花満開です
城山さんの随筆の1冊を読みました。(エッセー?)
厳密には随筆とエッセーは共通部分もありますが微妙に違うらしい。
小説は架空の物語ですが、随筆は書く人の為人が現れるように思います
名古屋出身ですから随所に私にも関わるところが出てきます
家業を継いだ弟さんを見舞いにいかれる場面があります。
その病院は第二日赤とか八事日赤と私たちは呼んでいます
我夫はこの病院で亡くなりましたが城山さんの弟さんは手術も成功
無事退院されました。
城山氏は企業小説家の草分、第一人者と言われています
亡夫、小説はあまり読まない人でしたが、企業小説の名に関心持って
数冊買ったようです。
夫人の死を悲しんでお書きになった「そうか、もう君はいないのか」だけは
私が買った記憶です。遺された小説はこれから読むつもりです。
随筆のほうは、文人仲間との交流等も描かれていて、さすがと思われる
言葉の数々、宝石のようなは大袈裟ですが豊かな表現は作家ならでは
と思いました。
表題の無所属の時間、可処分時間等々忙しい氏がいかに時間を
貴重なものと思っていたかがわかります
司馬遼太郎さんも出張の折には空白の時間を作っていたとか。
時間は誰にも平等にあるといわれています。
私はもっと時間を大切にしなければと思いました。