トルコから石灰棚を眺めながら生活する日記

ラム子のロカンタ(日本食食堂)、
ゴールデンレトリバーとカンガル犬との日常を綴っていました。

入院備忘録 その1

2019-02-23 18:08:27 | 日記
今日のパムッカレ

忘れないうちに備忘録を残しておくのだ。

昨年12月、日本からの帰国後、パムッカレ大学病院で手術入院した。
手術予定日前に感染症が発覚し、急遽、4日前倒しして、入院することになった。
一体、何回手術してんだか・・・。

4月に私立病院での婦人科系の手術の際の医療ミスで、
非常に稀な後遺症を負ってしまった。
命に危険が及ぶものではないので、冬になるのを待ってから
手術をすることに決めていた。

4月に行われた手術は本来大学病院で予定していたものの、
主治医への不信感から、急遽、私立病院へ変更したのだ。

ところが、私立病院での手術ミスで、後遺症を負い、
大学病院へと逆送という皮肉な結果となった。

トルコでは、至れり尽くせりの私立病院がもてはやされているようだけれど、
デニズリのような中規模都市では、所詮、大学病院ほどの
人材、施設を超える私立病院は無いのだと思う。
この辺の私立病院は、大学病院からヘッドハンティングをしているようだけど。

私立はいいとこ取りし、手に負えないと分かると
大学病院頼みだという印象。
私が私立病院の専用車で丁寧に送り届けられたときも
他の私立からの転院患者が数人いたから。

私立に決めた理由は、
私も1度くらいはセレブ気分を味わいたいものだという
浅はかな考えと、
大学病院では、5日から1週間の入院に対し、
私立では、3日で済むということだった。
そして、他の人からの推薦があったのだ。

ま、蓋を開けてみれば、5日間+再入院5日と
なってしまったわけだけど。

日本での私の症例では、損害賠償を勝ち取った人がいる。
中には、ショックで自殺した人もいる。

もちろん、トルコで、手術の承諾書にサインをしたわけだし、
裁判に訴えるというようなことはする気はない。

日本でも同じのようで、
みな、真実が知りたいのだ。
それを変に隠し立てしようとするから
ややこしくなる。

生死に関わることで無ければ、
大半の患者、家族は、どうしてこうなったか、隠さず話してくれれば
それで納得するのでは?

医師としてのプライドが許さないのか、
それとも、組織に属しているから、下手に謝罪出来ないのか?

2回目の再入院のときに、治療費、手術費は無料でベッド代だけ払ってもらうと
言われたときには、何か腑に落ちなかった。

その後、何も無かったら、隠し通そうとしていたのだ。
ところが、私に異変が起きたがために、
バレてしまったのだ。

主治医はミスだと意地でも認めはしなかったけれど、
後遺症に関しては知らんぷりせずに気にしてくれていたので、
今後、私のような患者を出さないように気を付けてもらえば
いいってことにして、自分なりに納得させた。

『あなたは、自分の子供が同じような目に遭っても、真実を知りたいとは
思わないのか?』と、問い詰めたこともあったわ。




身バレしているので、病名をはっきりと書けないことを
お許しください。
この後遺症で、苦しんでいる人は、日本でも少数だけれどいる。
ブログを読み漁って、参考にさせてもらっていました。
その恩返しも兼ねて、カテを変えて、記事をアップしようかな?